妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideカンナ
「もう!カゲはなんでいつもそうなの!」
「あ!?ヒサこそなぁ!」
いや、ヒサメちゃんもカゲチヨ、二人とも喧嘩するのは構わないんだけど・・・
「部屋片づけてくれませんか?」
フィーアちゃんの言う通り掃除中にしないでよ・・・
「ごめん!カゲが反省するまで辞めないから!」
「俺もヒサに一言言わなきゃなんねぇんだよ!」
はいはい、夫婦漫才ごちそうさまです・・・アーシは構わず部屋を片付けてたけど・・・
ガッ!!
「~~!!?」
ゲーム機の角に足をぶつけてしまい・・・
バサバサっ!
本に埋もれてしまった・・・
「カンナちゃん!?大丈夫ですか?」
「う、うん・・・カゲチヨ!ちゃんとゲーム片付けてって言ってるでしょ!」
「んだよ、さっきゲームしようとしてたんだから良いだろ?」
あれ?このゲームって・・・
「アーシが一番最初にやろうと思ってたホラーゲームなんだけど・・・やったの?」
「ん?あれってカンナのだったのかよ。どうりでやったことないと思った。」
んなっ・・・!このクズ・・・!
アーシは今もヒサメちゃんとの喧嘩に夢中のカゲチヨに飛びかかりそうになる・・・!
「カンナちゃん落ち着いてください、カゲチヨのだらしないところやゲーム好きなことは今に始まったことじゃないですよ。さて、私は買っておいたバームクーヘンを・・・あれ?冷蔵庫にない・・・?」
「あれ?あのバームクーヘンフィーアちゃんのだったの?私食べちゃった。」
「・・・・!」
フィーアちゃんも人のこと言えずに飛びかかりそうになってるじゃん・・・
「カンナちゃん・・・私も堪忍袋の緒が切れました・・・」
アーシとフィーアちゃんは喧嘩してる二人に隠れて作戦会議を立てる。
「シディは依頼で一週間くらい戻らないみたいだからその間に二人を喧嘩しないかつクズなところと食いしん坊なところを直す方法を探そう・・・」
なにかいい方法は・・・すると電話がかかってきた・・・
「誰でしょうか?」
フィーアちゃんがそう言って電話に出ると
「あの・・・また実験の依頼をしたいんですけど・・・」
如月さん。
「どんな実験なの?」
アーシが聞くと
「マインドコントロールの実験です。依頼料も弾みますし受けてくれませんか?」
「「ナイスタイミング・・・!」」
二人には大人しくなってもらおうじゃん・・・
sideカゲチヨ
俺たちはカンナとフィーアが如月さんの依頼を受けたということで実験場に来ていた。
「なぁ、何の実験をするんだ?」
「私たち何も聞かされてないんだけど・・・」
「うーん、アーシたちも聞いてないんだよね。」
「わかりませんね。」
あれ・・・?
「なんか二人とも冷たくないか?」
「カゲも思った?あの喧嘩の時から冷たいんだよね・・・」
そうして如月さんの依頼を進めることになったんだが・・・
ガチャン!
「「えっ・・・」」
俺とヒサは檻に入れられた・・・
「それじゃあ、マインドコントロールの実験を始めますね。」
「「マインドコントロール!!?」」
俺たちは仰天した!なんだその実験!?
「二人ともどういうこと!?」
ヒサが尋ねると・・・
「アーシのゲームを勝手にやるし喧嘩で掃除をサボるし二人とも最近勝手になってきたからね・・・」
「たっぷり反省してもらいますよ・・・」
二人とも目がやべぇ・・・
「まずは移動の制限をします。それから食事、排せつの回数も制限していきます。」
如月さんも言う・・・
「ここから出せ!」
俺は血液操作で檻を壊そうとするが・・・
「うぎゃぎゃぎゃ!!?」
「カゲ!?」
俺は来る前につけられた腕輪から電流を浴びせられた・・・
「ルール違反をすると電流が流れます。ヒサメさんは電気が効きにくいと思うので・・・」
「痛たたたた!!」
ヒサが付けていた腕輪がきつくしまりヒサは痛がった!
