妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideクリス
今日の俺は対バルボアやトッププレデターのための戦力確保としてある異宙人を仲間にするために森の中を歩いていた・・・
「さて・・・ここにアイツ等はいるはずだが・・・」
どんな異宙人かというと・・・
ー回想ー
知り合いの研究者が言うには・・・
「ドリアードは樹木に寄生する実体を持たない異宙の生物です。彼らが住み着いた森から生み出される花粉によって発症する奇病花吐き病特効薬は発見されているのですが作るには彼らの森にある赤い勿忘草が必要になるんです。」
「発症するとどうなるんですか?」
その場にいたユカが尋ねる。
「最初は浅い記憶の消去から始まり深い記憶になると死んだように眠ると言われています・・・」
ふーん・・・恐ろしいけど結構強い奴らなんだね・・・
「良いよ。その勿忘草俺がとってきてあげるよ。」
「良いんですか!?カレコレ屋さんに頼もうと思っていたのですが・・・」
「植物に関わっているから興味が湧いてね・・・」
ー回想終了ー
こうして俺とユカはドリアードのいる森に向かった。ちなみに俺たちは体にまとわせる形で花粉園(パレンガーデン)を展開しているので平気だ。
「あ!いましたよ!ドリアード!」
ユカは指を指したところに樹木にいる幽霊のような生物と赤い勿忘草があった。
「立ち去れ・・・立ち去れ・・・」
「おぉ、元気な奴らだな。」
ドリアードは寄生した樹木を操作して攻撃しようとするが・・・
「悪いが植物操作は俺たちの方が上手だぜ。」
「はい、話し合いに来たんですけどねこうなったら仕方ないです。」
俺は呪蔓樹(じゅまんっじゅ)でその枝を巨大な木の人形にして襲わせる。
「・・!?」
「驚くのはまだ早いですよ!」
ユカは火車の炎を使って寄生していない木を燃やした。
「お前たち・・・何者だ・・・」
「さぁ?でも話し合いがしたかったことは本当さ。」
俺は戸惑っている奴らに向かって天牙の断ち切りで傷を負わせる。
「バカな・・・実体のない我に傷を・・・」
「大人しくなったね?じゃあ交渉内容話して良い?」
底の見えない恐怖を与えた後で交渉に入る。
「お前たちは人間が自分たちの住処に入ってくるのに辟易してるんだよな?」
「あぁ、その通りだ・・・。」
「なら妖精王の森に来ませんか?むやみに入ってくる人はいませんし勿忘草と花粉を取る人以外はこない場所の提供を約束しましょう。」
ユカがドリアードに言う。
「本当か‥‥」
「あぁ、それにこれは頭金だ。受け取ってくれ。」
俺はユカに指示してケースを出す。
「これは肥料や泉の水か・・・?」
ドリアードはケースに入っていた小瓶や袋を見て言う。
「あぁ、勿忘草と花粉を取らせてくれるなら毎月肥料を支給するし森の木に寄生すれば泉の水も入って来て枯れることはない・・・悪くないと思うけど?」
「あぁ、分かった。我らが種族全て貴方様の配下となろう・・・」
ドリアードたちは喜んで提案を飲んでくれた。
「良かったですね・・・」
ユカがそう言った瞬間だった。
「な!妖精王!なぜここに。」
はぁ・・・頭の固いバカたち・・・トッププレデターの研究員のお出ましだな・・・
「ドリアードの住処で不穏な動きをしやがって排除して混血児もとりかえ・・・」
「何で、お前たちはいちいち喋ってから戦うの?」
グサっ!
「ぐぅ!」
俺は研究員の眼を霊槍で薙いでやった・・・
「し、視界が・・・」
へぇ、額しか切られてないな・・・結構鍛えられてる奴みたいだね・・・
「ここからじゃ良く見えないだろ・・・」
「あ・・・」
額から流れた血で奴の視界が塞がったので俺は死角に飛び込んで・・・
「じゃ、ドリアードたちのために死んでね?」
「ぎゃああぁ!?」
俺は霊槍で奴の脇腹を抉り、続けて
「それそれ、人体実験する悪の科学者は腹を刺されてよ。」
「ぐううう!」
俺は増殖で一気に奴の腹を貫いた・・・混血児の苦しみ味わいな。
「強すぎる・・・ぐはっ・・」
奴は情けない声を出した後くたばった・・・
「というように誰かが襲ってきても守るので心配しなくていいですよ。」
「あぁ・・・」
ユカがドリアードに説明してくれる。
「よし、じゃあドリアードの皆さんと勿忘草は転送しときますね。」
こうして俺たちはドリアードを仲間にすることに成功した。
病気に罹った人は命の雫や技術班や知り合いの研究者のいる製薬工場で特効薬が作られて治った。
「特効薬の材料である赤い勿忘草、その独占に成功した。これで花粉を使った兵器を作れるな・・・」
古くから生物兵器は使われてるからな。これで戦力を拡張できた。
トッププレデターはアザミを残せば烏合の衆、そしてバルボアは俺のことを仲間と思っており兵力も何もかもを見せてくれた・・・
「地衝祭が楽しみだ。小峠、久我、ユカ、奴らを倒すよ。」
「はい、粉みじんにします。」
「はい、世を乱す奴らは粛清ですね。」
「お父さんに敵う奴なんていないよ。」
森に戻った俺は自警団の二人とユカに伝える。バルボア、ギバーは殺害・・・まぁ、あの幹部の和の吸血鬼や羊頭の異宙人は仲間にしちまうか・・・そしてアザミ・・・カゲチヨの件と俺の遺伝子で実験しようとしたつけはしっかり払ってもらうよ・・・
こうして妖精王は戦争の準備を整えていく・・・