妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋   作:ikkun

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鷹の爪団の桃太郎ラプソディーを参考にしています。
この話は一か月一万円生活の後の話です。
https://www.youtube.com/watch?v=bBWTSIun0Uc


カレコレ昔話

sideカゲチヨ

 

「今回はヒサのせいだからな!」

 

「カゲだってむしゃむしゃ食べてたじゃん!」

 

俺とヒサは言い争っていた・・・

 

「やめよう二人ともこれは俺達皆のせいだ。」

 

「やっぱり拾い食いはダメということですね・・・」

 

シディ・・・フィーア・・・

 

「でも意外と美味しかったよね!」

 

カンナ・・・そういうことじゃねぇだろ・・・

 

「何喋ってんの!こっちだって迷惑してるんだよ!」

 

そう言ってきたのは桃の鉢巻をつけたおっさん・・・いや桃太郎だった・・・

 

「そもそもそこの青髪の女の子が落とした黍団子の袋を凄い速さで奪い取ってそれをアンタらが凄い勢いで食べ始めるからこんなことになったんだろ!?取り返そうとしたら電気とか炎出してきてボコボコに殴られるし・・・」

 

いや~すみません・・・

 

「最近一か月一万円生活やってて空腹だったもんで・・・」

 

俺は答える。

 

「ヒサメちゃんはそうじゃなくても食べ物があると意識が完全に飛んじゃうんですよ。」

 

「本音薬でカゲチヨの食べたハンバーグを吐かせようとしたときの怒りの顔は今でも覚えてるよ・・・」

 

「ううっ・・・」

 

フィーアとカンナの言う通りヒサの食欲はやべぇからな・・・

 

「すまない・・・久しぶりの甘いもので俺も歯止めが聞かなかった・・・」

 

シディも桃太郎に謝る。

 

「とにかく!おばあさんに貰った黍団子全部なくなっちゃったしお前ら何でも屋なんだからお供してもらうからな!」

 

それはいいんすけど・・・

 

「ヒサが雉でカンナが猿なのはわかるけどシディが犬なのはわかるけどなんでフィーアは警察官の格好をしてるんだ?」

 

「犬はもう一匹いた方が良いと思ったけど犬の衣装がなかったから権力の番犬になってもらった!」

 

「そんなこといったら怒られますよ?」

 

フィーアの言う通りだぜ・・・

 

「それに俺コスプレさせられてないんだけど何の役だ?」

 

「お前は知らない陰キャだよ!」

 

「桃太郎が猿と雉と犬二匹と知らない陰キャをお供につけてくんすか!?」

 

「仕方ないだろ!!」

 

早くも不安になってきたぜ・・・

 

sideヒサメ

 

そうしてしばらく歩いてたんだけど・・・

 

「あっ!見てください!竹が光ってますよ!」

 

フィーアちゃんが竹藪から光る竹を見つけたけどあれって・・・

 

「バカ!それはかぐや姫だよ!絶対切るなよ!?」

 

「ごめんなさい・・・切ってしまいました・・・」

 

「あー!!なんてことしてんだよ!?」

 

フィーアちゃん子供がいたら放っておけないもんね・・・

 

「でも可愛いですね~!よしよし!」

 

「何で普通にあやしてんだよ!桃太郎の物語がおかしくなるだろ!」

 

フィーアちゃん流石の平常運転・・・

その時・・・

 

「ふん!はっ!」

 

なんとシディが男の子と相撲を取っていたの!

 

「こらー!勝手に相撲取るな!」

 

「だって俺は強い奴と相撲取らないと・・・」

 

金太郎さんだった・・・

 

「頼むよ!これ桃太郎の物語なんだから・・・」

 

桃太郎さんが頼むと・・・

 

「わかった帰るよ・・・行こうかシディ。」

 

「うぬ!」

 

シディと肩を組みながら去ってしまった・・・

 

「流石シディ・・・もう金太郎と仲良くなってる・・・」

 

カゲの言う通りだけどどこ行くんだろ?

 

「はぁ~、お腹減ったな・・・」

 

桃太郎さんの言う通りお昼だもんね・・・

 

「大丈夫!こんなこともあろうかと亀を捕まえてきたから!」

 

カンナちゃんが亀料理を持ってきた!

 

「美味しい!」

 

「カメをこんなに美味しくするなんて天才だな!」

 

「上手いですね・・・」

 

「止まらねぇな・・・」

 

私たちはそうして食べてたんだけど・・・

 

「なぁ・・・カメはいなかったか?」

 

浦島太郎とウサギがやってきた・・・

 

「え!?知らない・・・」

 

桃太郎さんはごまかしたけど・・・

 

「あれに乗って竜宮城に行かないといけないんだけど・・・」

 

「俺も競争しないと・・・」

 

そう言って二人は探しに戻った・・・

 

「お前これ!!?」

 

「バレなかったんだしそれにアンタも食べたんだから共犯者だよ?」

 

「ヤベェよ!卑怯だよこの女!!」

 

諦めて・・・それがカンナちゃんだから・・・

 

「あっ!!?」

 

どうしたの?カゲ。

 

「なんか足元でプチって音がしたんすけど・・・」

 

もしかして・・・

 

「一寸法師ー!!」

 

やっぱり・・・

 

sideフィーア

 

「完全に道に迷いましたね・・・」

 

かぐや姫もいますし野宿は避けたいんですけど・・・

 

「せめてシディの鼻があれば人家探しも楽だったんだけど・・・」

 

ヒサメちゃんの言う通りですね・・・そう思っていると

 

「おい!明かりがあるぞ!」

 

明かりのついた家をカゲチヨが見つけました!

