妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋   作:ikkun

385 / 913
今回は瓜生とのコラボです。
https://www.youtube.com/watch?v=P5JNQC_DfQ0


悪徳支援施設とメロンパン

side瓜生

 

俺の名前は瓜生達臣。

 

「完璧だ!俺はジャムのおじさんを超えたぁ!」

 

「ライバル視していたのね・・・」

 

看板娘のカリンと移動式メロンパン屋を営む元殺し屋だ。

 

この世界には目を覆いたくなるようなくそったれな金儲けが存在する。

 

「無垢な子供を売る鬼畜さん。死んだ方が世のためだ。」

 

「ごおおお!」

 

「何で首が真っすぐなんだ?折るね。」

 

「フツウ!?」

 

ターゲットは無感情に殺す最短で責務を果たすだけ。

 

だがカンナさんのメロンパンに出会い俺は殺し屋をやめた。

 

「これうますぎだぁぁぁぁ!」

 

(あ、神の声が聞こえたで。メロンパンマンになれやって・・・)

 

この味を広めていくのが責務だと感じたほどだ。

そして俺はカンナさんに学び・・・

 

「売れるかわかんないけどファイトだカエル男。」

 

「くうう!パンの味も口の悪さも日本一!」

 

ついにお墨付きをいただくことができたんだ。

はっきりいって売れ行きは好調、看板娘のカリンが異様なほど人たらしの才覚を発揮してやがるからな・・・

今日はカレコレ屋の皆さんや妖精王の森の住人達も巻き込んだお話だ。

 

その日はカレコレ屋に依頼してメロンパン屋を手伝ってもらった。

カリンがテレビに出たせいで客が押し寄せていたからだ。

そんな中珍しいお客さんが現れた。

 

「メロンパン四つお願いします。」

 

それはユカちゃんと信女ちゃん妖精王の森の貿易会社を務めている陸奥さんと三輪さんだった。

 

「上手いな、瓜生もう一つじゃ。」

 

「相変わらず凄い食べっぷりだな・・・」

 

「ホントっすよね・・・」

 

俺とカゲチヨはヒサメちゃんにも劣らない陸奥さんの大食漢に絶句する。

そうしているうちに材料を切らしてしまったので俺とユカちゃん、手伝ってを希望した三輪さんと一緒に買いだしに行った帰り・・・

 

「なっ!ヒデさんですか!?」

 

「また厄介ごとの匂いだね・・・」

 

三輪さんとユカちゃんの言う通り見知った顔が足がズタボロにされて倒れていたのだ!

俺たちはすぐさま命の雫で治療した後ヒデさんを病院に連れて行った。

幸い体力の減少と栄養失調と診断された。

 

「それであの足の傷はどうしたんですか?」

 

ユカちゃんは聞く。

 

「実は・・・」

 

ヒデさんはこれまでにあったことを話し始めた。

 

sideユカ

 

実はヒデさんには暗い過去があってホームレスで空腹で人から金を奪ってしまいました・・・

でも空腹が満たされた時罪悪間で一杯になり自首をした。

刑務所でも手紙を書き被害者にも許してもらった。

 

この前だって・・・

 

「あれ?良いスーツですね!」

 

「ユカちゃん!ああ!今度こそ路上生活から抜け出すんだ!」

 

ヒデさんは元気な目で言ったんだけどやっぱり前科者は風当たりが強くなかなか職につけなかった。

 

「ヒデさん。もしよかったら森に来てみませんか?」

 

三輪さんは昔の貧乏だった自分と重なったのか森に来るかと誘ったが・・・

 

「できるだけ頑張ってみたいんだ・・・」

 

ヒデさんは頑張るといってその誘いを遠慮した。

そしてある時男に就職を手助けすると言われて入った施設は富永更生館という施設の職員。

でもそこは極悪施設、所持品没収は序の口で寝る環境は雑魚寝で昼ごはんは饐えたご飯でした。

そして脱走者は苛烈な暴力を振るわせた。

 

「それで足をやられていたのか・・・」

 

シディさんの言う通りですね・・・

 

「一緒に逃げた奴は捕まって殺される・・・」

 

「わかりました!私たちが助けてきます。」

 

「よし!行こうか!」

 

「異議なしです。」

 

ヒデさんの言葉にお姉さまたちが答える。

 

当然皆さんも行く目をしていましたがメロンパン屋もあるのでカリンさんと信女さんは店に残ることにしました。

 

sideカゲチヨ

 

