妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋   作:ikkun

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子連れカゲチヨ2

sideヒサメ

 

「この性悪女が!とうとう見つけたぞ!勘七郎をどこへやった!言え!」

 

リサイクルショップに現れた女性を部下を使って拘束した喜兵衛さんは女性に問い詰める!

 

「この女!立場をわきまえんか!」

 

パンっ!

 

嘉兵衛さんは女性をはたいた!

 

「待て、流石にやりすぎだぞ。」

 

当然シディが止めるけど・・・

 

「おっとすみません。つい興奮してしまって・・・ですがここからは家族の問題故、私たちで解決します。お騒がせしてすみませんでした。」

 

喜兵衛さんはそう言って車で去っていった・・・

 

「・・・」

 

オーナーも怪しんでるみたい・・・

 

「あー!」

 

「オーナー見てくださいよ!これ!」

 

カンナちゃんが叫び声を上げ、ヨ―メイちゃんも写真を見せる。

 

「これお爺さんが探してる孫の写真なんですけど・・・」

 

ヨ―メイちゃんが見せた写真にはカゲが連れて行った写真の子供が写っていた・・・

 

「これまずいよね?カゲまた変なことに巻き込まれてるよね?」

 

「もしかしなくてもそうですね・・・」

 

フィーアちゃんも焦る。このままじゃカゲが!

 

「カゲチヨなら大丈夫だろう。それよりもお前たちに頼みたいことがあるんだ。」

 

オーナー?

 

sideカゲチヨ

 

なんか刀やナイフ持った男たちがこの子渡せって言ってきてるんだけど・・・

 

「お前あの女の愛人か何かだろ?二人で共謀して橋田屋の財産を狙うつもりか?」

 

何言ってんの?この人たち、何で誘拐犯に間違われてるんだ俺?

 

「あぼん。」

 

事情を聞きたくても子供は話せないしこの状況・・・

 

「あの~俺は子供を預かってただけなんですよ・・・だから・・・」

 

ぎゅっ

 

何故か子供に服を握られていた・・・あぁ!くそ!

 

「やれぇ!」

 

襲い掛かってきやがった!

 

「あーもう!なんなんだよ!」

 

俺はとっさに子供を空中に投げた!

 

「あの野郎!なんて真似を!」

 

「拾えー!」

 

チンピラが子供に夢中になってる隙に俺は血液の刀で回りの奴らは斬り伏せたが・・・

 

ガキンっ!

どさっ。

 

子供は片手でなんとか抱いたが踏み込んだ先に手練れの男がいた・・・

 

「面白い戦い方だな。誰かを守る戦いに慣れてるのか?」

 

「悪いですけどミルクの時間何でどいてもらえないっすかね?」

 

俺は男に丁寧に説得する。

 

「ふふふ・・・良いぜ、片手でやり合うには惜しい男だ。行きな。」

 

よっしゃ!言ってみるもんだな!

 

俺はそのまま走り抜けた!

 

sideゼクス

俺は妖精王の指示で橋田屋に使用人として潜入していた・・・

 

「旦那様の雇ってる人たちが無作法な人たちばかりでトイレが汚れるのよ~!」

 

「あの旦那様ヤバいことに顔突っ込んでるんじゃないかって噂・・・確かお孫さんも攫われたって言ってたわよ。」

 

「違うわよ。あれはお房さんの仕業らしいわよ。旦那様にいびられてたらしいし。」

 

こういう風に清掃員のおばちゃんたちから情報を聞き出した。

そして廊下を歩いていると・・・

 

「おい!さっさと歩け!」

 

屈強な男たちとそれに連れられてるのはさっき話に上がったお房さん、そして旦那である橋田嘉兵衛だった・・・

 

「もう捕まったのか・・・どうするか・・・」

 

そうして次の策を考えていると・・・

 

「あれ?ゼクス君じゃん?また不機嫌モード?」

 

カンナ!?どうしてここに!?

 

「この顔はいつもの顔だ・・・というか何でお前はここに・・・」

 

「あぁ、オーナーに頼まれて橋田屋に家政婦として潜入して調査してるんだ。」

 

ホントだ、ヒサメにシディ、フィーアもいるな・・・

 

「ゼクス君はどうしてここに?」

 

「実は妖精王に調査を頼まれてな・・・お前たちと同じで橋田屋について調べてたんだ・・・」

 

さて、妖精王に知らされた情報を話すか・・・

 

sideカゲチヨ

俺たちは追手が通り過ぎるのを待っていた・・・

 

「おのれどこへ行った!」

 

「あっちを探せ!」

 

・・・通り過ぎたか。

 

「おい、行ったぞ。」

 

・・・・

 

「行ったって言ってるだろ?」

 

・・・・・・

 

「行ったぞおおお!」

 

「そんな空き缶の中に隠れられるかぁ!!」

 

修行僧に変装してるクリスに俺は壁の裏側から出てきてそういう。

 

「あぁ、なんだやっぱりそっちに隠れたんだ。」

 

「やっぱりって思うならなんで空き缶の方選んだの?」

 

俺はクリスにそういう。

 

「カゲチヨあれはおそらくテロリストだ。この時代に武器を持ってるなんて政府の人間か異宙でも名のあるやつの下についてるやつか犯罪組織以外考えられないからな。」

 

やっぱりか・・・

 

「それにお前橋田屋の名前を連中が口に出したって言ったよな?」

 

知ってるのか?

