妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋   作:ikkun

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SCPシリーズ693 ノッティストーカー

sideカゲチヨ

俺たちはヒサ以外依頼もなく俺とシディ、フィーアはくつろいでた・・・

 

「ただいま!面白い人形を見つけたの!」

 

カンナが用事から帰ってきて俺たちに見せたのは赤、黒、青、黄の四体の毛糸の人形だった・・・

 

「雑貨屋で見つけたんだけど死者や離れた人と交信できる人形なんだって!」

 

妖しさマックスじゃねぇか!」

 

「使い方はどうするんだ?」

 

へ?シディ使うつもりか?

 

「まぁ、本物なら危険なことが起きてもすぐに行けますしね。」

 

フィーアまで・・・

 

「会話するには話したい人の髪の毛を人形に通せばいいんだって!」

 

「なら試しに死んだシディさんのストーカーの髪の毛をさしてみましょう。」

 

「何で髪の毛を持ってんだよ?」

 

俺はフィーアに聞く。

 

「それは呪い・・・ゴホンゴホン、どうでもいいじゃないですか。カゲチヨ試してみてください。」

 

「何で俺なんだよ!?」

 

「こういう怪しいものの実験台はカゲチヨがうってつけなんですよ。」

 

「理不尽!?」

 

こうして俺はフィーアに言われた通りにシディのストーカーの髪の毛を黒の人形に通した。

 

「こんにちは!カゲチヨさん。」

 

ホントにあのストーカーの声じゃねぇか!

 

「凄いなこれは・・・」

 

シディも驚いている・・・

 

「これからはカゲチヨさんの相談役として頑張りますのでよろしくお願いします。」

 

「大丈夫なのか?」

 

「悪さはしないしいいんじゃない?」

 

カンナの言う通りだな!

 

「じゃあ俺が陰キャ卒業するにはどうすればいい?」

 

「貴方には無理です。あきらめてください!」

 

全然役に立たねー!

 

sideカンナ

そうして九日立ったけど・・・

 

「カゲチヨさんは今日も暗い顔してますねぇ・・・」

 

「うるせぇ!」

 

何も変化はなかった。

 

「呪いの人形かと思ったけど何も起こらないね。」

 

依頼から帰ってきたヒサメちゃんがそういう。

 

「な~んだ。つまんないの・・・」

 

アーシはため息をつく。

 

「まぁ、オカルトなんてそんなもんですよ。それより見てください!プレミアムエクレア!お小遣いためてようやく買えました!」

 

噂の凄い高いエクレア・・・ホントに買ったんだ・・・

 

「良かったな!フィーア。」

 

「はい!冷蔵庫に入れて私はちょっと荷物を受け取りに行きますけど食べたらどうなるかわかりますね?」

 

フィーアちゃん・・・すごい目だよ・・・

 

「食べねーよ!」

 

カゲチヨがそう叫んだあとフィーアちゃんは出かけた。

 

「あれはマジの目だよ・・・」

 

「今回はからかわない方がよさそう・・・」

 

アーシとヒサメちゃんはそう言ったのだが・・・

 

「カゲチヨさん、このエクレア食べちゃいましょうよ!」

 

なんと人形がそう言ってきたの!

 

「はぁ!?何言ってんだよ!今回はヤべ―だろ!」

 

カゲチヨもそういうけど

 

「これを食べれば陰キャ卒業できるんですよ?それにたまには甘いものも食べたいはずじゃないですか。」

 

いやいや・・・エクレア食べたら陰キャじゃなくてこの世から卒業しちゃうよ・・・

 

「陰キャ卒業・・・エクレア・・・陰キャ卒業!」

 

「カゲ!?」

 

ヒサメちゃんが叫ぶけどカゲチヨは止まらずエクレアを食べてしまった・・・

 

「どうしてしまったんだカゲチヨ!?」

 

シディの言う通り異常事態だね・・・

 

「くっくっく・・・」

 

人形が笑う中フィーアちゃんが帰ってきてしまった・・・

 

「あ・・・あぁ・・・」

 

「フィ、フィーアちゃん落ち着いて・・・」

 

アーシは必死でフィーアちゃんをなだめる。

 

「あれ?何で俺エクレアを・・・!?」

 

カゲチヨが正気に戻ったけど手遅れだー!

