妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋   作:ikkun

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今回の元ネタはヒューマンバグ大学の瓜生龍臣の動画からです。
https://www.youtube.com/watch?v=QFcEXnnLBug
カゲチヨの技に黒い幻想さんからのリクエストも出します。
出てくる異宙の兵器についてです。
https://dic.pixiv.net/a/%E3%83%AA%E3%83%93%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%BC


女性警官救出作戦!

side瓜生

俺の名前は瓜生龍臣。

 

「焼き上がりぃぃ!隠し味は愛!」

 

「味見担当でーす!」

 

居候のカリンと一緒にメロンパン屋をやりながら異宙を回る・・・元殺し屋だ。

俺は今、まっとうに生きているが・・・以前は組織に所属する殺し屋だった。

 

ボス「死龍、次の依頼が来た・・・報酬は七億だ。」

 

瓜生「金はいい。あんたは任務を出せばいい。」

 

人の命に値段が付く世界・・・そこで死龍と呼ばれていた・・・

世の中は異宙に転移しようと他人の死を望むことが多くちょっとしたことでも恨みを買う。

殺しの依頼をする方もされる方も醜悪な奴が多かった・・・

 

「お前何の金で飲んでるの?汚職しないとか言ってしてんじゃねーか。」

 

パキッ

 

「わい・・ろ・・・!?」

 

こんな風に任務は一瞬で終わる・・・しかしその繰り返しで俺の味覚は壊れていた・・・

そんな俺が更生したのはほんの些細なきっかけ・・・

 

カンナ「ねぇ、これ食べてみる?」

 

瓜生「え・・・」

 

憔悴してふらついてた時にカンナさんのパンを食べたからだ。

色あせていた俺の色彩が一気に変わった。

 

(思い出したよ優しい気持ち。あぁ、皆に優しくしたい、殺し屋は逆だねうん、引退だ。)

 

「凄い涙・・・」

 

俺は幸せの味を思い出したんだ。そしてすぐさま殺し屋をやめてカンナさんに弟子入りした。

カンナさんの指導は今なら問題になるくらいのスパルタだった

 

「接客は笑顔だよ。表情筋をこわばらせないでこのロボット男。」

 

「ぐうう!悪口がえぐすぎる!!」

 

でも愛情を感じたから乗り越えられた。

そうして店を営んでるわけなんだが厄介なトラブルに巻き込まれやすいんだ・・・今日はその話をしていこうと思う。

 

「相変わらず瓜生さんのメロンパンは美味しいですね!」

 

「ヒサメちゃん!ありがとーう!」

 

今日はカレコレ屋の皆がパンを買いに来てくれたんだ。

 

「うむ、瓜生のメロンパンは子供たちにも大人気だからな!」

 

「食べてると羨ましがられますよ・・・」

 

シディとフィーアちゃんにもそう言ってもらえるとは嬉しいね。

そして今日は妖精王の実の娘、ユカちゃんも来てくれた。

 

「カリンさん・・・麗しいです・・・」

 

「ありがとねー!」

 

何故かメロンパンを食べながらカリンのことを見ているが気にしないでおこう。

 

「アーシから言わせればまだまだ精進だけどね。」

 

「なら何で店の許可だしたんだよ?」

 

「カゲチヨうるさい!」(チョップする)

 

「ヒデぇ!」

 

カンナさんの言う通りだな・・・そして相変わらずカゲチヨは一言余計だな・・・

俺たちが雑談していると・・・

 

「瓜生さん、メロンパンとコーラください!」

 

「おっ!フミちゃん!了解だ!」

 

常連の一人である新人女性警官のフミちゃんが来た。

フミちゃんはまさにこの春配属されたばかり・・・

彼女が警察学校に通ってたときから知っている身としては感慨深い。

 

「あ、カレコレ屋の皆さんも来てたんですね!」

 

「・・・う、っす。」

 

「カゲ、まだ慣れないの・・・?」

 

「偶にあって話すじゃん!」

 

そう、ヒサメちゃんとカンナさんの言う通りフミちゃんは過酷な仕事に愚痴をここに良いに来ていたんだ。

 

「どうしたのだ?今日はいつもより元気がないぞ?」

 

「いってみー。聞いてやるぞ。」

 

シディとカリンが言うとフミちゃんは話し始めた。

 

「実は女子寮に脅迫状が届いて・・・」

 

「警察寮に脅迫状って・・・」

 

「余程実力に自信があるんでしょうか・・・」

 

フミちゃんの言葉に言葉を発したフィーアちゃんやユカちゃんだけでなく俺たちも驚いてしまう。

 

始まりは一通の手紙が送られてきたことだった。女性警官を解雇しろというものだった・・・上には知らせたものの悪戯と判断されてパトロール強化が精々だった・・・

 

しかし嫌がらせはエスカレートしていき生ごみや動物の屍骸の廃棄は序の口でフミちゃんや寮の仲間が後をつけられることもあった。

そしてついには行方不明者が出たことによって動き出したものの行方はいまだつかめていないらしい・・・

 

「とんでもねぇな・・・」

 

カゲチヨも心配そうにフミちゃんを見る。

 

「次は私かと思うと怖くて・・・」

 

「いくら警官でもプレッシャーだよね・・・」

 

ヒサメちゃんの言う通りだな・・・

そしてフミちゃんは仕事に戻っていったが。

 

「皆・・・この事件調べましょう・・・!女子警官を泣かすなんて万死に当たります・・・」

 

