妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋   作:ikkun

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銀魂の「男なら取りあえずカジキ!」を参考にしました。


酔狂な異宙人

sideカゲチヨ

俺たちは遠出して釣りに来ていた。

 

「うわっ!何この魚!?やっぱり異宙人が来てから生態系がおかしくなってるね。」

 

カンナの言う通りだな・・・すごい変わった魚が釣れた・・・

 

「カンナちゃん、とりあえずバケツに入れて。」

 

「ヒサメちゃん!?これ食べるの?」

 

ヒサの発言にカンナは驚く。

 

「納豆や鮟鱇を思い出してください。見た目がグロいものほど美味しいんですよ。」

 

フィーア・・・そういうもんなのか?

俺は魚の味を気にしていると・・・

 

「皆!見てくれ!凄いのが連れたぞ!」

 

シディがそう言ってあげた釣竿を見せてきた。そこには・・・

 

「いだだだだだ!!あれ?痛くないかも?やっぱり痛い!」

 

「これも食べられるだろうか?」

 

シディが聞いてくるが俺たちは固まってしまって答えられない・・・だってこれはどう見ても・・・

 

「ふんっ!」

 

「あぱっ!」

 

一番に動いたのはフィーアだった、豪快な蹴りで河童を湖に戻した・・・

 

「?何故逃がしてしまっんだ?」

 

いや、シディだってあれ・・・

 

「確実に河童だったよねあれ・・・」

 

ヒサの言う通り頭に皿乗ってたし・・・メガネかけたおっさんみたいだけど確実に・・・

 

「違うよ。河童があんなおっさんなわけないよ、あれはあの湖に住む皿をのっけたおじさんだよ。」

 

カンナは河童がおっさんなことを認めたくないのか現実逃避してる・・・

 

「なら何で体は緑色なんですか?」

 

「それは・・・アルコール依存症とか?ニコチン依存のどっちかじゃない?」

 

「アルコールやニコチンにそんな成分あったら酒や煙草なんて誰もやんねーよ!」

 

フィーアの質問にカンナはそう返したが無理あんだろ!

次の瞬間足を誰かに掴まれてる感覚が・・・

 

「おい、メガネ割れたじゃねーかこのやろー親に連絡しろおお!弁償してもらうからなぁ!」

 

ぎゃああああ!何で俺の足掴むんだよ!

 

「すまん・・・湖から出てきて皆びっくりしてしまってな・・・」

 

「うん、そっちのケモ耳の兄ちゃんは良く言ったな。」

 

シディ~!あれ?三人は

だだだ・・・!

 

「あぁぁ!待ておめーら!!?」

 

「逃がさん!名前と住所言え!」

 

河童はそういうと長い舌を出して三人を捕まえた!

 

「いやあああ!無理無理ぃ!」

 

「ぎゃー!なんかカメレオンの捕食みたいにぃぃ!」

 

「うかつでしたね・・・」

 

sideカンナ

 

そうしてアーシたちは河童に説教を受けることになった・・・

 

「おっさんだってなぁ最初から誤れば怒んないよそんなに。悪いことしたら謝るのが筋だろ?何で逃げた?」

 

「えっと・・・河童だったから?」

 

ヒサメちゃんはそういう・・・

 

「河童?訳のわからんこと言ってごまかそうとするな。」

 

「いやアンタが一番わけわかんないんだけど。」

 

「おっさんのどこがわけわからないってぇ!この小娘!それから俺は海老名さんと呼べ!」

 

いや事実じゃん・・・なんでここに住んでるかもわからないし・・・

 

「すみません、海老名さん私が頭の角おりますので勘弁してください。」

 

フィーアちゃん!?どんな謝罪の仕方?

 

「よ~しよく謝ったなお嬢ちゃん。ご褒美にビスケットをやろう。」

 

「水の中にいたからびちゃびちゃになってるじゃないですか・・・」

 

ありがた迷惑とはまさにこのことだね・・・

 

「まぁ、割れたのがメガネの方で良かったよ。これで皿が割れてたらおっさんも切れてたね。いいか皿だけは触らせない・・・」

 

ぶろろろ・・・がしゃん!

 

「「「「「あぁぁああああ!!」」」」」

 

アーシたちは悲鳴を上げるいきなり割れたぁ!

