妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋   作:ikkun

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今回はカンナ視点多めでいこうと思います。
黒い幻想さんの話も一部あります。


二人へのプレゼント

sideカンナ

今日アーシは服屋に来ていた。

 

「動かないマネキンに服着せるのって大変そうだよね~。」

 

アーシが呟くと

 

「最初は手間取りますけど慣れれば案外簡単ですよ。」

 

アーシと一緒に服を選んでくれた店員が教えてくれた。

 

「ごめんね!変なこと言って。」

 

「全然大丈夫ですよ。」

 

良かった!

 

「協力してくれてありがとう!カゲチヨとヒサメちゃんにプレゼントしたかったから助かったよ。」

 

「僕も妻がいるのでプレゼント選びの難しさはわかりますから。」

 

「あとはサイズだけなんだけど・・・アーシ二人の最近のサイズ知らないんだよね・・・」

 

ヤバい・・・一旦戻って測った方が良いかな?

 

「ではお友達との記憶をたどってこれくらいだったかな~と思い出してみるのはいかがでしょうか?」

 

ナイスアイデア!

 

「早速辿ってみよう!」

 

ーカレコレ屋の地下室ー

 

「全く・・・アーシの作品を壊すなんて何考えてるの?」

 

「もう許してよ!?それにあれはフィーアちゃんも・・・」

 

言い訳無用!

 

アーシは二人に鞭を打ち込む!

 

「「ぎゃああああ!」」

 

「カゲチヨ、反省した?もう壊さない?」

 

「はい・・・」

 

ー回想終了ー

 

「あの時の叩き心地は最高だったな・・・」

 

「お友達になにしてるんですか・・・」

 

「いや~あの時は頭に血が上ってて・・・」

 

「それ殺人犯と同じセリフですよ・・・」

 

でもこのアイデアは使えるかも・・・

 

「もう一度辿ってみよう。」

 

ー学校ー

 

「また中二病の薬飲ませてやる!」

 

「何でそんなにアーシの恥ずかしいところ見ようとするの!?」

 

「んなの酷い目に逢わされてるからだろ!」

 

ふざけんな!アーシはカゲチヨにジャーマンスープレックスをぶちかます!

 

「痛い痛い!頭砕ける!?」

 

「心臓無事なら大丈夫でしょ!」

 

回想終了

 

「はっ!カゲチヨの胴回りはこれくらいだったね。」

 

「そのお友達クズ過ぎませんか?まぁ、そのサイズのパーカー持ってきます。」

 

さて次はヒサメちゃんの腕のサイズだね。

 

ーカレコレ屋のリビングー

 

「今日は新メニューの激辛麻婆豆腐作ってみたから食べてみて!」

 

「う、うん・・・じゃあいただき・・・うっ!目に染みる!」

 

ちょ・・・はねたのが目にかかって・・・

 

「ぎゃあああ!目に染みる!」

 

「カンナちゃん!?」

 

「早く拭いてええええ!」

 

「分かった!」

 

ヒサメちゃんがタオルを持ってきたみたいで・・・

 

「カンナちゃん!これで拭いて!」

 

うぅ~前が見えない・・・

 

「ちょっと!腕掴んだら拭けないよ!?」

 

ー回想終了ー

 

「腕のサイズはこのくらいだね。」

 

「完全に自滅してましたね・・・」

 

あはは・・・お恥ずかしい・・・

 

「っていうかお友達辛いの得意なんですか?」

 

「普通じゃないかな?」

 

「それで食べされるなら自業自得ですね・・・」

 

さーて!あとは靴のサイズと胴回りと靴のサイズだけだし思い出していこう!

 

ーカレコレ屋・食事中ー

 

「ちょっと!カーペットにカレーうどんの汁こぼさないでくださいよ!」

 

フィーアちゃんうるさいなぁ・・・

 

「カレーうどんなんて飛び跳ねる食べ物なんだからいちいち目くじら立てないでよ・・・」

 

「はぁ!?それを掃除するのいつも私なんですけど!?」

 

「二人とも落ち着いてくれ!」

 

シディ、何言ってるの?