「くそっ・・・ルールってなんだよ・・・とりあえずスマホゲームでも・・・うぎゃぎゃぎゃ!」
ゲームはダメなのかよ・・・
「あぁ・・・カレー食べたい・・・・いたたたたた!!」
ヒサは食事か・・・
くそっ・・・何とか抜け出さねぇと・・・
「あぎゃぎゃぎゃ!」
「抜け出す意思があったら容赦なく流しますよ。」
くそっ・・・意識が・・・
sideフィーア
三日後カンナちゃんと一緒に如月さんの研究所に行きます・・・
「様子はどうですか?」
私は如月さんに様子を聞きます。
「順調ですよ。二人はもうすっかり抵抗する気力もないですよ。」
そう言われて二人を見ると
「ううっ・・・」
「ああぁ・・・」
すっかり大人しくなった二人の姿がありました・・・
「確かに良い感じだね。」
カンナちゃんはそういうけど・・・
「なんか可哀そうですね・・・」
このくらいでいいのかもしれませんね・・・
「ハンバーグ・・・エビフライ・・・パスタ・・・」
「ゲーム・・・動画・・・漫画・・・」
煩悩がまだ生きてますよ!
「全然反省してませんよ!!」
「大丈夫ですよ。」
そう言って如月さんは二人に豪華な食事とゲームを与えた。
「これって・・・やったー!久しぶりの豪華なごはん!」
「うおおおお!ゲームだ!」
二人は喜んで向かっていくけど・・・
「それをメチャクチャにしてください。」
「「えぇえぇええ!!??」」
如月さんの一言で二人は絶望に叩き落とされました・・・
「それだけは・・・ごはんは大事にするって決めてるの・・・」
「ゲームのキャラは友達なんだぞ!!?」
変な信念ですね・・・
まぁ、この分なら大丈夫そうですね・・・
sideカンナ
そうして一週間たった・・・
「そういえば二人の洗脳が完了するのって今日だよね?」
「ええ、これで喧嘩しなければいいんですが・・・」
アーシはフィーアちゃんに聞く。
「なんじゃ?あの二人は帰ってきておらんかったのか?」
「そういえばしばらく私も依頼を手伝ってましたけど二人は依頼じゃないんですか?」
あ、ボティスにヨ―メイ。
「多分驚くと思いますよ。二人とも騒がしくなくなりますから。」
「おぬしら・・・何をやったんじゃ?」
「不安しかありません・・・」
二人ともびっくりすると思うな~!
「お疲れ様です!皆さん!」
「今まで本当に迷惑を掛けました!」
なんか二人とも綺麗なオーラを纏ってるよ!
「あの実験で僕は生まれ変わることができました!」
「僕じゃと!?」
「しかもカゲチヨさんが敬語!?」
ボティスもヨ―メイも驚いてるけどアーシとフィーアちゃんも驚きだよ・・・
「特にカンナちゃんやフィーアちゃんにはご迷惑をおかけしてすみませんでした!私たちは喧嘩せず協力して頑張っていきますわ!」
ヒサメちゃんはお嬢様言葉になってる・・・
「やっといてなんですけど違和感が凄いですね・・・」
確かに・・・でも
「では早速今日はゴミ拾いの依頼に恵まれない子供たちの家具つくりをしていきましょうか!」
え・・・?
「なんかボランティアみたいな依頼が多くない?もっとアングラな依頼でトッププレデターを探すんじゃ・・・?」
フィーアちゃんが言うと・・・
「人を恨んでも何も始まりません・・・それよりも役に立って新たな人の縁を結びましょう・・・」
「流石ですわ!私もこれからは米と少しの野菜と味噌で生活していきますわ!」
ヤバい…流石に二人のアイデンティティが崩壊してる・・・
「おい!カン子!フィー子!元に戻せ!うるささは変わらんしワシにも被害が出る!」
「流石に変わりすぎてて嫌ですよ!」
ボティスとヨ―メイの言う通り如月さんに連絡をしたんだけど・・・
「ちょっと過激すぎて性格まで変わってしまって・・・二人とも暗示にかかりやすかったからしばらくそのままだと思いますよ・・・」
マジ・・・?
結局帰ってきたシディとゼクス君にアーシとフィーアちゃんは土下座してなんとかなったが結局元に戻ったカゲチヨとヒサメちゃんと一緒に叱られた・・・