妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋   作:ikkun

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百物語の恐怖

sideカゲチヨ

「今日は暑いな・・・」

 

俺たちは夏の熱さをかみしめていた・・・

 

「こんな暑い日は百物語でもしない?」

 

カンナがそんなことを言ってきた・・・

 

「ええっ!?」

 

ヒサは怯え始める。

 

「百物語とはなんだ?」

 

シディがカンナに聞く。

 

「夜に数人で集まって順番に会談を語り合う遊びだよ。蝋燭を百本立てて一話終わるごとに消していき百話目が終わって真っ暗になると妖怪青行灯が現れるんだって!」

 

「ひいいい!」

 

ヒサ・・・ビビりすぎだろ・・・

 

「起源は江戸時代の侍が胆力を鍛えるためにやっていたからヒサメちゃんにぴったりだと思うよ。」

 

「うぅ・・・わかったよ。怪異なんて出るわけないしやろうか・・・」

 

ヒサ…強がりだな・・・

 

sideカンナ

 

「さて・・・それじゃあ一話話してあげる・・・」

 

ある日女の子が祖父のお見舞いに行きました。

両親は仕事が忙しく今はいなくて二人だけです。

祖父は弱った体でこういいました。

 

「儂が死んだらパパとママと一緒にかなしんでくれるかい?」

 

といいました。女の子は何度も頷きました。

翌日祖父が死ぬのと同時に娘と両親は死にました・・・

そしてニュースとなり全国で報道されました・・・

 

「なくなったのは○○市に住む今井カナちゃんとその両親であり・・・」

 

 

「どう?怖かった?」

 

「?どういう意味だ?」

 

シディはわかんないよね・・・

 

「娘の名前はカナで悲しんでくれるかい?じゃなくてカナ、死んでくれるかい?ってことだろ?意味こわだな。」

 

カゲチヨ!そういうことは言わないのが約束だよ!

 

「ひいいい!カンナちゃんやめてよ!」

 

ヒサメちゃん・・・これにもビビるんだ・・・

 

「なら私は悪魔のぬいぐるみの話を・・・」

 

フィーアちゃん?

 

女の子は初めてお友達の家へ行った。友達の家ではお母さんと友達が出迎えてくれて楽しく遊ぼうとした。

家にはぬいぐるみが沢山ありどれで遊ぶか悩んだが大きな人形が目に入った・・・

 

「あ、くまのぬいぐるみ。」

 

「あっくまのぬいぐるみ。」

 

「悪魔のぬいぐるみ・・・」

 

 

 

「どうですか?」

 

「ダジャレではないか?」

 

シディ・・・その通りだよ・・・

 

「でもこういうのもカウントされるよね!」

 

ヒサメちゃんはほっとしながら言う。

 

「カゲチヨも話してよ。」

 

アーシはカゲチヨをせかす・・・

 

「わかったよ・・・」

 

テルテル坊主の歌の歌詞には三番の歌詞があって・・・

 

テルテル坊主テル坊主、あーした天気にしておくれ、それでも曇って泣いてたらそなたの首をちょんと切るぞ。

 

これは日本の伝承照照法師に由来していて晴れの祈祷に失敗した法師がいたんだ。その首を布に包んで吊るしたら瞬く間に晴れたことからそのことから坊主の首を見立てた人形を吊るす風習ができたらしい・・・

 

「ううっ・・・もうテルテル坊主作れない・・・」

 

カゲチヨ・・・なかなかやるね・・・

 

そうしてアーシたちは百話を語り終えて最後の蝋燭を消そうとしていた・・・

 

「ね、ねぇ!もう電気つけようよ!ほんとに出たらどうするの?」

 

「ここまで来てそれはないよ・・・じゃあ消すよー。」

 

ヒサメちゃんの言葉を無視してアーシは火を消すと・・・

 

カタカタカタ・・・・

 

「お、おい!ものが動き出してるぞ!」

 

ポルターガイスト現象だ!

 

「恨めしや・・・」

 

その瞬間青い鬼女が一瞬現れた・・・

アーシは電気をつけたけど・・・

 

「いない・・・」

 

「どうなってんだよ・・・」

 

「あれが妖怪青行灯・・・」

 

「やはり世の中には怖いことが多いな・・・」

 

アーシとカゲチヨ、フィーアちゃん、シディは青行灯が現れたことに驚いたけど・・・

次の瞬間さらに驚いた・・・

 

「・・・・・・・」

 

気絶したヒサメちゃんは泡をふいて白目をむいていた・・・

 

(ヒサメの気絶した顔が一番怖い・・・)

 

アーシたちの気持ちが一致した瞬間だった・・・

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