 

「アーシはいつでもクールだよ?フィーアちゃんが熱くなってるだけだよ。」

 

「言いましたね・・・・!今日という今日はそのヘラヘラした態度を矯正します!加速する領域でね!」

 

「カンナちゃんもフィーアちゃんももうやめてー!」

 

「血の雨になってさらに汚くなるな・・・」

 

「きゃはは!いいぞ!やれやれー!」

 

カゲチヨとヒサメちゃんボティスが叫びながら喧嘩は始まった・・・

 

ー回想終了ー

 

「あ、これじゃなかった。」

 

「壮絶な喧嘩の割に理由がしょぼい!?」

 

あれはフィーアちゃんが目くじらててるからだよ・・・

 

「カレーのしみくらいフィーアちゃんなら簡単に落とせるのに何怒ってるんだか。」

 

「でも結構手間ですし、それを知って欲しかったのでは?」

 

そうなのかなぁ・・・

 

「あの態度はアーシのこと気に食わない感じの顔だったけど・・・とりあえず、思い出さないと・・・」

 

ー公園ー

 

「うう・・・またカゲチヨが幼児化するなんて・・・」

 

「カンナちゃん・・・本当に苦手だね・・・自分が幼児化した時は平気なのに。」

 

だって世話するとあの時の悪夢がよみがえるんだもん・・・

 

「・・・なんかカンナちゃんにこうやって抱き着かれるのは新鮮だな・・・」

 

「?、ヒサメちゃん何か言った?」

 

「ううん、何でも。」

 

「ヒサ―!カンナー!遊ぼうぜ!」

 

「ぎゃあああ!?」

 

「カンナちゃーん!?」

 

ー回想終了ー

 

「・・・ヒサメちゃんの胴回りはこのくらいだったな・・・」

 

「悲しい思い出し方ですね。」

 

あの時の悪夢は記憶に封印したいよ・・・

 

「あとは二人の靴のサイズだから順調に思い出していこう。」

 

ーシディとフィーアがいないとき、カレコレ屋にてー

 

「カンナちゃん、この間のことフィーアちゃんに謝ったの?」

 

「えー、フィーアちゃんが言うならアーシも言うよ。」

 

「お前らが喧嘩してると部屋が散らかって本末転倒なんだよ。さっさと謝れよ。」

 

アーシたちのことなんだから二人は関係ないでしょ・・・

アーシが出ようとすると・・・

 

「カンナちゃん!」

 

ヒサメちゃんが腕を掴んでくる!

 

「離してよ!」

 

アーシは思いっきり振り払った!

ガンッ!

 

「・・・」

 

ヒサメちゃん?

 

「おい!ヒサ!やべぇ・・・机にぶつかって・・・とりあえず救急車と警察を・・・」

 

・・・

 

「おい!カンナも・・・がっ・・・」

 

アーシは心臓と脳を打ち抜いていた・・・

 

「二人とも騒ぎすぎだよ・・・」

 

アーシは足を掴んで二人を引きずって安全な部屋に入れた・・・

 

ー回想終了ー

 

「あー、二人の靴のサイズはこのくらいだ!やっと全部のサイズがわかったよ~!ありがとう!会計お願い!」

 

「は、はい。」

 

「そうだ!動かないマネキンに服着せるコツ教えて貰っていい?」

 

そうしてアーシたちは服を持ってカレコレ屋に来た。

 

「二人とも!プレゼント買ってきたよ!」

 

「ひっ!」

 

さーてまずは服から・・・

 

「大人しくしろ!」

 

「過失致死と死体遺棄の疑いで逮捕する!」

 

あー、ヨ―メイかオーナーに見つかったのかな・・・?

 

「二人とも・・・さよなら・・・」

 

side店員

 

「あー今日は怖いお客様が来て散々だったな・・・」

 

俺は動かない妻に語り掛ける。

 

「マネキンに服着せるのは慣れてるから安心して。」

 

sideフィーア

 

「・・・っていうのを依頼にあった幼稚園の演劇でやるのはどう?」

 

「「「「絶対だめ!」」」」

 

子供たち泣きますよ!?

 

「何で俺たちがやられる役なんだよ!」

 

「私の死因間抜けすぎない!?」

 

カゲチヨとヒサメちゃんの主張はもっともですし・・・

 

「私そんなことでガチ喧嘩しませんよ!」

 

風評被害も甚だしいです!

 

「キャラは大げさな方が受けるんだよ。」

 

「うぬ・・・だがこの内容は子供たちが泣いてしまうから駄目だな。」

 

「えー、残念・・・」

 

やっぱり怖いですね・・・

 

 

 

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