妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideヒサメ
休み時間に私はミキたちと一緒に話してた・・・
「A子ちゃん、B男くんに振られちゃったらしいよー。」
「あ、こくるって言ってたもんねー」
「あの二人あんなに仲良かったのに・・・」
私がそういうと・・・
「だからじゃないの?」
カンナちゃんが言ってきた。
「そうそう。仲が良すぎてもう恋愛対象として見れないって言われて振られたらしいよ。」
「仲が良すぎる人って恋愛対象にならないって男多いよなー。」
ミキとノリコが言った・・・私とカゲもそうなるのかな・・・?
「くだらないですね。恋愛なんて仲を深めてなんぼじゃないですか。」
(いや、兄妹っぽく見えてるからね・・・シディとフィーアちゃん・・・・)
私たちは言葉をぐっと飲みこんでこの会話を終えたけど・・・
「イメチェン・・・やってみようかな・・・」
「・・・」
sideカゲチヨ
ヒサにカレコレ屋の買い出しで呼び出されて今血液を飲みながら待ってんだけど・・・
なんか買うもんあったか・・・?
「カゲ!お待たせ!」
「おう、俺も来た・・・うおっ!」
俺はうっかり血液を落としてしまった!何故なら・・・
「驚きすぎでしょ~!」
露出が多くてギャルっぽい服装をしたヒサがそこにいたからだ・・・
「っていうか髪伸びた?」
「これエクステだから。」
あぁ~!あれね!(ホントは知らない・・・)
「ちょっといつもと違う感じにしたんだけど、どうかな?」
そ、それは・・・
「いいんじゃね?じゃあ買い出し行こうぜ。」
「むっ・・・」
sideカンナ
「あ~!もう何やってるの!そこは照れくさそうにしても良いところでしょ!」
ただでさえヒサメちゃんも鈍感なんだから!
「結局俺たちはまた後をつけてるんだな・・・」
「ゼクス君ごめんね!あとでアイス奢るよ。」
「別に構わないが・・・お前も服装清楚系にしてるんだな・・・」
そうだよ~!灰色のロングスカートと黒のシャツで地味目にして見たんだ!
「いつもと違ってていいと思うぞ。」
「ありがと!じゃ!尾行にレッツゴー!」
そうしてアーシたちはヒサメちゃんたちを追いかけた!
「やっぱり露出増やしてるからヒサメちゃん照れてるね・・・」
「まぁ、普段とかけ離れてるからな・・・」
「新しい服・・・どうかな?」
ヒサメちゃんが質問する。さあ・・・回答は?
「・・・今日この後海行くのか?」
「水着じゃないから!!」
鈍感丸出しだった・・・
「いや、カゲチヨの奴一瞬赤面してたような・・・」
「だとしても女子の服に向かってあの言葉はないでしょ!」
そうして二人はプリクラ店を見つけた。
「プリクラだって!行こうよ!」
「嫌だぞ!俺写真苦手だしプリクラで加工された自分の顔はもっと苦手だもん。」
「SNSではもってる自撮りの写真使うのに?」
「うっ・・・!」
「カゲチヨってナルシストなのかわからないときあるよね・・・」
「ネット弁慶なだけなんじゃないか・・・?」
カゲチヨのわからないこだわりをよそにアーシたちは店に入る。
「せっかくだしアーシたちも撮っていこう!」
「ああ・・・」
そうだ!
「今日は普通の距離で撮ろうか。」
「え?」
パシャッ!
「よし!清楚っぽいのが撮れた!どうかな?」
「・・・もっとくっつくかと思ってたぞ・・・」
「へ~・・・期待してたんだ。」
「いや・・・ちがっ・・・」
「さー!二人も終わったと思うし行ってみよう!」
「・・・・」
二人も出てきたけど積極的なヒサメちゃんは明らかに落ち込んでた・・・
「カゲチヨの奴ビビったな・・・」
「まぁ、ありそうだよね・・・」
これは仕方ない・・・
「そうだ、ゼクス君何か食べながら追いかけようか。何食べたい?」
「・・・じゃあブラックサ〇ダーで。」
「お手軽だね~!」
アーシたちは食べながら追跡したが・・・
「カゲチヨ・・・カップル受けのいいアイスをせっかくヒサメちゃんが誘導してるのに牛丼屋に行こうとするとか正気?」
「いつものヒサメなら正解じゃないのか?」
「無粋!」
「ぐはっ!すまん・・・」
こうしてアーシたちは二人の近くに来た。
そうしてカゲチヨはヒサメちゃんのアイスを貰ったのだが・・・
「お!口元についてるよ!あれをヒサメちゃんが舐めてとれば・・・」
「二人とも照れ屋だぞ?そんなうまくいくか・・・?」
「おっ!ヒサメちゃんが行ったよ!」
「何!?」
そうしてヒサメちゃんが舐めようとした瞬間だった!
「大丈夫だよ、自分でとるから。」
「いやそこは舐めてもらうとこでしょ!」
アーシは飛び出ていた!
「うわっ!」
ベシャ!
カゲチヨは転んでヒサメちゃんのアイスに顔から突っ込んだ!
「カンナちゃん!?」
「ヒサメちゃんがこんなに頑張ってるのに全部躱すとか鬼か!アンタは!このヘタレ鬼!」
「カンナ落ち着け!」
「ゼクス君もつけてたんだ・・・」
「それよりもこのアイス拭いてくれええええ!?」
sideゼクス
「いやー・・・カゲチヨがあんなに根性なしとは思わなかったよ・・・」
「最後はお前のせいで可哀そうな目にあってたしな・・・」
女子って怖いな・・・
「それより今日も付き合ってくれてありがと!」
「・・・またプリクラ行かないか?」
「え?」
「今度はくっついてる写真も撮りたいからな・・・」
「・・・・わかった。」
俺も勇気を出してみるか・・・
sideヒサメ
あー!もう、カンナちゃんに見られてたなんて・・・しかもから回ってたし・・・
「カゲに変な奴って思われたかな・・・」
そう思ってると・・・
「メッセージだ。」
カゲからLINEが来ていた。
「今日は買い出し楽しかった。サンキュ。アイスついた顔がまだ冷たいぜ・・・でも服も似合ってたと思ってるからな。俺に言われて嬉しいかどうか知らねーけど。」
・・・
「ありがと。」
そうつぶやいて私は明日の準備をするのでした!