「死臭の匂いからしてここだな・・・」

 

「うぬ、血の匂いが充満している・・・」

 

瓜生とシディの鼻を頼りに部屋を覗くと・・・

 

「よーし社会のゴミどもは足を狩るべきだな!」

 

「やめてくれぇぇ!」

 

鎌を持った男が入居者の足を鎌で狩ろうとしていた。

 

「お前の言う通りだ。ちょっと貸して。」

 

そこから瓜生が突っ込んだかと思うと・・・

 

「社会のゴミがいたので両足狩ります。」

 

「ぎゃああ!?」

 

一瞬にして鎌を奪って両足を両断した!

 

「では私も社会のゴミの腹を次々裂いていきましょう。」

 

「お父さんには劣るけど結構な槍術でしょ?」

 

「おびょおおお!?」

 

フィーアとユカもそれに続いて職員の腹を次々と掻っ捌く!

 

「てめぇら!美華栄流(みかえる)を・・・」

 

中から男たちが次々入ってきたけど・・・

 

「言わなくていいですよ。脳の要領の無駄なんで。」

 

「全くじゃな。」

 

「一気に蹴散らそう!」

 

「ぬばあああ!?」

 

陸奥さんの剛腕と三輪さんの刀、シディの爪で次々と屠られる。

 

「くそ・・・体が思うように・・・」

 

「俺特製の麻痺のウイルスだ。」

 

そして残りは俺のウイルスで動けなくした後・・・

 

「痺れて!」

 

「こんがり焼いてあげる!」

 

「「あんぎゃああああ!!?」」

 

ヒサの電気の熱とカンナの炎で見事に焼けてしまった。

 

そうして俺たちは救出作業に入ったんだけど・・

 

「助けて!?」

 

爆弾を括り付けた女性がいたけど・・・

 

「大丈夫です!霊槍で慎重にはぎ取って水につけちゃいましょう!」

 

ユカの冷静な判断で解除することが出来た。

 

noside

 

一方留守番をしていたカリンて信女もとんでもない相手と対峙していた。

 

「死龍はどこか教えてくれないか?お嬢さんにカリン。」

 

「貴方は誰?」

 

「貴方は・・・」

 

信女が男に尋ねるとカリンが答える。彼の名前はバース。

瓜生とカリンが所属していた組織で日本刀使いをしている男だ。

 

「教えられないなら死ぬだけだ。」

 

「教える義理はないわ!」

 

カリンはクリスタルナイフを投げて迎撃。

 

「ふん・・・見切っているぞ。」

 

バースは次々とナイフを避けるが・・・

 

「じゃあこの剣も見切れる?」

 

「ぬううう!?」

 

信女は殺気を殺して背後から切りかかる。しかしバースも超反応で受け止める。

 

「お前の剣・・・暗殺剣か・・・」

 

「勝負する?」

 

バースと信女は剣撃のラッシュを繰り出す。

 

「なかなかやるな!だが本気を出していないだろう?」

 

「貴方も間合いを把握する力は凄いでも意識の外の攻撃は無理。」

 

そうして信女は隠しの小太刀を鞘から抜いて切りかかった。

 

「ちいいい!」

 

バースは躱し切れず少し手傷を追う。

 

「お前・・・まさか異宙人か。」

 

「今更?目的は死龍だけなら今日は引いた方が良いことが分かった?」

 

バースは信女の身体能力を見てそう言い、信女はバースに引くように言う。

 

「ふん・・・ならば死龍に伝えておけ・・・近々にお前を殺すと。」

 

バースは刀を収め去っていった・・・

 

「変わった男だった。」

 

信女はドーナツを頬張りながら言う。

 

「変わってても腕はあれでも一流だからね・・・ありがとう信女ちゃん助かっちゃった!」

 

カリンは信女にお礼を言う。

 

「別に、それにもうすぐ皆が帰ってくる頃だったし丁度良かった。」

 

こうして事件は本当の終幕を迎えた。

 

side瓜生

 

「ってことがあったのよ。」

 

俺はバースの事をカリンから聞いた。

 

「そりゃ後で信女ちゃんにメロンパンおごらないとな。」

 

後はバース近々戦うことになるな・・・

 

ヒデさんはあの後森に来ることになり経営力でかなり貢献しているらしい。

こうして俺は今日もパンを作り続けるのだった・・・

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。