おぉ・・・ユカちゃん凄い殺気だねぇ・・・

勿論俺達も常連や知り合った人が危険な目に逢うのを見逃すはずもなく調査を開始した・・・

 

sideカゲチヨ

 

そうして作戦を実行することにしたんだが・・・

 

「カリンさんの変装凄すぎねぇ・・・?」

 

「組織で研究してたからね。」

 

カリンさんが女性警官に扮して俺達で追跡するというものだ。

潜入のプロって言ってたけど流石だな・・・

そうして夜道をカリンさんが歩いていると・・・

 

「カゲチヨあの男がそうか?」

 

シディが指を指す先にはいかにも目がいってる男がいた・・・

 

「あれは・・・爆弾魔の火村か。」

 

瓜生さんの言う通りニュースで見た顔だった・・・

 

「まさか行方不明になった警官は・・・」

 

フィーアが最悪の予想を立てるが事態は進行する・・・

カリンさんは捕まり俺たちは後を追ったのだが・・・

 

「何あれ・・・?」

 

ヒサの言う通り動く鎧が何体もいた・・・

 

「あれはリビングアーマー・・・ゴーレムと同じで異宙で使われてる兵器だよ・・・」

 

カンナの説明してくれた・・・

 

「火村の奴・・・武器商人から買ったんでしょうか・・・」

 

多分ユカの予想通りだろうな・・・

 

「こうなったら俺達五人であの鎧の相手をしている隙に瓜生とユカはビルの中にいる婦警たちを救出してくれ。」

 

シディの作戦が効率的だな・・・

 

「すまん!何とか倒してくれ!」

 

「了解です!」

 

瓜生さんとヒサがそう言ったと同時に俺たちは隠れるのをやめて向かった!

 

sideヒサメ

 

「おぉおおお!」

 

鎧が一斉に襲い掛かってくるけど・・・

 

「甘いよ!」

 

私は磁力を操作して鎧たちを一塊にする!

 

「ぐおおおお?」

 

「ふん!」

 

「崩れてください!」

 

シディとフィーアちゃんのダブルキックで鎧をバラバラにする!

 

「俺も行くぜ!」

 

カゲが血液を飲んだと思ったら突然回転して竜巻を起こし・・・

 

「おらあああ!」

 

そこに血液が加わり鎧たちを粉々にした!

 

「カゲチヨ凄いじゃん!」

 

炎を操って鎧の中にある霊核を砕いているカンナちゃんが言う。

 

「新技なんだよ!何体こようが同じだぜ!」

 

あとは瓜生さんとユカちゃんの無事を祈るだけだね・・・

 

sideユカ

 

私と瓜生さんは無事にカリンさんたちを見つけ出しましたが・・・

 

「ちっ・・・全員首に爆弾がついてやがる。」

 

瓜生さんの言う通り遠隔操作型の首輪爆弾が付けられて椅子に拘束されていたの・・・

 

「犯人の手に起爆装置らしきものはねぇぞ・・・ユカちゃん、わからねぇか?」

 

私の妖精眼はお父さんほど制御できないからな・・・そうだ!

 

「任せてください・・・」

 

私はドュラハンの能力で目を分離して飛ばし火村を後ろから観察して・・・

 

「見えました!起爆装置は奥歯にあります!でもどうやって・・・」

 

「ナイスだ!場所さえわかればアイツはタダのゴミだ!」

 

瓜生さんは両目を開いて超スピードで床の破片を拾って火村に接近していた!

 

「お前・・・え?」

 

「もうこれで噛めないね。」

 

瓜生さんの戦法はえげつなく日村の頬にガラス片を深々と突き刺し・・・

 

「一生食事できないぜ。」

 

「ぐげぇええ!?」

 

下あごを完璧に切り落とした・・・えぐいですね・・・

 

「~!・・・」

 

声も出せない火村の意思によって部屋に隠れていたのかリビングアーマーが出てきたけど・・・

 

「ここは私が・・・」

 

吸血鬼の能力プラス霊槍ヴァルハラ第四形態光華

 

血濡れの女王の華(ブラッディ―メアリー・ローズ)

 

「ぐおお・・・」

 

私が鎧を血の光線の雨で穴だらけにすることで勝利した。

 

「今日はユカちゃんのお手柄だ。皆を助け出すぞ。」

 

「皆全員無事よ。」

 

「よかった・・・」

 

こうして私たちの救出劇も終わるのだった・・・

 

side瓜生

こうして火村秀則は拉致監禁や兵器の購入、殺人未遂で逮捕された。

 

「あー・・・新技で血液消費して疲れた・・・」

 

「でも大活躍だったみたいですね!」

 

こうしてカゲチヨとフミちゃんが仲良く会話している。

 

「皆、瓜生さんやシディさん、カゲチヨさんのファンになってますよ!」

 

「おお・・・なんかうれしいような怖いような・・・」

 

「やっぱりシディは人気だね・・・」

 

ヒサメちゃんの言う通りだけど何で俺もなのか・・・

 

「うぅ・・・私も頑張ったのに・・・」

 

「勿論ユカさんやヒサメさん、カンナさん、フィーアさんも憧れになってますよ!」

 

「なんだか照れますね・・・」

 

「無事で良かったよー!ほんとに!」

 

「うぅ・・・恥ずかしい・・・」

 

「やったー!」

 

皆それぞれ頑張ったからな。よっしゃ!

 

「今日は皆に新メニュー、ココア味をごちそうしちゃうよーん!」

 

「たべてみー!」

 

俺たちはこうして今日もメロンパンを売っていくのであった・・・

 

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