妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideカゲチヨ
俺たちは元の世界に帰ってきたのだが・・・
「どうすんだよ・・・これ。」
「ばぶぅ~!」
俺は赤ちゃん返りしたフィーアを見てそう言う・・・
「カゲ・・・ヨ―メイちゃんはどうだったの?」
「震えてはいたけど何とか無事だったぜ。」
ヒサの問いに俺はそう答えた。
「とりあえず世話はフィーアちゃんが持ってた道具を使うとして・・・」
「まずは泣き止ませないとな。」
ヒサとシディの言う通り俺はガラガラを持って泣き止ませようとする。
「ほら、がらがらー。」
「ばぶっ。」
ぐさっ!
「ぎゃあああ!?目がぁ!」
「華麗すぎる目つぶし・・・アーシじゃなきゃ見逃しちゃうね。」
言ってる場合か!カンナ!
「きゃはははは!」
「だが喜んでくれたぞ。良かったなカゲチヨ!」
眼潰しされて良かったとは思えねーよ!
「あとはミルクだな。俺が作ってこよう。」
そうしてシディはミルクを作った。
「バッチリ人肌だね。」
カンナの言う通りバッチリだな。
「ちゅぱちゅぱぁ~!」
凄い笑顔で飲んでるな・・・
「アーシが作ったミルクは・・・」
「ばぶぅ・・・」
凄い目つきでにらんでる・・・
「そんなに嫌なの!?」
シディが作ったものに固執しすぎだろ!?
sideヒサメ
「ばぶばぶぅ~!」
ミルクを飲み終わったフィーアちゃんは何かを持ち始めた。
「あれってダンベル?」
いつもトレーニング用に持ってる奴だ・・・
「でも振り回したら危ないし没収しとかないと・・・」
カンナちゃんが近づくと・・・
「あぶっ!」
フィーアちゃんはダンベルを投げてカンナちゃんの足の弁慶の泣き所に当てた!
「~~~~っ!!!???」
カンナちゃんは悶絶して倒れ伏した・・・
「フィーアちゃん!?ダンベル投げたらめっ!だからね!?」
「あぶぁ~!」
すっごいキラキラした笑顔・・・
「あ~・・・なんとか目の痛みが治ってきた・・・」
「ホント・・・足がまだ痛い・・・」
カゲとカンナちゃんがげんなりしていると・・・
「じー・・・おおま!おおま!」
フィーアちゃんがテレビを見てお馬さんごっこがしたくなったみたい・・・
「きゃ!きゃ!」
「本当にいい子だな。」
(フィーアの奴シディの前ではいい子ぶりやがって・・・!)
(性格は本来のままなのが一番嫌だ・・・)
カゲとカンナちゃん凄い顔・・・
っていうか・・・
「フィーアちゃんトイレ大丈夫かな?」
「「あっ・・・」」
カゲとカンナちゃんも慌てる。
「フィーアちゃん・・・いい子だから一緒にトイレ行きましょうね~。」
「や!あしょぶ!」
そう言ってフィーアちゃんはボティスさんをツボから出し・・・
「な、なんじゃ!?」
「ぐるんぐる~ん!」
「んぎゃあああ!?」
尻尾を掴んで振り回し・・・
「だっ!」
「あああああ・・・!」
窓からボティスさんを投げ飛ばした・・・
「ボティスさーん!!」
「今回はアイツに同情するわ・・・」
「フィーアちゃん容赦なし・・・」
結局シディがあやしつつ私とカンナちゃん二人でトイレに連れて行って事なきをえた・・・
sideフィーア
「・・・っは!?私確かヨ―メイとジャックと戦って負けて・・・」
その先が思いだせないですね・・・
「?なんでヒサメちゃんとカゲチヨとカンナちゃんは疲れてるんですか?」
「「「いや、何でも・・・」」」
なんかありそうですけど・・・
「シディさん。私なにかしてたんですか?」
「ああ、実はな・・・」
事情を聞いた私は顔から火が出そうだった・・・
「死にたいです・・・」
「だがいい子だったぞ。」
シディさんにそう言ってもらえることが救いです・・・