妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideカゲチヨ
今日は、運悪く不良に絡まれてしまった・・・
「も、もう殴るのやめてください・・・お金はこれで最後なんです。」
「ぎゃははは!殴るのやめてくださいだってよ!」
「男のくせに情けなーい!」
連れの女子にも散々言われてしまったそのとき、
「おい、なにやってるんだ。」
「大勢で寄ってたかっていたぶるなんてそちらが情けないですね。」
「あぁ!なんだと!」
不良が振り返り俺が目を凝らすとそこにはシディとフィーアがいた。
「あれってもしかしてこの町最強の・・・」
「ひっ!?」
「あの女はレディースを屈服させたっていうあの・・・」
「お仲間でしたか!すみません!すみません~!」
不良たちは蜘蛛の子を散らすように逃げてしまった。
sideヒサメ
「それで不良に絡まれてるところをシディとフィーアちゃんが助けたんだー」
「なんでカゲチヨはやり返さなかったの?」
「カンナ、争いは同じレベルでしか起きないのだよ。」
「確かに!カゲチヨ最弱だもんね!」
「ぐさっ!」
カンナちゃん・・・それは知ってても言っちゃだめだよ・・・
「助けたというか俺は声をかけただけだ。」
「もちろんおいかけてお金は奪い返しましたけど。」
「ケッ!あいつら二人を見た途端逃げ出しやがって。女どもなんてフィーアがいなかったら連絡先交換しようとしてたんだぜ!どーゆー神経!?」
「まぁ、二人が強いってここら辺じゃ有名だからねー」
それに二人とも見た目いいから不良にからまれて撃退したり友達になってる人もいるから
噂が伝播してるんだろうけど。
「いーや!違うねっ!!フィーアはともかくシディが女子に人気があって恐れられている
理由それは・・・」
いったいなんだろう?
「シディがタトゥーを入れてるからだ!」
また馬鹿なこと言い出した・・・
「皆タトゥーにビビってるしカッコいいと思ってんだよ!」
「そーいうことじゃないと思うけど・・・」
「アーシは、シディが人柄と強さのギャップで恐れられてると思うんだけど・・・」
「ていうか私はなんで恐れられてると思ってるんですか?」
「フィーアは、オーラとかクールな話し方とか?」
「私についてはアバウトですね。」
「というか、これはタトゥーじゃないぞ。生まれつきだ。」
「ホルスのDNAの影響ですかねアヌビスさんとの戦いで暗闇になったときその翼の紋章の輝きが消えていたので。」
「なんにしろぱっと見はタトゥーだろ!!俺もタトゥーを入れればなめられることもねーし、女子にもモテる!」
「浅はか過ぎない?」
「ん?超再生の能力を持つカゲチヨにタトゥーははいるのか?」
「確かにタトゥーって体を傷つけていれるけど・・まぁ面白そうだし協力しよう!」
シディとカンナちゃんが何かいっていたがカゲの大声にかき消されたのだった。
sideフィーア
「でも、アーシもファッションとしてのタトゥーには興味あるかな。最近は友情や自分の気持ちを表すのにもつかわれるらしいし!」
「でもリスクもたくさんありますよ。」
カンナちゃんが興味を示したので私はリスクがあるのを伝えます。
「え?例えば?」
カゲチヨも聞いてきたので
プールや温泉に入れないことや健康面でもめんどうなことや体の老化による形の崩れや
偏見の目もあることを伝えました。
「なに?タトゥー反対?」
私たちが次々リスクを挙げてきたのでカゲチヨが不安になり始めました。
「いや、ただリスクを踏まえていれてほしいだけ。」
「真面目ちゃんのヒサが反対しないなんてまさかヒサもタトゥーを!?」
「入れてないよ!」
「そうですリスクを知らずに入れて私たちに泣きつかれても困るだけです。」
「はい・・・」
次にデザインを決めることのなったのですが・・・
「なんかいい案ない?」
「ベタなものだと竜やトラ、麒麟とかだよね。」
「うーん、竜はヒサやカンナって感じだし麒麟はフィーアっていうイメージだからなー
なんかオリジナリティを出したいな!」
「じゃあ、蝙蝠とかどう!陰気で吸血鬼なカゲチヨにぴったりだと思う!」
「カッコいいと思ったけどお前のストレートな悪口で入れる気なくした。」
カンナちゃんの意見を落ち込みながら却下する。
「そうだ、このチャンネルのQRコードとかにすれば!宣伝とかになるし!」
「ざけんな!全然かっこよくないだろ!」
ヒサメちゃん・・・カゲチヨの羞恥心を考えないという意味ではある意味あなたもサイコ
ですね・・・
でも私はファッションに興味ないしまともな案なんて・・・そうだ!
