妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋   作:ikkun

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子連れカゲチヨ3

sideカンナ

アーシたちは剣豪の攻撃を躱す代償として部屋の中に入ってしまった!

 

「何事だ?・・・貴方たちはオーナーのところにいた・・・」

 

「すみませんねぇ・・・怪しいネズミを見つけたもので。」

 

これは面倒なことになったね・・・

 

「私事ゆえこれ以上手伝いはいらないと言ったはずですが?」

 

心配ないよ・・・

 

 

「アーシたちも私事できてるの孫想いのおじいちゃんにしては度が過ぎてると思うけど?」

 

アーシが言うと

 

「あなた方もおせっかいな方だ世の中には知らない方が良いこともある。」

 

やれやれ・・・囲まれちゃった・・・ここは・・・

 

「ご主人様は砂糖とミルク、どちらでコーヒーを飲みますか?私はやっぱり砂糖派ですね!」

 

そう言ってフィーアちゃんは蹴りの衝撃波で回りの犯罪者を吹き飛ばしアーシが霧で周りの混乱させる!

 

「くそっ!異宙の能力か・・・」

 

その隙に・・・

 

「静かに・・・」

 

「はい・・」

 

シディが女性を連れ出し

 

「ふっ!」

 

ゼクス君が窓を割って脱出した!

でも・・・

 

「見つけたよぉ!」

 

なんと男は居合で壁を両断してアーシたちを見つけた!

 

「俺は目が見えないからねぇ・・・そんなものは無意味だよ。」

 

全身過敏になってるってことか・・・どうしよう・・・

 

sideカゲチヨ

俺は受付に来たのだが・・・

 

「あのー社長に合わしてもらいたいんですけど・・・」

 

「失礼ですがアポの方は取られていますか?」

 

確かにアポとってねぇな・・・

 

「急ぎなんだよ。頼むよ。」

 

「だから決まりですので・・・」

 

どうするか・・・そう考えていると・・・

 

ドゴンっ!ものすごい音が聞こえてきた。

 

「あら何かしら・・・」

 

しめた!俺はエレベーターに乗り込んだ!

 

「ちょ・・・困ります!ちょっと!」

 

sideフィーア

 

まぁ雑魚は・・・

 

「遅いですよ。武器持ってても怖くないですね。」

 

「はぁっ!」

 

私とシディさんの腕力でなんとかなります。

でも・・・

 

「はぁっ!」

 

ヒサメちゃんが電磁加速で巨大な鉄球をあの盲目の剣豪にぶつけるけど・・・

 

ズバッ!

 

一刀両断するとはまさに強者ですね・・・

 

「とりあえず火で巻くよ!」

 

「ぬぅっ!」

 

カンナちゃんが火を巻いて私たちは一つ下の屋根に隠れました。

 

「あの・・・貴方たちは誰なんですか?」

 

お房さんが聞いてきます・・・そういえば言ってませんでしたね・・・

 

「私たちは貴方が赤ん坊を置いていった何でも屋の従業員ですよ。」

 

私が言うと・・・

 

「勘七郎は無事なんですか!?」

 

お房さんは聞いてきた。

 

「やっぱり母親は貴方なんですね。事情を聞かせてくれませんか?」

 

ヒサメちゃんが言います。

 

「それは・・・」

 

sideお房

 

私は十六のときに使用人として働いてたんです・・・

旦那様のご子息貫太郎様のお世話をしていました。

寝たきりの生活でしたし私たち使用人をからかってはいましたがまるで友人のように接してくれて私は惹かれていきました。

 

「お房、俺はいつまでこうして寝たきりなんだろうか?」

 

「また始まった今日は咳も酷いんですから散歩はだめですよ。」

 

「俺はどうせ長生きできないだろう。そりゃこうしてぐーたらしてれば長く生きられるかもしれんが・・・」

 

「貫太郎様、旦那様は病気を治そうと・・・」

 

私はそう言いましたが・・・

 

「何を言ってるんだ。あのおっさんは俺に橋田屋を継がせて財産を守りてぇだけだっつーの。俺はセミにでもなりたいね。」

 

「それでは一週間しかいきれませんよ?」

 

しかし貫太郎様は笑顔で言いきりました・・・

 

「いいんだよ。だってあんなに気持ちよさそうに鳴いてるだろ?」

 

そして半年後私と貫太郎様は逃げるように屋敷から出て一緒に暮らし始めました。

いけないと分かっていても力になりたかったんです・・・

それから貧しくとも幸せだったのですが、貫太郎様は病気でなくなってしまい勘七郎を跡継ぎにしようと旦那様は追手を放ちました・・・それで逃げきれなくなった私は・・・

 

sideフィーア

 

「・・・貴方たちにはすまないことをしたと思ってます。勝手な都合に巻き込んでしまって・・・」

 

なかなか壮絶な事情だったんですね・・・私たちは脱出しようと建物の中に入ります。

 

「だとするなら嘉兵衛はとんでもない男だな・・・」

 

シディがそういうと・・・

 

「とんでもないのはその女だ。私の息子を殺したのは紛れもなくその女、その女さえ私の橋田屋は安泰だった。次の代に引き継ぐことで私の生涯の仕事は完遂するはずだったんだ。」

 

先回りされたみたいですね・・・

 

「なぜそんなにこの店に執着するんですか?お金ですか?権力ですか?」

 

お房さんが問うと

 

「女子供にはわかるまい、男はその生涯をかけて一つの芸術品を作る。成す仕事、子供、それが芸術品の男もいる人によってそれは千差万別私にとっては橋田屋。作品を美しく仕上げるためなら私はいくらでも汚れられる。」

 

そう言って手ごまたちはこちらに向かってきましたが・・・

 

ドドドっ!

 

突然血液の弾丸が降ってきました・・・

 

「なー、社長室はここか?」

 

「な、なにぃ!?」

 

遅いですよ・・・

 

「これで面会してくれるよな?」

 

こちらに来たのはリンゴを持ったカゲチヨでした・・・

 

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