妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideカゲチヨ
俺たちは如月さんの研究所で献血の依頼を受けていた・・・
「あー・・・なんか疲れたぜ・・・」
俺は体の倦怠感からそうつぶやいた・・・
「うむ、だが研究のためだからな。」
シディは元気だな・・・疲れてるように見えねーぞ・・・?
「でも確かに貧血気味だよね・・・」
カンナもそう思うよな・・・
「ありがとうございます。貴方たちの血は今後の実験に役立てます。依頼料を受け取ったら帰って大丈夫ですよ。」
「献血といえばお菓子ですけどバイト代にプラスして出せないんですか?流石に血が足りなくて・・・」
如月さんがお礼を言うがフィーアの言う通り甘いものが欲しいな・・・
「お菓子って言っても・・・あ!じゃあ残さず持ち帰らなければこのお菓子食べて良いですよ?」
すげぇ!ショートケーキにバアムクーヘン、他にも色々あるぞ!?
「「やったー!」」
ヒサとフィーアは声をそろえて食べ始める!
「カゲチヨもシディも急いで食べいないと二人に食べつくされるよ!?」
カンナの言う通りだな!
俺もチョコレートケーキを頬張る。
「マジで美味しいな・・・」
「残さず食べれそうだな。」
シディもご満悦のようだ。
「もしお腹いっぱいなら残しておいていいですからね?」
そうして俺たちは満足するまで食べたのであった・・・
sideヒサメ
「美味しかったね!」
「また食べたいです・・・」
カンナちゃんとフィーアちゃんはそういうけど・・・
「ふふふ・・・実は一つ持ってきてたんだ!」
私は皆に見せる!
「ヒサメ、如月さんに持って帰ってはいけないと言われてたじゃないか。」
シディが言うけどやっぱりカレコレ屋で食べたかったんだもん!
「いいなー!私にも食べさせてくださいよ!」
「やだ!フィーアちゃんには酷い目に散々あわされてるから分けてあげない!あむ・・・美味しい~!」
「うう~!」
やっぱりケーキは美味しい~!
sideフィーア
はぁ・・・私も食べたかったですね・・・ケーキ・・・
「あれ?机に置いてありますね・・・ヒサメちゃんまだ持ってきたたのでしょうか・・・」
取りあえず食べちゃいましょう!
「相変わらず絶品ですね!」
そうして食べた後皆がやってきました。
「あれ?フィーアちゃんなんか機嫌良いね?」
カンナちゃんわかっちゃいます?
「教えてあげませんけどね?」
「なんか腹立つな・・・」
カゲチヨ酷くないですか!?
sideカンナ
あれ?ケーキが・・・こんなとこに置いてたら腐っちゃうじゃん・・・
「とりあえず冷蔵庫にしまっとこう・・・」
その日は依頼をこなして3日後に食べようとしたら・・・
「ええっ!?増えてる!?」
冷蔵庫内にケーキが八個くらいあった!?
「どうしたんだ?カンナ?」
カゲチヨがやってきたのでアーシは訳を話した。
「いれたのを忘れたわけじゃないんだよな?」
「うん、アーシは一個しかいれてないのに・・・」
「妙な話だな・・・」
カゲチヨもシディも首を傾げる・・・
「これって食べていいんですかね?」
「ちょっとくらいならいいんじゃない?」
ちょっとフィーアちゃん、ヒサメちゃん!?
「出所不明のケーキなんて食べちゃだめだよ!それで酷い目に逢ったの忘れたの!?」
「「うっ・・・」」
アーシたちはその後も冷蔵庫に入れてたんだけど・・・
「ヤベェな・・・入りきらねぇくらい増えてるぞ・・・!」
カゲチヨも唖然とする・・・
「とりあえず壊してみるか・・・」
シディが炎で焼いたり、アーシが水で壊したりするけど・・・
「ケーキがカゲみたいに再生した・・・?」
ヒサメちゃんの言う通りケーキは元の形状に戻っていく!
怖くなったアーシたちは如月さんに連絡すると・・・
「それはSCPー871ですよ!通称景気の良いケーキという名の多種多様なケーキ群なんです。食べられた場合は食べられた場所にケーキが発生するだけですが24時間放置されると自己増殖して鼠算式に増えていって増える時間は直前のケーキに引き継がれます。」
メチャクチャ怖いSCPじゃん!?
「オブジェクトクラスはKETER,食べられる以外では瞬時に新しいケーキに入れ替わる恐ろしいSCPです!」
「どこが怖いの?ケーキが増え続けるなんて天国じゃん!」
いや、ヒサメちゃんにとってはそうかもしれないけど・・・っていうかことをおこした張本人じゃん!
「SCP871は世界終焉シナリオを引き起こす可能性を持ってるんです!」
「なんだそのシナリオは?」
シディが聞くのでアーシが答える。
「世界終焉シナリオはSCPによっておこる人類滅亡への道筋のことだよ。」
そして如月さんが続ける。
「SCP-871の総数が二万個を超えた時点で安定的な消費を維持することが出来ず増殖力が上回り、八十日以内に地球はケーキによって埋め尽くされ居住不可能になって人類は滅亡します。」
「そんなカオスな滅亡なのか!?」
カゲチヨが言うけどそれがSCPの怖いところだよ・・・
「だからあのケーキは持って帰っちゃいけないって言ったじゃないですか・・・!」
ヒサメちゃん・・・?アーシたちはいっせいにヒサメちゃんを見る・・・
「すみません・・・」
「対処法は食べつくすしかありません。研究所は236個のケーキがあるので受付は不可能です。」
つまりこの量を毎日食べつくさないとだめってことだね・・・
「できなければ世界はケーキによってほろぶということだな・・・」
シディ・・・そういうことだよ。
「これ百二十個くらいあるだろ・・・一人24個だな。」
カゲチヨが計算する。
「よし!皆で頑張ろう!」
ヒサメちゃんが言うけど・・・
「いや、ヒサのせいでもあるし俺たちの分半分食えよ。俺甘いの苦手だし。」
「そうだね、アーシのもお願いね?」
「なんで!?ここは皆で協力するところでしょ!?」
「ヒサメちゃんは大食いじゃないですか!!私たちはそんなに食べれませんよ!?」
「フィーアちゃんは甘いの好物じゃん!それに自分の分は自分で食べてよ!」
アーシとカゲチヨ、フィーアちゃんはヒサメちゃんと言い争う・・・
「うぬ・・・大丈夫だろうか・・・?」
「不安ですね・・・」
sideカゲチヨ
「ということでカレコレ屋で新企画やっていくぜ!」
「名づけて世界を救う気持ちでケーキを一日120個完食チャレンジ!」
「応援お願いします!」
そうして俺たちは動画の応援コメントでモチベーションを維持したが・・・
「ぐっ・・・」
「おぐっ・・・」
「もう無理・・・」
「げほっ・・・」
「胸やけが・・・・」
一か月でダウンしちまってケーキは増殖を開始。
そして数か月後には連絡で駆け付けたクリスと如月さんによって何もない異空間にケーキは放りこまれたがヒサはこってり絞られるのであった・・・
「もっと手を動かして掃除して!」
「ごめんなさい~!!!」