妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋   作:ikkun

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SCPシリーズ956 子供割り人形

sideカゲチヨ

俺たちはユカにも手伝ってもらって動物の人形を完成させて吊るしていた。

 

「そういえばこれって何ですか?」

 

ユカが聞く、知らなくても無理ないよな・・・

 

「これは幼稚園の依頼で作ってたピニャータっていうものだよ。」

 

「使い方は確か・・・こうだな!」

 

シディストップ!

 

バカンっ!

 

「シディさん割ったら最初から作り直しですよ・・・」

 

「すまない・・・ユカに使い方を説明したくて・・・」

 

フィーアの言う通りだけどシディの気持ちもわかるし仕方ねぇな・・・

 

「でもこの人形の起源とか何も知らないよな。」

 

俺が言うと

 

「アーシは知ってるよ!」

 

カンナが手をあげて答えた。

 

「ピニャータはメキシコや南米のお祝いでよく使われるくす玉人形だよ。スイカ割りの要領で叩き割って中にあるおもちゃやお菓子を取り出すってわけ。」

 

カンナ博識だよな・・・

 

「でも子供が動物を模した人形を割るなんて残酷じゃないですか?」

 

フィーアの言う通りだよな・・・

 

「でも向こうでも昔は戦いに勝った勝者を神の生贄にしてたみたいだし似たようなものなんじゃない?」

 

カンナがそういうと

 

「うぬ・・・」

 

「確かにそうですね・・・」

 

なんでかフィーアとシディの顔が暗くなってしまった・・・(理由は「悲しき儀式」を見てください)

 

「で、でもこの中身は何ですか?グラムジャムンとか激辛の飴とか子供泣きますよ?」

 

ユカが話題を切り替える。

 

「え?子供は甘いもの好きじゃないですか?」

 

「辛いもの好きの子供が喜ぶようにしたかったんだけど・・・」

 

やっぱりフィーアとカンナか・・・

 

「取りあえず材料とお菓子を買いにいくか・・・」

 

俺は皆に言う。

 

「ついでに今日食べるおやつも買いましょう!」

 

「そうだね!」

 

フィーアとヒサの言う通り百均で買うか・・・

 

sideフィーア

 

そうして私たちは戻ってきたのですが・・・

 

「あれ?いつの間にかピニャータがありますよ?誰か作ったんですか?」

 

私は皆に聞きます。

 

「いや、知らねーな・・・」

 

「もしかしてまたトラブルの元じゃないですか?」

 

ユカの言うことが正しそうですね・・・そうおもっていると電話が鳴ります。

 

「もしもし?」

 

カンナちゃんがスピーカーにして出ると・・・

 

「大変です!またSCPー956が逃げ出してしまいました!」

 

如月さんからまたSCPが逃げ出したと報告がありました。

 

「また逃げ出したのかよ!報酬は出すんすよね!?」

 

カゲチヨ・・・現金ですね。

 

「任せてください。それにSCPー956は子供にだけ活性化するのでカレコレ屋の皆さんに被害は出ませんよ。」

 

あれ?じゃあユカは・・・

 

「大丈夫ですよ。妖精の変身能力で肉体年齢も皆さんと同じくらいにします。」

 

そういうとユカは背丈を伸ばし高校生くらいの姿になった・・・

 

「何でもありですね・・・」

 

「うむ。これで全員大丈夫だな。」

 

ユカの能力にフィーアとシディが言って了承した後電話を切る。

 

「それでSCPー956はどんな特徴なの?」

 

ヒサが聞く。

 

「SCPー956は未知の生物を模したピニャータに似た姿らしいよ。丁度このピニャータみたいな・・・」

 

おい、カンナまさか・・・

 

「他にどんな特徴があるんだ?」

 

シディが汗をかきながらカンナに聞く。

 

「えーと・・・SCP-956は12歳以下の子供が一定の距離に近づくと行動が活性化するらしいよ。子供が近づくと子供は意識がはっきりしたまま固まって動けなくなって子供の胴体をSCP-956は破裂するまで殴り続けるみたいだね。」

 

「残酷すぎませんか・・・?」

 

そいつ絶対子供嫌いですね・・・

 

「まるでピニャータの復讐みたいじゃねぇか・・・!?」

 

カゲチヨも戦慄します。

 

「そして破裂した子供の中からは大量のキャンディが出てくるの。キャンディは臓器から作られてるみたい。」

 

気持ち悪すぎませんか・・・?

 

「研究者の話ではSCPー956はある一点を収容室から覗いていたの・・・」

 

「どこなの・・・」

 

ヒサメちゃんが聞く。

 

「視線の先には小学校があったって話だよ・・・」

 

「怖すぎますよ!」

 

執着が異常です!

 

「とにかくこれを研究室に・・・」

 

シディさんが言った瞬間

 

カタカタカタ!

 

「動いた!?」

 

「やっぱりSCP-956だよ!」

 

ユカとカンナちゃんは驚きます!

 

ピュー!!

 

マズイ!飛んでいきました!

 

sideユカ

 

やっと追いつきました!

 

霊槍ヴァルハラ第十四形態 翠蛸(エメラルドオクト)プラスクラーケンの触手

 

私は巨大化させた触手でSCP-956を拘束しました!

 

「なんとか捕まえましたけど・・・」

 

「このキャンディはもとは子供だったってことですね・・・」

 

落ちてたキャンディをみてフィーアお姉さまが言います・・・

 

「でもこれって普通に食べられそうだよな。」

 

カゲチヨさんが言いますが・・・

 

「ダメだよカゲチヨ、SCPー956が作ったキャンディは食べると数分後に心臓が止まって死んじゃうから!」

 

「そうなんだ・・・」

 

カンナお姉さまの言葉にヒサメお姉さまが震えます。

 

「取りあえず研究室に運ぼう!」

 

シディさんの言う通り如月さんの研究室にSCP-956を運びました。

 

「ありがとうございます!これで大丈夫です。」

 

「でもこいつの弱点って何でしょうか・・・」

 

フィーアお姉さま的には知っておきたいですよね・・・

 

「SCP-956は接着剤、砂糖、未特定の毛皮、そして人間の組織からできているんです。高熱や火炎に弱いことが分かっています。」

 

「ってことはアーシやシディの炎で倒せるね。」

 

確かにそうですね。

 

「ダメですよ!?研究対象なんですから!あと公園のキャンディは回収してきたんですか?」

 

あ、忘れてました!!

 

「ヤベェ!犠牲者が出る前に確保しないと!」

 

「それに12歳以下の子供があのキャンディを食べると一定の条件でSCP-956はのコピーができてしまうんです!」

 

「急いで回収だー!!」

 

カゲチヨさんの一言で私たちは走りだします。

その後なんとかキャンディは回収して事件は幕を閉じました・・・

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