妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋   作:ikkun

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あ〇森の世界になるとどうなるのか?

sideカゲチヨ

俺たちは目が覚めると見た目が動物のようになっていた・・・

 

「お前ら何でそんな姿なんだよ!?」

 

「いや、カゲチヨも同じだぞ。」

 

シディに言われて気づく・・・そうだった。

 

「カゲチヨが猫みたいなみためでヒサメちゃんがシカ、シディが狼でアーシがリスでフィーアちゃんが鷹みたいな見た目になってるね。しかも身長二頭身だし。」

 

カンナの言う通り誰かのイメージによってこんな姿になってるんだろうな・・・

 

「前にブロック世界に入った時は悪魔の力で世界をゲームみたいにしてこうなったんですよね。」

 

フィーアの言う通りだとしても調査が必要だな・・・

 

「とりあえず最低限の生活、家や食べ物の準備から始めないとな。」

 

俺がそういうと・・・

 

「家をお探しパン?それなら僕がサポートするパン!」

 

なんか某企画で見たことあるパンダがそこにいた・・・

 

「わあ。可愛いパンダさん!」

 

「一応確認だけどアーシたち初対面だよね?」

 

ヒサは素直に可愛いと言ったがカンナは当然確認を取る。

 

「?当たり前パン。この島で皆さんが住む家を僕が建ててあげるパン!」

 

「それは助かるな!」

 

「なんか怪しいですけど、まぁ不動産屋は此処しかないみたいですしね。」

 

シディとフィーアも賛成したことで家を建てることになったのだが・・・

 

「家の代金はローンを組んで返済して欲しいパン。」

 

マジかよ・・・聞いてないぞ。

 

結局ルールということで俺たちはお金稼ぎを開始した・・・

途中で二匹の蝙蝠の住人が手を貸してくれた。

 

「ここでは虫や魚をお金と交換できるキョ!まずは虫取り網をあげるから虫を捕まえるといいキョ!」

 

まぁ現実でも観賞用とかで売ってるしこれもなんか現実的だな・・・

 

「慣れてきたら道具は自分で作るといいキィ!」

 

「DIYって奴ですか・・・テンションが上がってきましたね・・・」

 

流石シディに並ぶ野生児フィーア・・・

 

sideヒサメ

皆ローンを組んでるとパンダさんは言ってたからなのか皆虫を取るのに必死だった。

 

「おっ!ちょうちょじゃん!そりゃ!」

 

カゲが早速見つけて捕まえた!

 

「凄いなカゲチヨ!」

 

シディは褒めるけど・・・

 

「カゲってこういうの得意そうじゃないのにね。」

 

「子供時代とか虫取りよりゲームって感じだしね。」

 

「これで運動神経良くなったと勘違いしなければいいのですが・・・」

 

やっぱりここってゲームの世界なんだね・・・

 

「お前ら三人普通に褒めれないのか!?」

 

その後魚釣りのための釣り竿をシディとフィーアちゃんが作ってくれたおかげでお金と食事を一応確保できた。

 

「おいしい!」

 

「ファミレスとかにあるサンプルにある見た目だけど食えるな!」

 

私とカゲは料理に舌鼓を打つ。

 

「しかしこの世界ではレシピを覚えるのにもお金がかかるとはな・・・」

 

「はぁ・・・こんなんでローン返せるのかな・・・」

 

シディとカンナちゃんが不安な顔をする。

 

「まぁ、五人もいて稼ぐ方法は分かったんですからカゲチヨが怠けなければ大丈夫ですよ。」

 

フィーアちゃんがそういう。

 

「流石の俺もこの非常時には怠けねぇよ!」

 

カゲ、信用って大切だよね・・・

 

「一回目のローン返済に向けて頑張ろう!」

 

そうして私たちは分担してお金を稼ぎ・・・

 

「おら!もってけドロボー!」

 

「また来月もよろしくパン。」

 

カゲが一回めのローンを払って私たちは一息ついた・・・

すると

 

「初返済おめでとうキョ!」

 

あの親切な蝙蝠さんが来てくれた!

 

「二人のおかげで助かりました!」

 

「うむ、道具を使うコツも分かってきたしな!」

 

私とシディがお礼を言う。

 

「ん?何あれ。」

 

カンナちゃんが向けた視線の先には・・・

 

「お願いします!あと少し待ってください!」

 

「金を返せない奴はクズだパン!島流しの刑パン!」

 

「うわあああ!」

 

ローンの返済が間に合わなかった人を島流しにしていた・・・

 

「えぐいですね・・・」

 

フィーアちゃんの言う通りだよ・・・

 

「結局大切なのは金ってことだな・・・」

 

カゲがそう言ったときだった。

 

「あの!もしかして貴方たちもこのゲーム世界に連れてこられた人ですか?」

 

コアラの見た目の人が話しかけてきた。

 

「その聞き方・・・」

 

「ここではあれなので僕たちのアジトに来てください!」

 

私たちはその人のアジトの向かうことにした。

 

sideフィーア

その人に連れて行かれたところで私たちはここがゲームの世界であることの確証と沢山の人が連れてこられて俺たちと同じように動物の姿になっていることが分かりました。

 

「俺たちは元の世界に戻る為NPCじゃない人間を探してるんだ。」

 

「エヌピーシー…ナイスなパソコンか?」

 

シディさん・・・英語の頭文字はあってますけど違いますよ・・・

 

「ノンプレイヤーキャラの略、話しかけてもシステム的な回答しかできないゲームキャラのことだよ。」

 

カゲチヨが説明します。

 

「私たち以外にも人間がいるってことは・・・」

 