「シディさんに描いてもらうのはどうでしょうか?絵うまいですし。」
シディさんは近所の子供のために公園でキャラクターの絵や動物を上手に描いているので
適任だろう。
「おお!シディやってくれるか?」
「うむ、任せておけ!どんなのがいい?」
「強そうでカッコいいやつで!!」
「あれだけダメ出ししといて注文の仕方雑だな!」
ヒサメちゃんの突っ込みもが飛び出したところで次はスタジオ探しとなったのですが・・
「タトゥースタジオには衛生面が酷いところもあるからスタジオ選びは大事だな。」
たしかに傷をつけるから細菌やウイルスもあるし彫り師の人は医者ではありませんからね。
「あと大事なのは一緒に行く人だ。」
「どういうこと?」
カンナちゃんが質問すると、
「彫り師のひととか怖そうじゃんだからいざという時守ってくれそうな人といかなきゃ。」
「偏見えぐいな!」
ヒサメちゃんが突っ込む。やれやれ彫られるひとがそんなんじゃタトゥーが可哀そうですよ・・・シディさんが真剣に描いてるのをみて私はそう思ってしまう。
「あ、私シディさんのデザインの手伝いするので一緒には行けません。」
「まじかよ!じゃあ、ヒサ、カンナ俺を守ってくれ。」
「プライド捨ててきた!」
「タトゥー彫ってもマジでもてなさそうだね・・・」
大丈夫ですかね・・・
sideカンナ
こうしてアーシたちはスタジオに来たんだけどやっぱカッコいいな・・・
「ヒ、ヒサ、カンナいるか・・・?」
「いるよ・・・」
「今気づいたんだけどタトゥー彫られるのって痛いんじゃね?」
今更?
「なあ、やっぱ帰んね?」
「もう!ここまで来たら覚悟決めなよ!」
こんなちょうしでビビりまくるから大変だった。
ようやく筋彫りが始まったんだけど・・・
「ギャー!痛い!」
「どんなふうに痛いの?」
ヒサメちゃんが質問すると
「切れ味の悪いカッターで切られてる感じだ俺じゃなきゃ涙流してるぞ。」
「流してるじゃん。」
痛みを伝えてきたけど全く理解できなかった。
「この痛みに耐えればすべてが変わるんだ!!女子にもてて、男に舐められない特別な自分に!」
「期待値デカすぎじゃない?」
そんなんで変われたら誰も苦労しないでしょ・・・
すると
「変わんないよ、私はそう思う。」
「・・・ヒサは反対すると思ってた。」
「別に自由だしね、カンナちゃんが言ってたみたいに今はファッションだし偏見も少なくなるでしょ。それに・・・」
「入れてても、入れてなくてもカゲはカゲじゃん。」
「な、なんだよ・・・いきなり。」
相変わらずあついね~あの二人は!砂糖出てきそう。フィーアちゃんもシディと楽しく
デザインしてたし、カレコレ屋は色恋話にあふれてるな~。
そうして出来上がったんだけど・・
「なんじゃこのデザインはー!」
そう、彫られていたのはアニメキャラだった。しかも、低学年向けの
「もしかして確認せずに入れたの?」
「うんサプライズ的な感じの方がいいと思ったしフィーアも手伝うからまともなのになるかなって。」
「フィーアちゃんは基本的にシディには従うからあんまり信じない方がいいよ・・・」
「確認しないのは、カゲが悪いからね。」
そして数日後カゲチヨの再生能力でタトゥーは消えましたとさ。
タトゥーはちょっと憧れていますが、リスクが怖くて入れれません
プール好きですし