妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
ショートの奴とも組み合わせてます。
sideカゲチヨ
俺は時間が夕方だったのもあってカレコレ屋から家に帰ろうとしているとオーナーがタバコを吸っていた。
「あれ?吸ってましたっけ?」
「・・・偶にな。昔はよく吸ってたんだが。」
なんなイメージ通りだな。
「何本くらい吸ってたんすか?」
「一日四箱は空けてたな。」
多っ!!?
「それ何年続けたんすか?」
「十年くらいか?」
これは流石に言わないとな・・・
「あそこにベンツが停まってるの見えます?」
「あるな。」
「もし吸ってなきゃオーナー今頃あのベンツくらい変えてたんすよ?」
「あれは私のだが?」
そう言いながらオーナーはベンツのカギを操作した・・・
「えーっと・・・もう一台買えてたんすよ!?」
「いるか。」
くっ・・・
「そもそも何で十年も続けてたのになんで偶にしかやんなくなったんすか?」
俺はオーナーに聞く。
「あれは地球で一週間の禁煙令が施行されたときだった・・・」
そうしてオーナーは話し始めた。
sideクリス
ー回想ー
俺は植物のない星に行くために一般の船で向かっていたのだが・・・
「あれ?同じ場所に行くんですか?」
なぜかイライラしている女性がいた。
「あぁ・・・」
「でもハメック星は煙草畑しかないのにあなたは何をしに?」
俺が聞くと前世の動画で見たことある女性は血走った目で
「タバコ吸いに行くんだよ・・・!地球でタバコ禁止されてイライラしてるんだ。タバコが燃やされたから原産地に取りに行ってやる・・・」
これが俺とのちのカレコレ屋のオーナーとの出会いだった・・・
「いや、でも今ハメック星にタバコは無いですよ?」
「は?」
俺が教えるとオーナーは唖然とする。
そして俺たちはハメック星に降りたった。
「ようこそ妖精王様に地球のお人。救援に来てくれただけでなくタバコを吸いにきていただいて。」
「しかし女性の方の願望は叶えてあげられそうにありません・・・悪の帝王ブリーザとの手によって焼野原にされてしまって・・・」
そう俺はこのためにこの星に来たのだ・・・
「しかし残っている煙草は一本あります。さぁ、これを・・・」
長老が渡そうとしたその時だった。
「やめろよじいちゃん!それはブリーザに殺された父ちゃんの形見じゃないか!」
子供・・・デルデは長老を掴んだ。
「美味しく吸ってもらうのとそのまま湿気っていくのとアイツはどちらを選ぶと思う!」
「なぁ、ブリーザは煙草を持っていると思うか?」
「まさかついてくるの!?」
「お前なら倒せるんだろ?倒して絶対吸うぞ・・・!」
オーナーってこんなにタバコに依存してたんだ・・・
俺は衝撃を受けつつブリーザのいる星に向かい・・・
「ぐああああ!」
俺は一瞬でブリーザを倒した。形態を変化させようとしてきたがタバコに切れたオーナーが恐ろしくてすぐに倒しました・・・
「ぐっ・・・まさかこのブリーザ様が妖精にやられるとは・・・」
そういうの良いからこっちはお前より恐ろしい威圧を持った人に睨まれてるんだよ。
「まさかお前たちも私と同じものを欲しているとは・・・受け取れ。」
そうしてブリーザが出したのはズルズルのボールだった・・・
「全然違うぞ!なんだその気持ち悪いボールは!」
オーナーは当然絶叫する・・・
「これはズルズルボール、七つ集めるとズルズルの龍が現れ何でも欲しいものをズルズルにしてくれるボールだ。」
なんか前世で聞いたことあるし凄い嫌がらせ要素の加わったボールだな・・・
「しかも七つってことは・・・」
「タバコのために後六つも探すのなんて御免だぞ・・・もう一か八か違う星の自販機で買うか・・・」
絶対そうした方が良いだろ・・・俺はオーナーと別れようとしたが・・・
「グリリン!目を開けてくれよグリリン!くそう!ズルズルボールさえあれば・・・」
俺たちがつくまえに戦っていた人が死んでしまった仲間の躯の前で泣いていた・・・
俺たちは困ってる人は見過ごせない性分なので・・・
「グリリン生き返らせるか・・・」
「あぁ・・・」
自然と不思議な友情が出来上がり。
「あががが・・・」
人造人間のセロを倒し無事残りのズルズルボールを集めた。
そしてグリリンと一緒に戦っていた小林と一緒にズルズルボールを使うことにした。
「「「いでよズルズル龍!!我が願いかなえたまえ!」」」
・・・・・
「龍なんてでないぞ・・・」
オーナーの言う通り反応がないな・・・
「はっ!一個だけズルズルボールじゃねぇぞ!」
小林がそんなことを言ってきたそんな・・・また集めなおし・・・
「ぬるぬるボールだ!」
「それってお前の感じ方の問題じゃ・・・」
俺が突っ込むとボールが反応しブリーザから聞いた通りズルズルの龍が出てきた・・・
「よくぞヌメヌメボールを集めた。」
「もう伝承もクソもないな・・・」
龍の言葉を聞いたオーナーはそういうが最もだな・・・
「ほら、早くグリリンを生き返らせよう。」
俺は小林に言うが・・・
「いやいいや、ヌメヌメならおら別のが良い。」
はぁ!?仲間の他にどんなものを・・・
「ギャルのパンティーおくれ!」
ズガッ!
その瞬間小林はオーナーに殴られて気絶した・・・
「すまん、ムカついて殴ってしまった・・・」
「いいえ、たばこ吸っててもイライラするものはイライラしますから・・・事実俺もムカつきましたし・・・」
そうしてまた友情を深めたわけだが・・・
「さて、願いはどうするか・・・ヌメヌメのタバコは吸いたくないし・・・」
「そうだ、なら最高の一本を手に入れましょうか。」
そうして俺たちは願いを叶えまたハメック星に戻った。
「もう大丈夫ですよ、ブリーザも倒しましたし復興も力添えをします。」
「そして形見はもう必要ない。お父さんは生き返ったんだからな。」
俺とオーナーは長老とデルデにそう言った。
「まさか・・・と。」
「あぁ、お父さんだ。」
ヌメヌメ・・・
ー回想終了ー
sideカゲチヨ
「そうして微妙な空気の中で私は思ったんだ・・・タバコは控えようって・・・」
何だその思い出!?
「っていうかクリスとはそうやって出会ったんすか?」
「あぁ、同じ旅と苦楽を共にした仲間として協力関係になったというところだな。」
そうだったのか・・・
「もう帰るんだな。暗くなってるぞ。」
もうちょっと聞きたかったんだけどな・・・そうしてオーナーとクリスの出会いを聞くことが出来た俺であった・・・