妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideカゲチヨ
俺とヒサ、カンナは三人で登校していた。
「ねぇ、二人とも数学の宿題やった?」
ヒサに言われて気づいた・・・
「やべぇ・・・忘れてた・・・」
「アーシはやったよ。」
「もーカゲはだらしないなぁ・・・」
ドンっ!
「嘘でしょ・・・!?」
「おいヒサ!」
ヒサが車に轢かれちまった!
「カゲ・・・・カンナちゃん・・・・?」
クソッ!
「今救急車を・・・!」
「・・・・」
カンナが言った瞬間にヒサは目を閉じちまった・・・
「嘘だろ・・・」
そして目の前が真っ黒になったと同時に・・・
「カゲ、カンナちゃん、数学の宿題やった?」
なんとさっきのシーンに戻っていた!
「え・・・・?」
どうやらカンナも違和感に気づいたらしい・・・
「ちょっと、二人とも聞いてる?」
時間も車に轢かれる前・・・?
「ループしてるってことはトリガーがあるはずだからとりあえずヒサメちゃんを助けよう。」
カンナがいると素早く状況が分析できるな・・・
「もしかして二人とも宿題やってないの?だらしないなぁ・・・」
この会話!
「危ない!」
カンナが引っ張って助けたが・・・
ガラガラ!
「ああもう!鉄骨が!」
そう簡単に行かねぇのかよ・・・!
sideカンナ
そうしてアーシたちはできるかぎりのことをした・・・
回り道して学校についても・・・
「ミキ、ノリコ、おはよう。」
「おはよう。」
「ねぇねぇ聞いてよ。」
ミキとノリコが会話してる最中に・・・
「オーライパスパス!」
「どこ投げてんだよ・・・」
「危ない!」
生徒が悪ふざけでしていた野球でミキをかばって窓ガラスを割って転落したり・・・
「こうなったら・・・!」
「カゲ!?」
カゲチヨが代わりに飛び込んで死んでもループしていった・・・
「ん?カゲチヨが死ぬ?」
車に轢かれても多少内臓は傷ついても完全破壊じゃない・・・死ぬことはないはず・・・?それに今日は同じ人に何回もあってる気がする・・・・
もしかして・・・
「カゲチヨ・・・ためしたいことがあるからカレコレ屋に行こう・・・」
「あぁ、わかった。」
カゲチヨも気が付いたみたい・・・
「二人ともどうしたの?」
ヒサメちゃんが聞いてきたのでアーシたちは忘れ物したと取り行く。
グラグラっ!
カレコレ屋に戻ったら地震ね!これなら試すにはうってつけ!
「水で・・・持ち上げ・・・」
やっぱり水が出ない・・・
そのままアーシたちは瓦礫に押しつぶされる・・・・
「痛っ・・・骨内臓に突き刺さってるしアーシも死ぬな・・・」
「俺も血液操作も超再生も使えねぇ・・・」
そしてアーシたちはある人物を見つける・・・
やっとピースが揃った・・・
sideカゲチヨ
そうしてループした時俺たちはとある人物を捕まえる。
「テメェだな。このループする世界を作ったのは。」
俺はさっきからあってる奴の胸倉をつかむ。
「何の話ですか?」
「異宙の能力が使えなくなってるならアーシたち心当たりがあるの。」
ヤヨイちゃんの幻術のせいで直感が身についてて良かったよ…
「大方催眠術か幻術で閉じ込めてるんでしょ?死ぬ場所は毎回違うのにアンタは適確にアーシたち、いやヒサメちゃんの場所に行けてた。術者じゃなきゃそんなことできるはずないでしょ?」
アーシが答えると
「バレたら仕方ないな・・・ここは僕が作り出した夢の中、引きこませてもらった。」
「何でこんなこと・・・」
カゲチヨは聞くけどなんとなく予想がつく・・・
「ヒサメちゃんが死ぬところを見たかった。大切な仲間の前で死ぬ表情・・・生への渇望・・・!そそるじゃないか。」
やれやれ・・・悪人にならアーシもしそうだから質が悪いなぁ・・・でも
「噛みつく相手を間違えてない?夢を終わらせないとひどい目に逢うよ?」
アーシは言うけど・・・
「僕の夢なのに何言ってるんだよ。僕は夢から覚めないからな・・・」
ならいいや。
「カゲチヨ、覚悟は良い?」
「そっちこそ。何度も死ぬのは慣れてねーくせに他人の心配なんてできるのかよ?」
そういえば死ぬのは大先輩だったね・・・
sideカゲチヨ
「なあ・・・お前ら何回死に続けるんだよ・・・!」
はっ・・・奴さんものの見事に青ざめてるぜ・・・!
「カンナ、平気か?」
「誰にもの言ってるの?こちとら痛みなんて研究所の実験で麻痺してるの。」
強がりだな・・・
「何でお前ら折れないんだよ・・・!?」
「準備運動すら終わってないのに何言ってんだよ・・・」
「もっと遊ぼうよ・・・!」
俺たちが煽ってやれば・・・
「ぐわぁぁぁぁ!無理だぁ!覚めてやる!」
side術者
「く、くそ・・・あの二人を引き込まなければ・・・」
俺は逃げようとしたが・・・
「あー、思い出してきたぜ。催眠術の練習の依頼で来たんだったな・・・」
嘘だろ!?もう動け・・・
「俺たちはクズだからなぁ・・・夢が好きなら見せてあげるぜ?」
「カゲチヨ!準備できたよー!」
カンナが持ってるのって・・・
「じゃあ行ってみよう!
sideカンナ
「ほらほらー!アーシたちの酸とウイルスが飲めないのー?」
「ぐぼぼぼぼ!?」
「酒なら聞いたことあるけど・・・」
アーシたちは男に漏斗をセットして硫酸とカゲチヨの臓腑の腐るウイルスを流し込む。
「まだまだ飲めるでしょー?一気!一気!」
「がぼぼ・・・」
「マジで狂気のハラスメントだな・・・」
そう言いながらもカゲチヨも流し込んでるじゃん・・・
「最後はスピリタス一気飲みー!ちょっといいとこ見てみたいからウイルスマシマシー!」
「最後にカッコいいとこ見れるな。」
「ごぼぼぼ!?」
そうして男はアル中と臓器の腐敗であの世に行った・・・
sideヒサメ
うーん・・・
「あれ?私確か催眠術の練習台になって・・・何も覚えてないんだけど・・・?」
「失敗して眠っちゃったんじゃない?」
え~?それって失敗なのかなぁ・・・?
「気にしなくていいじゃねーか。依頼料もおいていったんだし。」
あれ?ホントだいない?
「多分もう来ないと思うぜ。」
「うん。」
どういうこと?