妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideヒサメ
「ダーダー」
またカゲが若返りの薬を飲んじゃった・・・
「今度は大分若返ってしまったな。」
「何でもいいから早く元に戻してよ・・・」
シディと怯えているカンナちゃんが言う・・・
「全く・・・何度同じことをしてるんだ。」
「再生数狙いとはいえ学習能力をどこかにやったんですか?カゲチヨは・・・」
オーナーとフィーアちゃんも呆れながら言う・・・
「元に戻る薬もありますし今回は大丈夫ですね。」
フィーアちゃんの言う通り飲ませちゃおう。
「だっ!」
あー!薬が落ちて瓶が割れちゃった!
「まだあるぞ。」
でもカゲは怖いのか薬を拒否してしまう・・・
「飲めっていってるのがわからないの?漏斗で無理やり飲ますしか・・・」
「だー!?」
カンナちゃん!?カゲわかってないから勘弁してあげて!
「オーナー薬の仕入れ直しを頼む。」
「でも新しい薬を持ってきてもこの調子じゃ飲まないかも・・・」
シディの言うことに私はそういう。
「もう漏斗しか・・・」
「いや、もう一つ方法があるぞ。」
カンナちゃんがまた凶行に走るなかオーナーが案を出してくれる。
「リサイクルショップに1000倍の速度で成長させられるカプセルがある。それである程度分別着くまで成長させて飲ませろ。」
そうして動画に夢中になってるうちに入れたんだけど・・・
「そもそも食事って非効率だろ。サプリとか他の栄養補給もあるんだからそれ使わないとか頭悪くないか?」
カプセルの中で動画を見たせいかこんな理屈っぽい子に・・・
「早く食べてよ。片付け出来ない方が非効率だから。」
「ひいいい!!」
カンナちゃんがフォークを向けてカゲを脅しカゲは無我夢中で食べ始める。
「カンナちゃん流石だね・・・」
「ああいうのってやるのは良いけどやられるとムカつくって初めて分かったよ・・・」
良かった・・・カンナちゃんが分かり始めてくれて・・・
sideフィーア
そうして依頼人が来たわけなんですが・・・
「はい、私はしろゆきという名前で人生相談に答える配信をすることで生計を立ててるんですけど・・・」
「うおー、本物のしろゆきだ!」
そういえばカゲチヨが見てましたね・・・毒舌で答えてるって感じの・・・
「私なんかの配信見ても何もいいことないですよ・・・はい・・」
なんかヨ―メイみたいな卑屈な感じで動画のイメージと違いますね・・・
「それで本題なんですが・・・視聴者の反応が良くないんです。そこであなた達に自分の代打として出演して欲しいんです。」
「えぇっ!?視聴者の悩みを聞くんですよね?答えられるかな・・・」
ヒサメちゃんの言う通り私たち人生なんてあんまり経験してませんよ?
「毒舌ならフィーアちゃんが行けば受けるんじゃない?」
「は?私がいつどこで毒舌になったって言うんですか?」
「いや、結構カゲにも他の男子にも使ってるじゃん・・・」
カンナちゃんもヒサメちゃんも酷いです!
「俺がやるよ!子供は強いコンテンツだし!」
子供になったカゲチヨがですか・・・?目を高速で動かして今の理屈っぽいカゲチヨならいけるんでしょうか・・・?しろゆきさんも
「おぉ!配信時の私にそっくり!この子を生放送に参加させたら面白そうです!」
結局依頼人からの強い要望でカゲゆきが誕生しました・・・
sideカンナ
そうして動画配信を始めることになったんだけど・・・
「何その服・・・」
しろゆきさんと同じ服?
「私の代打なのでコーディネートしました!配信を始めますよ!」
「本当に大丈夫?子供のカゲには無理なんじゃ・・・」
「それを決めるのはヒサじゃないだろ?そういやってやりたいことを取り上げるから子供は好奇心が無くなってやる気が無くなっちゃうんだぞ?」
「すごい完璧な回答です!もう私より才能があるかもですね・・・」
確かにそうだけどまたネガティブなことを・・・
「三人とも、何かあればフォローすればいい。」
シディの言う通りだしやらせてみるか・・・
「任せるぽん!」
「おお!家での口調そっくり!」
しろゆきさんとカゲゆき・・・どっちも不安だ・・・
そういうことで配信は始まったんだけど・・・
「学校で陽キャから友達がいないことを馬鹿にされました。僕は友達を作った方がいいでしょうか?」
なかなかハードな質問が来たね・・・
「好きに言わせておけばいいんじゃないですかね?っていうのも友達マウント取ってくる奴って友達の数がステータスって思ってるんすよ。けど自分自身に価値を感じないから~他人で補おうとするんですよね良かったねと言って聞き流しましょう。」
「手の動きは一体なんだ?」
シディの言う通り訳の分からない手の動きと共に理論を紡ぎだすさまはなんか素直に聞けなくさせる何かを感じる・・・
「それに好きでもない奴と仲良くしたり話たりするのって無駄ですよね?だったら一人でいる方が頭良くないですか?」
「陰キャな部分が出てきたぞ。」
「根本が変わってなさすぎで草ですね・・・」
ヒサメちゃんとフィーアちゃんの言う通り深層的な闇を感じる・・・
また相談者は喜んでたし・・・
「これも面白いですね・・・」
しろゆきさんも満足してますしいいのかもね・・・
次の相談は・・・
「私はお肉が嫌いで食べていないのですが健康のために食べるべきでしょうか?また三食必ず取らないといけないのでしょうか?」
それは食べた方が良いでしょ?