投げた方向を見てみると・・・

 

「ごめーんゴルフの素振りやってたらすべっちゃった~。」

 

いかにもな悪党がやってきた・・・

 

「だから言ったじゃん。ここは俺の土地だって。」

 

「やかましいわ!こちとらお前らの影も形もないころからここに住んでるんだ!っていうかあんま見んな!恥ずかしいから。」

 

皿が割れてシャイになってる・・・意味あるのかなあのお皿・・・

 

「住む池なら用意してやるからさ。ここからは出て言ってくれない?」

 

「そういう問題じゃねーんだよ!ここはアイツの・・・」

 

 

「これ以上邪魔するなら覚悟しておいてよ。ゴルフボールが飛んできても知らないよ・・・」

 

sideフィーア

私は取りあえず皿の修復をしながら海老名さんの話を聞きます。

 

「はい。もう大丈夫ですよ!」

 

パン、パリン!

 

「あれ?今パリンっていわなかった?」

 

「気のせいっすよ。」

 

カゲチヨが魚を食べながら答える。

 

「海老名さん、私たちカレコレ屋やってるんです。引っ越しなら手伝いますよ。」

 

ヒサメちゃんはあの男の嫌がらせを心配しながら言う。

 

「余計なお世話だっつーの。・・・・・あれ見ろ、妙なもんが見えるだろ?ありゃ俺が昔乗ってた船だ。」

 

異宙人だったのはわかってましたけどあんな古びたものが・・・

 

「俺たちの種族は清い水がねーと生きられねぇ。俺たちの土地は天変地異で水を失い地球にやってきた。たまげたよこんなきれいな星があるなんて。あの頃は異宙人も少なかったし宝石独り占めできた気分だった・・・でも迫害にもあって孤独になった・・・」

 

「そういえばさっきアイツっていってたけどまだだれかいたの?」

 

カンナちゃんが聞く。

 

「あぁ、それが運命の出会いだった。アイツ・・・娘はいつの間にか池のほとりにいた。最初は隠れてたが話すと肺を患ってたみたいでな・・・腫物扱いされてたのを嫌がって抜け出してきていたんだ。」

 

ーおじさんいいなぁ・・・綺麗な水を自由に泳げてー

 

ー体直せばいいー

 

ー無理よ、もうずっとだものー

 

ー人生は長いんだ。おめーが治すまで守ってやるよ。綺麗なままでー

 

・・・・・

 

「約束って何年前だよ・・・」

 

「さあな・・・だが船の錆具合や有様を見ればわかるさ・・・」

 

カゲチヨとシディの言う通りですね・・・

 

「酔狂にもほどがあるだろ。」

 

そういいつつインターネットで河童のコスプレセットを注文してるなんて素直じゃないですね・・・

 

sideカゲチヨ

 

「くくく・・・俺ももう我慢の限界だ。池ごと埋めてやるもんね~」

 

「でも大丈夫ですかね?河童の祟りとか。」

 

「バカ!河童が呪いなんて使えないことはもうわかってんだよ!」

 

まぁ、そう来ると思ってたぜ・・・

男たちはブルドーザーを動かそうとしたが・・・

 

「何だ・・・とま・・・」

 

「すまんがここは通せないな。」

 

「私たちはシデ河童とフィー河童です!」

 

「ぎゃああああ!!」

 

河童のコスプレをしたシディがそれを止めフィーアが運転手を蹴り飛ばす。

 

「どうしたんだ・・・」

 

「どーも!カン河童推参!」

 

「ヒサ河童です・・・うぅ・・・恥ずかしい・・・」

 

そう言ってヒサは電撃、カンナは炎で気絶させた。

 

「お前は・・・」

 

俺はボスの首を血液の縄で絞めながら言う。

 

「妖精王の泉から参上したカゲ河童っす・・・ところでこの湖から手を引いてもらうぜ。さもないと河童の祟りが・・・」

 

「ま、待て・・・河童と言えば胡瓜か?金だけはあ・・・」

 

好きな物か・・・そうだな。

 

「あー・・・和食と酔狂な奴かな?」

 

そうして俺たちはアイツらを湖から引かせた。

 

そして数日後俺はまた釣りをしに来た。

 

「また来たのか。」

 

「あぁ、土地が売りに出されたから釣りし放題だしな。」

 

「クズやな・・・なんか武闘派の河童が出たとかで騒ぎになっていたらしいが・・・」

 

俺が海老名とそう話していると・・・

 

パシャン。

 

綺麗な魚が飛び跳ねた。

 

「あんな綺麗な魚が泳いでたんだな・・・」

 

楽しそうに泳いでるな・・・

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