妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋   作:ikkun

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ヤルミナのを参考にしていますが宝石の色はシディに逢うのにしています。


SCPシリーズ093 紅海の円盤

sideカゲチヨ

俺たちはカレコレ屋でくつろいでいるとシディが宝石のような石を持ってきた。

 

「森に落ちていてな!綺麗だと思って持ってきたんだ!」

 

シディが笑顔で言う。

 

「でもこの輝き宝石かもしれないし鑑定してもらおうよ!」

 

カンナの言う通りだな!

 

「じゃあどこに行きますか?」

 

「如月さんのところに行こうぜ!あの人は純粋だから値段をごまかすこともしねーだろうし!」

 

俺はフィーアの問いにそう答える。

 

「確かに宝石鑑定なんてできそうで信頼できる人なんて少ないもんね・・・」

 

ということで俺たちは如月さんの元に向かった・・・

そして鑑定してもらった結果・・・

 

「残念ですけど値段はつけられませんけどレアなものを拾ってきましたね。これはSCPー093ですよ。」

 

カンナの次はシディが拾ってきたのかよ!?

 

「どんなSCPなんですか?」

 

フィーアが聞く。

 

「この石のSCPは手に持つと持ち主の性質によって色が変化するんです。現在確認されているのは五種類で青、緑、紫、黄、赤。その色によってさまざまな異世界に行くことができるんですよ!」

 

マジかよ!?

 

「もしかしてラノベみたいな異世界もあるのか!」

 

「あるにはあると思いますけど・・・中にはとんでもない怪物に襲われて帰ってこれなくなった人もいるんです・・・オブジェクトクラスもEUCLIDかなり危険なものです。」

 

「ええっ!?」

 

俺の問いに返した如月さんの答えにヒサが戦慄する。

 

「ってことはこの宝石はここに・・・あれ?なんか鏡の方に動いてないですか?」

 

フィーアの言う通りなんか少しづつ動いてる気がするな・・・

 

「ああ、SCP-693は鏡面をポータルとして異世界に向かうことが出来るようになるんです。」

 

「つまりこの石を持っていれば鏡から異世界に入れるのだな。」

 

シディが言う。

 

「だが机から落ちないように鏡から遠ざけよう・・・うぬ?」

 

シディが持ったら石が緑になった!

 

「ぬ!ものすごい力で吸い込まれるぞ・・・!」

 

シディが鏡の中に行っちまう!俺たちは全力でシディを引っ張るが・・・

 

「や、やべぇ・・・!」

 

「アーシたちまで吸い込まれるよ!?」

 

吸引力は尋常じゃねぇ!

 

「ま、待ってください!言ってしまうのならせめて命綱を・・・!」

 

「無理です!間に合いません!!」

 

「吸い込まれるうううう!?」

 

フィーアとヒサの言う通り俺たちは瞬く間に鏡に吸い込まれてしまった・・・

 

sideヒサメ

 

こうして異世界にたどり着いたけど・・・

 

「私たち元の世界に帰れるのかな・・・」

 

私は不安で押しつぶされそうになる・・・

 

「すまん・・・俺が石を持ったばかりに・・・」

 

「シディさんは悪くないですよ!」

 

フィーアちゃん・・・元はシディが石を拾ってきたせいだから百パーセント悪いわけじゃないよ・・・

 

「でも異世界って言ってもカゲチヨのいったラノベの世界とは違うみたいだね・・・」

 

「どっちかって言うとアーシたちの世界の方がラノベじみてたしね・・・」

 

私とカンナちゃんはこの世界を分析する。

 

「おい、なんかすげぇ匂いがしねぇか・・・?」

 

「うぬ・・・鼻が曲がりそうだ・・・」

 

カゲとシディが言う通り凄い匂い・・・

 

「あれだよ!車の中にある液体!あれ絶対ガソリンじゃないよ!」

 

カンナちゃんの指さした先にあったのは腐った卵の匂いのする未知の液体だった・・・

 

「流石異世界の車・・・燃料も半端ないですね・・・」

 

フィーアちゃん確かにそうだけど・・・

 

「この世界私たち以外人がないないね・・・」

 

そう人がどこにも見当たらない・・・

そう思っていると・・・

 

「くるるるるる・・・・」

 

なんと顔の部分に無数の小さな穴の開いた人型の生物が倒れていた・・・

 

「なんか異世界の生き物が出てきたよ!?」

 

流石カンナちゃん・・・目をキラキラさせてるよ・・・

 

「だが苦しそうにしている。助けよう。」

 

シディが襲われることを恐れずにその生物を助けた・・・

 

「流石シディだな・・・」

 

「うん・・・」

 

私とカゲがそう言っている間にシディはもうその生き物を助けていた・・・

 

「もう大丈夫だぞ。」

 

「くるるる。」

 

生き物は気分良さそうに去っていった・・・

 

sideフィーア

そうして私たちは森を歩き始めました・・・

 

「さっきの生物以外異世界って感じはしませんね・・・」

 

「確かに・・・でもお腹減ったな・・・この世界に食べ物ってあるのかな?」

 

私の言葉にヒサメちゃんがそう返します・・・・

 

「呑気だな・・・」

 

「だって戻れないなら死活問題だよ!!」

 

カゲチヨも苦笑いになります。

次の瞬間!

 

「ぐるるるるる!!」

 

さっきの生物の巨大化版が突然現れました!

 

「しかもさっきの個体と違って友好的ではありませんね・・・」

 

「逃げろおおお!」

 

カゲチヨの一声で私たちは走り出します!

 

「たぁっ!」

 

「効いて!」

 

「はぁっ!」

 

カンナちゃんの炎や私の衝撃波、ヒサメちゃんの電気も効いてないですね・・・

 

「どこまで追ってくんだよ!」

 

私たちが絶体絶命の危機になったその時でした!

 

「くるるる!」

 

なんとさっきシディさんが助けた個体があの巨大な生物を足止めしてくれています!

 

「無茶だ!お前まで!」

 

シディさんは助けようとしますが・・・

 

「待ってシディ!その子はシディに助けられたお礼をしようとしてるんだよ!その気持ちを無下にするの!?」

 

カンナちゃんが止めます。

 

「ぐっ・・・!すまない!」

 

そうして私たちが必死に走ると鏡がありました!

 

「シディさん!飛び込みましょう!」

 

「あぁ!」

 

私はシディさんに指示したと同時に私たち四人はシディさんにしがみついて鏡を通り抜けました!

 

sideカンナ

 

次の瞬間にはアーシたちは元の研究所に戻って来ていた。

 

「良かったです!命綱無しで行ったときは肝が冷えましたがなんとか鏡を石とリンクさせて元に戻れるようにしておいて良かったです!」

 

如月さんのおかげでアーシたちは戻れたみたい・・・

 

「急ごしらえで出現場所はランダムだったんですがよく見つけましたね!怪物に襲われたりしませんでした?」

 

「あぁ、襲われたが友達のおかげで助かることができた。」

 

如月さんの答えにシディはそう笑顔で答えたのでした・・・

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