妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋   作:ikkun

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「リアル鬼ごっこ」より前の話になります。
殺人鬼が死刑執行人だったらの話です。




死刑執行人の本性

sideカゲチヨ

今日は依頼で拘置所に来ていた。

 

「新入りかぁ?かわいこちゃんたち名前教えてよぉ~!」

 

早速ヒサたちが絡まれてるけど・・・

 

びりびりっ!

 

「今日付でこの配置になった看守のヒサメです。」

 

ぼおお!

 

「ぎゃあぁ!?頭がぁ!」

 

「同じくカンナです!」

 

ドコっ!

 

「おぽぽぽ・・・」

 

「同じくフィーアですよろしくお願いします。」

 

ヒサは電撃、カンナは炎で囚人の髪を燃やしフィーアは囚人に金的を食らわしちまった・・・

 

なぜこんなことになったかというと・・・

 

ー回想ー

 

カレコレ屋に依頼人である看守長がやってきた。

 

「最近おかしなことが起こるんです。」

 

「おかしなこと?」

 

俺は首を傾げる。

 

「囚人が死ぬんです。それも死刑囚ばかりが。最初は感染症かと思いましたが死刑囚は独房内で生活するので・・・」

 

「感染は拡大しにくいのに感染したということですね・・・」

 

フィーアが分析する。

 

「それに拘置所には我々職員をはじめ刑が確定していない未決囚もいます。」

 

「それなのに死刑囚が狙ってるかのように死んでいるね・・・」

 

「確かに妙だな。」

 

依頼人の言葉にカンナとシディも同意する。

 

「拘置所では死刑も行っているので死んだ死刑囚の呪いなどと言い出す者がいて看守にも職務放棄するものがいる始末で・・・」

 

「俺らで調査すればいいってことですよね?」

 

「でも調査はどうやって?」

 

俺とヒサが聞く。

 

「皆さんには増員の看守という形で拘置所に来ていただきたいんです。」

 

ー回想終了ー

 

ということで俺達はここにきている。

 

sideヒサメ

ということで囚人の点呼をシディが。

 

「囚人番号152番。」

 

「はいはい。」

 

逃走がないかの確認。

日中の刑務作業の見張りをカゲとカンナちゃんがやったんだけど・・・

 

「そこ!私語は慎め!」

 

「陰気面が・・・」

 

「女看守に叱られたかった・・・」

 

「は~い、皆さんに喝を入れていきますよ。」

 

ビシッ!

 

「ぎゃああ!竹刀で叩かれた!」

 

「しかも熱を帯びてやがる!」

 

カゲはなめられてたけどカンナちゃんの凄すぎるしつけで何とかなった・・・

 

「カゲ大丈夫だった?」

 

「カンナのおかげで俺もビビられるようにはなったけど納得いかねぇ・・・」

 

「でも今のところ異常はありませんね。」

 

カゲが愚痴るなかフィーアちゃんが言う。

 

「死刑囚同士かあるいは看守か・・・あらゆる視点で見て行こう!」

 

カンナちゃんがそう言ったときドアがノックされた。

 

「君たちのことは他の看守にも話していない。私以外の人間に気づかれないように。」

 

依頼人の注意を聞いた後部屋に一人の男が入ってきた。

 

「失礼します。明日予定されていた死刑の執行人が二人辞職したいと言ってきました。」

 

「またか・・・これでは看守がいなくなってしまう。」

 

男と依頼人は話す。

 

「確か三つボタンがあって同時に押すんだよね?」

 

私はカゲにこっそり聞く。

 

「あぁ、精神的負担を軽くするシステムだ。」

 

カゲがそういうと

 

「明日の刑を伸ばすわけにはいかない。他の看守に担当させなければ・・・」

 

「看守長。よければ私にご命令を。」

 

依頼人がそういうと男はそう言ってきた。

 

「しかし連続で行うのは負担が・・・」

 

「職務のうちです。」

 

「・・・わかった。あと一人は・・・」

 

「アーシがやりましょうか?」

 

カンナちゃんがそういうけど・・・

 

「ダメだ、囚人へのしつけが少しいきすぎてるらしいな。君は反省文を書いてもらう。」

 

「えー!!?」

 

男に反論されてしまった・・・そうしてカンナちゃんは反省文を書きに行った。

 

「・・・なら俺がやります。」

 

「頼もしいな新入り。」

 

そうして死刑執行人はカゲに決まってしまった・・・

 

「カゲ、ホントに良いの?」

 

「下手に拒否したら怪しまれるだろ?」

 

私はカゲに聞くけど反論されてしまう・・・

 

「カンナちゃんがまさかの反省文の刑ですからね・・・」

 

「俺たちにやらせたくないのもあるのだろう?」

 

フィーアちゃんとシディも言う。

 

「それだけじゃねーよ。ちょっと気になることがあってな。」

 

sideカゲチヨ

そうして俺はボタンを押した後あの辞職を報告した先輩の所に行った・・・

俺の予想では・・・そう思っていると先輩は何かを用意しているようだった。

 

「何やってんすか先輩?」

 

俺はあえて見てないふりをする。

 

「どうした新入り?眠れないか?」

 

「まぁ、水を飲みに。」

 

「無理もない。初めてだからな。俺はもう覚えていない・・・」

 

さて仕掛けるか・・・

 

「この水もらっても良いですか?」

 

俺は何かを入れた水を思いっきり飲む。

 

「なるほど・・・毒か。死刑囚のお茶に混ぜてたとはな・・・」

 

「少量ずつな・・・お前ただの看守じゃないな・・?」

 

「俺はカレコレ屋さ。拘置所の異変の調査で来たんだよ。」

 

俺は宣言する。

 

「毒のことも分かっていたのか?」

 

「いや、死ににくい体質だから手っ取り早く確かめたんだ。この異変に緊張や不安を抱えてるのにアンタだけ違ったからな。ボタンを押す時に確信に変わったけどな。」

 

「くくく・・・はははは!ほんとは初めての執行の時はうれしくて眠れなかったよ。」

 

なるほどな・・・

 

「それがアンタの本性か。やっぱカンナを見てても慣れないもんだぜ。」

 

「あの子は僕と同類っぽいからね居場所を奪われたくなかったから遠ざけさせたんだよ。」

 

それで反省文送りにしたのか・・・

 

「逆になんで俺は自分を偽って過ごさなきゃならないんだ?」

 

「・・・もうすぐ俺の仲間がここに来る。偽らずに牢屋の中で生きていけよ。」

 

俺はそういうが・・・

 

「それはごめんだね。」

 

「カゲチヨやられた。看守長がいなくなってる。」

 

カンナたちがここに来てくれた。

 

「保険をかけておいて助かったよ。くくく・・・看守長辞職する前にもう少しだけお世話になります。」

 

「嫌だ!カレコレ屋手を出すなよ!」

 

「うかつに手を出せないですね・・・」

 

「二人とも金属を身に着けてるから磁力でもダメだろうし・・・」

 

依頼人が叫ぶ中フィーアとヒサがそういう。

 

「君が本物の私を解放してくれたんだ、感謝するよ。」

 

「一番最初にここに来るんだな・・・他に手を出すんじゃねーぞ!」

 

そうしてあの看守は逃げおおせてしまった・・・

あの依頼人は積極的に逃がしてしまったため降格してしまったらしい・・・

 

「厄介な野郎が逃げちまったな・・・」

 

俺は事情聴取をする中で俺は呟いた・・・・

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