 

「泊めてもらおう!」

 

桃太郎さんが家を訪ねるけど・・・

 

「鶴か!?」

 

また昔話テイストのお爺さんが現れました・・・

 

「いえ違います・・・」

 

「笠地蔵です。泊めていただければ必ず当たるイルミナティ―カードを作って差し上げます。」

 

カンナちゃん…作るものがオカルトすぎですよ・・・

 

「くそして寝ろ!」

 

結局泊めてもらえませんでした・・・

仕方なく木のほら寝ることになったのですが・・・

 

「いてててて!!」

 

「狭いですね・・・」

 

「桃太郎!アンタ外で寝てよ!」

 

「マジかよ!」

 

めっちゃ狭かったです・・・

すると・・・

 

「なんかおはやしが聞こえるぞ・・?」

 

カゲチヨの言う通りなんかにぎやかな音が聞こえますね・・・

覗いてみると・・・

 

「鬼がいた!!」

 

「良かったですね!鬼退治できますよ!」

 

私とカンナちゃんは桃太郎さんに言いますが・・・

 

「いやいや・・・心の準備が・・・」

 

「おい。ココで何やってんだ?」

 

鬼がやってきてしまいました・・・

 

「あ、この人桃太郎なんですよ。それであなた達をやっつけるって・・・」

 

私は丁寧に説明します。

 

「何だと?」

 

「あ・・・いや。その・・・」

 

「おらあああ!」

 

「ぎゃああああ!!?」

 

棍棒で桃太郎さんが吹っ飛ばされましたね・・・

 

「ん?おめーら。なんか面白いからだしてるみてーだな?」

 

「俺たちと同じ異宙の住人見てーだな。」

 

あぁ・・・私たちは事情を話します。

 

「そうだったのか・・・酷い奴らもいるもんだな?」

 

「え?でも鬼に財宝を奪われたって・・・」

 

「そりゃ、村の奴らが俺達が金をコツコツためてるのを知ってついた嘘だよ。ほら鬼印の豆と雷おこし!きいたことないか?」

 

ああ、美味しいですよね。あれ・・・

 

「何だよ・・・結局村の人が桃太郎についた嘘だったのか・・・」

 

「けどわざわざここまで来てくれたんだ。宴会に参加しねぇか?」

 

鬼たちに誘われますが・・・

 

「すみません・・・実は友達が待ってるので・・・」

 

「そうだ!鬼の遺伝子を持ってる人たちもいるからその人たちも連れてきていいですか?」

 

ヒサメちゃんと私が言うと・・・

 

「勿論だ!ではまたな!」

 

鬼たちは豆とお菓子と地図を渡してくれた・・・

 

「なんかいい奴だったな・・・」

 

「結局一番怖いのは欲にまみれた人間ってことかな?」

 

カゲチヨとカンナちゃんの言う通りあの桃太郎どうしてるんでしょうね・・・

 

side桃太郎

 

俺は海を歩いていた・・・

 

「手ぶらじゃ帰れねーよ・・・」

 

すると海から立派な箱が流れてきた・・・

 

「これでいいか・・・」

 

俺は早速村に帰り・・・

 

「鬼も不景気でこれくらいしかなくて・・・」

 

「そうか・・・世知辛いの・・・」

 

そうして蓋を開けると・・・

 

「ごほっ・・・ごほっ・・・」

 

お爺さんとおばあさんはは骨になり俺はジジイになった・・・

 

「最悪じゃ・・・」

 

sideカンナ

 

アーシたちは昨日の宴会の事で盛り上がっていた。

 

「昨日は楽しかったな!」

 

シディの言う通り昨日の宴会は盛り上がったよね!

 

「サトウと鬼の相撲とか盛り上がったよね!」

 

「かぐや姫・・・今頃大きくなってるでしょうか・・・」

 

フィーアちゃん寂しそうだね・・・

 

「大丈夫だよ!鬼が今頃立派な女性に育ててるよ!」

 

ヒサメちゃん・・・鬼が立派な女性を育てるってなんかシュールだね・・・

 

「でもシディの名前が足柄山にとどろくことになったのには驚いたよな・・・」

 

「盗賊を金太郎と一緒にちぎっては投げの大活躍だったんだよね!」

 

カゲチヨとアーシはシディを持ち上げる。

 

「いや、あれは山の皆が頑張ってくれたからだ。俺はそれを手助けしたにすぎない。」

 

「いやいや、金太郎さんから聞きましたよ!盗賊のカシラとシディさんの一騎打ち!そしてシディさんの言葉でともに山を守ることを誓う金太郎と山賊たち・・・聞いてるだけで泣けてきますよ!」

 

フィーアちゃんの言う通りかなりの友情物語だったみたいだよね・・・

 

「サトウ君も楽しんでたし次は混血児皆で行こうよ!」

 

「クリスもな・・・アイツすねるぞ・・・?」

 

楽しい絆を作ったアーシたちなのでした!

めでたしめでたし!

 

 

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