 

「問答無用です!」

 

「ごぉ!?」

 

フィーアちゃんの踵落としがカゲチヨの頭に炸裂した・・・・

 

sideヒサメ

私たちはフィーアちゃんに事情を説明して如月さんの研究室であの人形を調べてもらうことにした・・・

 

「今回はマジで死ぬかと思った・・・」

 

「私はまだ許してないですよ・・・!」

 

カゲとフィーアちゃんはまだ喧嘩してる・・・

 

「でもあの人形のせいでカゲチヨはおかしくなってしまったんだ。わかるまで我慢してくれ。」

 

「わかりました・・・絶対同じものを用意してくださいね?」

 

シディの説得でフィーアちゃんを落ち着かせた後如月さんがやってきた。

 

「お待たせしました。あの人形はSCP-693 通称ノッテイストーカーと呼ばれるオブジェクトですね。」

 

SCPなんだ!?

 

「カンナ・・・お前・・・」

 

「今回は偶然だよ!?」

 

カゲがカンナちゃんをにらむなか説明は続く。

 

「このSCPは全長18CMの人型人形シリーズで一つ一つが一本の毛糸から作られてるんです。」

 

「凄すぎない!?」

 

「あみぐるみというものだな・・・」

 

私とシディは驚く。

 

「この人形は体に人間の毛髪を通すことで毛髪の持ち主と同調して現在の動作を投影、発言も投影するのでまさに本人であるかのようにふるまいます。」

 

「確かに発言や動作はそのものだったな・・・」

 

カゲが言う。

 

「でもストーカーは死者のものなのに何で動いたんでしょうか?」

 

フィーアちゃんが聞く。

 

「死者の場合は人形は死者自身であると自称し所有者の相談役として行動しますが八日間発言と行動を描写した後九日目で色に応じた方法で人形の所有者を死に至らしめようとするんです。」

 

「色に応じて?」

 

カンナちゃんが質問する。

 

「赤は所有者の怒りの感情を爆発させ、青は所有者を抑うつの状態に導き、黄色は所有者が一方的な性行為へ及ぶようにそそのかす、黒は所有者がより危険な状態に陥るように仕向けるんです。」

 

「だから黒をさしたカゲチヨはフィーアを怒らせてより危険にしてしまったのか・・・」

 

シディの言う通り行動を監視できる代わりに人形に殺されるなんて呪いの人形だよ・・・

 

「クラスはEUCLID、かなり危険なSCPですね。」

 

「確かに散々な目にあったぜ・・・」

 

カゲはぼやく・・・

 

「でも現在の行動を監視できるなんて便利なんだろうけどなぁ・・・そうだ!試しにヨ―メイで試してみよう!」

 

カンナちゃん!?

 

そうしてカンナちゃんはどうやって取ってきたヨ―メイちゃんの髪の毛を黄色の人形に突き刺した!

 

「はぁ~・・・今日も平和ですね・・・」

 

ホントに監視できてる・・・

そうして九日経ったんだけど・・・

 

「カンナさん来ませんね・・・デートしたかったんですけど・・・」

 

「えっ!?」

 

カンナちゃん落ち着いて!?

 

「早く来てください!」

 

「はーい!」

 

「まぁ、いつもやられてるからバチが当たったんだよ。」

 

カゲ・・・止める気ゼロ・・・

 

「ヨ―メイちゃん!デートしよっ!」

 

「うわあああ!なんでですか!?」

 

ボカッ!

 

結局カンナちゃんはヨ―メイちゃんに頭を殴られたのでした・・・

 

 

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