「黒幕がいる可能性が高いね・・・」

 

ヒサメちゃんとカンナちゃんも推測します。

 

「そういうことなら俺たちも協力しよう。」

 

「袖振り合うも他生の縁っていいますしね。」

 

シディさんと私、そして蝙蝠の住人も協力することにしました。

 

「島流しされる人もこれ以上出しちゃいけない!皆で力を合わせてこんな世界から脱出しよう!」

 

コアラの人の指示で私たちはこの世界に連れてこられた人の手伝いをしていきました。

 

「まぁ、カレコレ屋と同じようなものですね。」

 

「あぁ、けどローンを返しながらだからな。情報収集の時間も取ってあのコアラの人に報告しねぇと・・・」

 

私とカゲチヨがそんなことを話して数日後事態は動きました。

 

「あれ?皆来てないんですか?」

 

ヒサメちゃんの言う通りアジトにいたはずの仲間が消えていました。リーダーの人に話すと・・・

 

「実は数日前から姿が見えなくなったんだ。もしかしたら闇バイトに巻き込まれたのかも!」

 

「闇バイトですか?」

 

私が首を傾げると

 

「最近妙に暮らしぶりが派手になった連中がいるんだ。」

 

「そういえばアーシたちの近所も最近大きくなったんだよね・・・」

 

カンナちゃんの言う通りあれも闇バイトが関わっていたんですね・・・

 

「金が稼げるんで流行ってるんだ。参加した奴らは行方不明になることが多い。」

 

「それは気になるな。」

 

リーダーの情報にシディさんも怪しみます。

そうして私たちは聞き込みを開始したのですが・・・

 

「誰も話してくれませんね・・・」

 

「口止めされてるんだろうな。」

 

カゲチヨの言う通りこれも黒幕の仕業ですか・・・

 

「でもこれで胴元が黒幕ってことはわかったね。」

 

カンナちゃんの言う通りですね。そうして私たちが次の策を考えてるときでした。

 

「闇バイトについて教えましょうか・・・」

 

何とカバの住民が話してくれたのだ。

 

「僕は一人でこの世界に連れてこられたんですが・・・家族が心配でバイトのことを話そうと思ったんです・・・ローンも完済して生活は豪華ですけど・・・空しくなって・・・」

 

それで協力しようと・・・

 

「大事な人と離れ離れだと寂しいですよね。」

 

ヒサメちゃんも心に寄り添う。

 

「安心してくれ、必ず戻る方法を探そう。」

 

そうして夕方その人の家に来たのですが・・・

 

「いませんね・・・」

 

「留守かな?」

 

私とヒサメちゃんはそう言いますが・・・

 

「おい!あの靴!」

 

あの人の吐いていた靴をカゲチヨが見つけました。

 

「どうやら黒幕が近くにいたみたいだね・・・」

 

カンナちゃんの言う通り油断してましたね・・・

私たちはあたりを探しましたが見つからず蝙蝠のバットさんとコモリさんにも協力してもらうおうとしたのですが・・・

 

「お願いだ!闇バイトをさせてくれ!」

 

そういう声と共にいたのは・・・

 

「きぃ・・・」

 

「胴元は二人だったんっすね・・・」

 

バットさんとコモリさんでした・・・

 

sideカンナ

 

「全部正直に話すキぃ・・・」

 

二人は事情を話し始めた。

 

「それよりもここは・・・」

 

「島流しされた人たちが来るところキョ。」

 

そうだったんだ・・・

 

「バイト内容は私たちの遊び相手をすることキぃ。」

 

「え?それだけ?」

 

「じゃあ消えた人たちは・・・」

 

ヒサメちゃんとカゲチヨが聞く。

 

「力を使って現実世界に返したキぃ。」

 

なるほどね・・・

 

「私たちはもともと開発中止になったゲームのキャラだったけど有志の人たちがゲーム世界を現実にしようとしてたキョ。」

 

「その時に自我を持ったんだキョ。」

 

なるほど、バグ・・・みたいなものなのかな?

 

「私たちもう一度誰かと遊びたくて・・・それで能力で皆をゲーム世界につれてきたんだけどお別れが寂しくなって・・・それでずっといさせようとしたキョ・・・」

 

「それでも帰りたい人がいたから返したキぃ。」

 

「でも考えたら身勝手だったキョ・・・君たちもすぐに元の世界に返してあげるキョ。」

 

はぁ・・・そんな暗い顔されたら助けないわけにはいかないじゃん・・・

 

「カゲ、シディ・・・」

 

「すみませんけどあと一日残りませんか?」

 

ヒサメちゃんとフィーアちゃんも同じみたい・・・

 

「分かっているさ、ヒサメ。」

 

「あーったくお前たちならそういうと思ったよ・・・」

 

「ありがとね!」

 

アーシもお礼を言ってバットさんとコモリさんと沢山遊んだんだけど帰り際アーシは名案を思い付いた!

 

「ねぇ!よかったらなんだけど・・・」

 

「「?」」

 

sideカゲチヨ

 

「まさか妖精王の森の会社を使ってゲームを出しちまうとはな・・・」

 

俺はパソコンを見て呟く。

 

「ふふ~ん!これぞ権力の使い方だよ!」

 

「カンナにしてはいいアイデアだな。」

 

「失礼じゃない!?アーシはいつでもいいアイデアしか出さないじゃん!」

 

俺たちは言いあう。

 

「だが二人とも楽しそうで良かった。」

 

「うん!人型にデザインしなおされた姿も可愛いしね!」

 

「またやりに行きましょう。」

 

三人もそう言って笑った。こうして奇妙な体験は幕を閉じた。

 

 

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