妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideカゲチヨ
今日の依頼人は三つ目の異宙人だった・・・
「実は私ラノベ作家を目指しててちょっとさえなくて目立たない男子が女の子にモテモテな話を書きたいと思ってるんです!」
「ラノベとしては王道じゃないですか!」
ユカ!何でお前が笑顔で言うんだよ!?
「だってヒサメお姉さまたちがいないのにカゲチヨさんだけで依頼をこなせるかと思ってきたんですよ!」
どうせ森に飽きて抜け出してきたんだろ・・・
「で、依頼というのは?」
「私が理想とする主人公にカゲチヨ君がピッタリなんです!そのさえなさが!」
「なるほど・・・確かにカゲチヨさんってそういうラノベの主人公の王道の性格してますものね!」
「余計なお世話だ!」
「それでストーリーのネタのためにカゲチヨ君が女子校に唯一の男子として転入したらっていう夢の世界に入って欲しいんです!」
夢の世界?
「私はこの第三の眼で自分の作った世界に人を引き込むことができるんです。」
「ゲイザーみたいな感じですね!」
ユカの言う通り似てるな・・・
「でも条件があって、夢を見せる相手に了承を取らないといけないんです。引き受けてくれますか?」
ま、まあ・・・
「依頼だし仕方ねぇな・・・」
「カゲチヨさん下心が見えてますよ・・・」
ユカ!ナチュラルに心読むなよ!
「私も行っていいですか!女子校とか行ってみたいです!」
「良いですよ!」
sideユカ
「やってきました夢の世界!そして女子好きのロマンが広がってますよ!」
「テンション高いなお前・・・」
しっかり登校した後ですし女子が沢山いますねぇ・・・
「ふふふ・・・」
「あくまで俺が主役の世界だからな・・・?」
分かってますよ!
「おはよー。」
「やっほー!」
「二人ともおはようございます。」
おー!幻とはいえお姉さまたちもいるんですね!
そうして授業が始まりましたが・・・
「結構普通の授業なんですね・・・」
「何でがっかりしてんだよ・・・」
だって女教師じゃないですしテンション上がりませんよ。
そうして授業が終わった後ヒサメお姉さまが
「先生からクラス全員分のノート持って行かないと」
「「マジでか・・・」」
とんでもない量のノートがそこにはありました・・・
「よっと。」
私たちがノートを持ち上げると・・・
「きゃー!やっぱ男の子って力もち!」
「何でカゲチヨさんにだけ歓声が!?」
私は思わず涙目になります・・・
「このくらいで歓声が・・・ちょろいな・・・」
そうしてノート運びが終わった後に・・・
「カゲ!これ・・・調理実習で作ったクッキーあげる。形は崩れてるけど・・・」
「お、おう・・・ありがとな・・・」
むきー!!
「カゲチヨさん!思い上がらないでください!実際のヒサメお姉さまのクッキーは爆発しますよ!わかってるんですか!?」
「分かってるから胸倉掴むなよ!?」
sideカゲチヨ
ユカの嫉妬が強烈すぎるしヒサたちが普段と違ってドキドキする・・・
例えば・・・
「今日は暑いなー・・・ちょっと胸元ゆるめよ・・・」
「うわあぁぁ!?無理だあぁあぁ!」
「うふふふふ・・・」
カンナのセクシーなシーンを見ちまったり・・・
「カゲチヨさんは私のものよ!」
「抜け駆けしないでよ!」
「調子乗んなよ!」
他の女子たちが喧嘩しているところを・・・
「いえ、私の物です。」
「「「ぎゃあああ!?」」」
「カゲチヨ、こんな無法地帯なところとおさらばして放課後は私の家に行きませんか?」
「「ありえないな・・・」」
女子たちをなぎ倒してかっこよく俺を口説くフィーアもいてすっごく疲れた・・・
「くそっ!これならボッチの方がまだましだぞ!」
「羨ましい羨ましい羨ましい・・・・」
ユカの嫉妬も限界でこっちが夢の世界で殺されそうだしもう嫌だー!!
俺は体育の時間になったので速攻で更衣室に隠れた!
「ラノベの世界も体育もダルくなってきた・・・」
俺はそんなことを口走りながら着替えを終えて行こうとしたら・・・
「きゃ!?なんでここに・・・」
ヒサ!?しかも着替え中!?
「俺、男子更衣室に来たはずじゃ・・・」
「男子はカゲしかいないんだから男子用の更衣室なんてないよ!?」
そうだった!早く出て行かねぇと・・・
「体育だるー・・・」
「いちいち更衣室で着替える必要ないのにねー・・・」
マズイ・・・他の女子たちが・・・
「殺す殺す殺す・・・・」
ユカも来てるしもう無理だー!!
「いやー、面白いイベントだらけでしたね。これにて終了とします。」
sideユカ
「助かったぜ・・・時間制限とかあったんだな・・・」
「はい、最高のネタが出ましたよ。」
「良かったですねー・・・ほんと・・・」
「ユカ・・・目が笑ってねーぞ・・・」
うぶな反応とかホント女子にモテそうで羨ましいですよカゲチヨさんは・・・
「でも、結構苦労したな・・・」
「そうですねー、実際男子をめぐって女子が争うところもそうそうないですしね。」
まぁ、そうですよね。
「もっとリアリティのあるやつ思いつきました!レズビアンな女の子と陰キャ男子が他の生徒たちを次々と落としていく新感覚作品なんですけど・・・」
「「それ俺(私)たちのことですよね!?」」
結局その作品はニッチな層に受けて作品化されたそうな・・・
ヨ―メイの特訓小話
ヨ―メイ「森での特訓では機械の技術を学ぶために技術班のジニさんのところで特訓したんですけど・・・」
回想
ジニ「ここをはんだ付けして最後はこう。」
ヨ―メイ「いや、複雑すぎて・・・ぎゃあああ!?」
ボンッ!
回想終了
ヨ―メイ「ジニさんのフィーリングな特訓のせいで機械が爆発・・・悪の科学者の気持ちが分かった今日この頃です・・・」
カゲチヨ「まぁ、ドンマイだな・・・」
ヨ―メイ「あとフィーアさんが頭突きの特訓をしてくれたんですけど・・・」
回想
フィーア「行きますよ。」
ヨ―メイ「バッチ来いです!」
ゴッシャァァァ!!
ヨ―メイ「こここここ・・・・」
フィーア「次は誰ですか?」
回想終了
カンナ「面白いくらいに凹んでるね・・・」
ヨ―メイ「頭突きは格闘技では反則だから有効らしいですけど危うく三途の川を渡りかけました・・・他にも自警団に色々やられたのでまた話せれば話します・・・」