「うーん、食物アレルギーに違いがあるのにまるで食べないと健康を害すという風潮があること自体頭悪いんですよ。胃袋の大きさや代謝量も人によって違うんでそれぞれが好きに食べればいいんじゃないですかね?」
「確かに・・・!私も我慢してたけどもっと食べていいんだ!ありがとう!カゲゆき!」
「何で相談者側にいってるんですか・・・」
ヒサメちゃんに依頼人が言う。
「まずいな・・・食費が大変なことになりそうだ・・・」
「シディ・・・カンナちゃんドンマイです。」
ははは・・・勘弁して・・・
sideフィーア
次の質問は・・・
「私には長年許せない相手がいて復讐を考えています。背中を押してください。」
重すぎじゃないですか?
「そもそもこうして相談している時点で無理なので諦めてください。」
おぉ・・・
「カゲチヨどうしちゃったんですか?」
「いつものカゲならろくでもないこと言い出すと思ってたのに!」
私とヒサメちゃんだけでなく皆驚愕します。
「復讐にまよってるってことは損得勘定のほうが勝ってるということの現れなんですよ。貴方の復讐心は復讐した時に自分が被る被害より小さいってことなんですよ。まぁ、どうしても許せないならやってもいいとも思いますよ?犯罪はバレなきゃセーフなんで。」
「結局そこに行きつくんだ・・・」
カンナちゃんの言う通りやる気のそがれる対応ですね・・・
「おいらもやったけどバレずに訴えられなかったですし。」
「カゲチヨが犯罪を・・・?」
シディさん・・・こういう場合は・・・
「歯磨きしないで寝たんですけど怒られてないんで。」
大体しょうもないですから。
「お前のやってることはアドバイスでも何でもない。当たり前のことをそれっぽく言ってるだけ。」
ついに来ましたね・・・アンチコメ・・・
「この人いつも荒らしコメしてくるんです・・・怖いよぉ・・・」
「ブロックすればいいだけじゃないですか?」
私が言うと・・・
「ブロックしたら負けた感じになって私泣きますよ!?」
「もう論理性の欠片もない・・・」
カンナちゃんの言う通りネガティブ全開の回答でした・・・
するとカゲゆきは
「おいらは真面目に答えてますよ。変な言いがかりはよしてください。」
「こんな奴に質問投げる奴も答える奴も頭悪いだろ。」
この返答に対してカゲゆきは・・・
「明らかって言ってますけどなんかそういうデータがあるんですか?」
「切り返した!?」
しろゆきさんも驚きます。
「配信見てたらわかるだろ。」
「質問なげてくれる方とおいらが頭悪いってわかるエビデンス教えて貰っていいですか?」
「それはお前自身が分かってるだろ!」
「答えられないってことは根拠はないってことですよね?根拠なしで話すのやめてもらえますか?」
すると・・・・
「自分はカゲゆき君のアドバイスもらって前向きになれました!」
「配信を見たらわかるそれってあなたの感想ですよね?」
好意的な意見が多くなり・・・
「勝手に配信してろ!」
荒らしコメの人物は消えてしまった。
「良かったですね。」
「あぁ・・・」
しろゆきさんどうしたんでしょうか?
そうして配信は終わりました。
「今日はありがとうカゲチヨ君!」
「俺もただ楽しんでただけだから気にしなくていいぜ。」
しろゆきさんとカゲチヨは話します。
「視聴者の反応も良くなかったからやめようと思っていたけど君のおかげで応援してくれる人が沢山いるってわかって嬉しかった。ファンのために配信を続けようと思えました。」
一件落着ですね。
こうしてカゲチヨも戻ってしろゆくさんの配信を見てたんですけど・・・
「ぐあああ!論破された!なんだよこいつ!俺こんな奴になってたのか!?」
「「「「うん、がっつり」」」」
やれやれですね・・・