妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideカゲチヨ
あー!金が無い!
「欲しいゲームがあんのに金がねぇよ・・・」
「カゲ、またゲームに課金するからそんなことになるんだよ・・・」
「だってあのボスがなかなか倒せなかったんだよ・・・」
俺とヒサが言いあっていると・・・
「もー、また金欠なの?はい、カゲチヨこれ使っていいよ。」
「え?」
「うぬ?」
「はっ!?」
「ふぁっ!?」
あのドケチなカンナが金をくれたんだ!
「どうしたんですか?頭でも打ったんですか?」
「それにそのお金・・・大富豪でも殺したの!?」
フィーアとカンナの言う通りどうしたんだよ・・・
「失礼だなぁ・・・ほら皆にもあげるよ。」
ホントにどうしちまったんだよ・・・
sideヒサメ
私たちはカンナちゃんが立ち去った後話し始めた。
「ねぇ、今日のカンナちゃん変じゃなかった?」
「うむ、今日のカンナは気前が良かったな!」
シディ・・・それが変なんだよ・・・
「確かにいつもだったらカゲチヨがあんなこと言おうものなら注意ついでにモヤシ生活強いるくらいですからね・・・」
「やめろよ!思い出すとモヤシを味変してしのいだトラウマを思い出す!」
フィーアちゃんとカゲの言う通りそれがどうして・・・
「最近だって私たちに内容も言わないで依頼だって言ってすぐに出かけちゃうし変なことに巻き込まれてるんじゃ・・・」
私の心配は大きくなる。
「まさか・・・パパ活でもしてるんでしょうか?」
フィーアちゃんがそんなことを言ってくる!
「まさかあの中身は乙女なカンナがまさか・・・」
カゲの言う通りだけど、あのお金・・・どこから出てきてるのか確かめないと・・・!
私たちは次の日私たちはカンナちゃんを追いかけた。
「あれは如月さんの研究室ではないか?」
シディの言う通りSCPの他にも様々な研究をしているところだ。
そうして入ると如月さんと目隠しをしたカンナちゃんが座っていて・・・
「今日は二時間と三十分です。苦痛を感じたらすぐに声をかけてください。」
如月さんがそんなことを言いながらカンナちゃんに水滴を垂らしていた・・・
「変わった実験してるだけだな・・・」
カゲの言う通りだね・・・
「いや、あれはれっきとした拷問ですよ!?」
フィーアちゃんどういうこと!?
すると・・・
「四人とも、そこにいるの?」
熱感知をしていたのか目隠しをしたカンナちゃんに気付かれちゃった・・・
sideフィーア
「のぞき見なんて何やってるの・・・皆・・・」
「それはこっちのセリフですよ!あれって拷問でしょ?」
私はそういう。
「良く知ってるね。水拷問といって長時間冷水を頭にゆっくりと滴らせるの。」
「それが拷問になるのか?」
シディさんが首を傾げます。
「うん、拘束された被験者はいずれ水のことしか考えられなくなり精神崩壊するらしいよ。」
「カンナちゃんは大丈夫なの?」
ヒサメちゃんの言う通り結構きついらしいですけど・・・
「アーシは大丈夫。一日三十分ずつ増やしていってどれくらいで精神に異常をきたすか安全面を考慮して実験してるから。」
「カンナさん、お疲れ様です。明日もお願いします。」
如月さんがそう言って札束を渡しました・・・
「やっぱり拷問だけあって稼げるんだな・・・」
カゲチヨが言うと・・・
「別にお金が欲しいならあげるよ。」
そういって私たちにお金を渡してきました・・・
「皆が喜んでくれるならアーシはうれしいからさ。」
なんか怪しいですね・・・
sideカゲチヨ
そうしてしばらくたったころ・・・
「なんかカンナちゃん遅くない・・・?」
「三十分ずらしてるなら帰ってきてもいいのに・・・」
ヒサとフィーアの言う通りカンナが帰ってくるのが遅かった・・・
すると・・・
「ただいまー。」
そう言ってカンナが帰ってきたが・・・
「今日は何しようかな・・・」
そう言いながら俺にナイフを突き出してきた!
「なっ・・・!」
突然で肩をさされちまった・・・!
「あれ?水滴がいつもより暖かいね・・・?」
カンナはハイライトの消えた瞳でそんなことを言う・・・
「カンナ!!それはカゲチヨの返り血だ!」
シディが呼びかけるが
「シディ、何言ってるの?血がこんなに透明なわけないでしょ?」
「やっぱりおかしくなってますね・・・」
フィーアの言う通りあの水拷問のせいなのは明らかだった!
「何言ってるのフィーアちゃん?アーシたちいつもこうしてじゃれ合ってたじゃん?それよりも水がまだ垂れてるな・・・」
水のことしか考えられなくなってんじゃねぇか!?
「カンナちゃん!落ち着いて!」
ヒサは氷で拘束するが・・・
「もう・・・ヒサメちゃんもお転婆だね・・・水をこんなに出してくるなんて・・・」
炎で氷を溶かしやがった!
「今日はカゲチヨの中身を見る日だったよね・・・」
何だ!?その日!?わりぃがもうすぐ回ってくるころだろうぜ・・・
「あれ?クラクラしてきた・・・」
カンナはそう言って倒れた・・・
「カゲ!?何したの!?」
ヒサは慌てるけど心配すんな・・・
「さっきの返り血に皮膚についたら浸透するウイルスを流したんだよ。お前らにはすぐに作ったウイルスは空気感染では効かないが体に入れたものなら時間が経てば効くからな・・・」
「なるほどな!すぐに如月さんのところに行こう!」
シディの言う通り俺たちはすぐに如月さんの所に行った。
「すみません・・・カンナさんに大丈夫と言われたので時間を長くしたんですがもうすでに狂っていたようです・・・」
まぁ、あの様子じゃ少し変なだけで気づかないよな・・・
「落ち着いてきたのでもう大丈夫ですよ!」
「良かった・・・」
ヒサのほっとした顔で俺たちも気を緩める。
「でも本当に少しのことで人って狂うんですね。」
「うむ。日常の中にも何があるかわからないな・・・」
今回はそれを知るいい教訓になったな・・・