 

「あそこに見える巨大なビルがそうだよ。地球が異宙に転移する前から続く老舗。元は小さな呉服店だったが時代に応じた柔軟な発想で変化と発展を繰り返して今では今ではかなりの大企業になってるって話だ。」

 

「じゃあ何でテロリストなんて・・・」

 

「裏で嘉兵衛はそいつらのパトロンをやってるみたいなんだよ。援助の代わりに闇で動かして利用してるんだよ。現に商売仇の数人は消されてるらしいしね。流石にテロリストが図に乗って同盟結んでる町に被害を与えるかもしれないってことで俺もこうして変装して動いてたんだ。」

 

・・・にしてもよぉ・・・

 

「何でそんな奴の孫がここに?」

 

「お前まさかヒサメがいながら喜兵衛の娘とにゃんにゃん・・・」

 

「だから違うって!っていうかセンス古すぎだろ!?」

 

ホントに誤解されて朝から大変なんだからな!?

 

「にしてもこのふてぶてしい顔どう見てもそっくりじゃん。赤ん坊は泣くのが仕事なのに職務放棄だね!」

 

「うっせーよ!こんな状況で鳴かれたら勢い余って捨てちまうぞ・・・!」

 

「だばん。」

 

赤ん坊が答える。

 

「そうだぞー男はメッシュを失敗した時以外泣いちゃいけねーよ、その辺はアサヲより見込みあるぜ。」

 

「おい、カゲチヨ。下下。」

 

下?

 

じょぼじょぼ・・・

 

「上は大丈夫でも下は泣き虫らしい・・・」

 

忘れてた・・・

 

sideヒサメ

 

「で、作戦もないから結局嘉兵衛のいるところに侵入か・・・」

 

ゼクスくんには呆れられるけど心配だもん!

 

「やっぱり、オーナーとお父さんの予想はあたりだよ。何か裏がありそう。」

 

カンナちゃんの言う通りだね・・・

 

「子供を殺すつもりなら死、母親だけなら即死、どっちが良いですかね?」

 

「フィーア、それどっちも死だろ・・・」

 

ゼクス君の言う通りだけど最悪カゲ抜きで戦闘して野望を砕いて母親・・・お房さんを救い出すのが最善かも・・・

 

「ここだ、匂いがここで途切れてる。」

 

シディが言った扉を覗くと・・・

 

「おら!さっさと吐け!」

 

「勘七郎様はどこだ!」

 

犯罪者と思われる男がお房さんに水攻めを行っていた・・・

 

「相も変わらず強情な女よ・・・貫太郎も酔狂な男だったがこの女のどこに惚れたのか見当もつかんわ。・・・人の息子をたぶらかして死なせたうえあまつさえその子をさらうとはこの性悪女が。」

 

嘉兵衛が吐き捨てる・・・

 

「勘七郎をさらったのは貴方たちのほうでしょう。あの子は私の子です。誰にも渡さない。」

 

お房さんはそういう。これって・・・

 

「おい、そこで何をしている。」

 

しまった!周りに人が・・・

 

「あぁ、俺たちは掃除をしていたんだ・・・」

 

シディナイス!

 

「はい、新入りでして私が掃除のついでに案内していたところで。」

 

ゼクス君がフォローする。

 

「それじゃあ私たちはここで・・・」

 

カンナちゃんが言って立ち去ろうとするけど・・・

 

「くさいねぇ・・・嘘つきの匂いだ・・・」

 

眼をつぶってサングラスをかけた男が来た・・・

 

「でも五人とも強者の匂いだ・・・やり合ってくれるかい?この人斬り似蔵と・・・」

 

強そうな人に目をつけられた・・・!

 

sideカゲチヨ

 

俺はクリスと別れた後赤ん坊のパンツを替えていた・・・」

 

「むー・・・」

 

小便垂れて落ちこんでるのか?

 

「凹むなよ、男は上と下は別の生き物なんだから。」

 

これでよし・・・にしても・・・

 

「今日は父親や誘拐犯に間違われたりと厄日だな・・・」

 

「なふっ。」

 

ああそうだった・・・

 

「お前の方が厄日だったな。でも生きてればこういうのは連続だ。こんなことが人生の八割置いて起こるんだからやってられなくなるときもあるよ。でもこういう一日に食うシディの飯はうめぇんだよ。お前も終わったらミルク一杯もらおうか。」

 

「まふ。」

 

「よし!行くか・・・」

 

俺は赤ん坊を抱っこ紐で抱えながらビルに向かうのであった・・・

 

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