妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋   作:ikkun

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美意識逆転

sideヨ―メイ

 

今日はヒサメさんに誘われて美容院に来たのですが・・・

 

「あの髪の青い子どういう子なの?連絡先とか知ってる?」

 

はぁ・・・なんでお金払ってこんなことに・・・

 

そうして終わった帰り道に・・・

 

「ねぇ、美容院行きたくなかった?元気ないけど・・・」

 

ヒサメさんが聞いてきます。

 

「いえ、別にヒサメさんのせいではありません。けど能力主義のこの社会でそれが秀でている人間がちやほやされてそうじゃない人間がみじめな思いをするのは当然ですから。」

 

「え?えっ?どーいうこと?」

 

「ただね・・・そっち側の人も一度くらいこちら側の味も知って欲しいし私も一度くらいそっち側の気分を味わいたいって話です。」

 

「・・・なんか食べたいものあるの?」

 

うう・・・食いしん坊なヒサメさんは味に反応して誤解されてしまいました・・・

そうしてヒサメさんに悪いことをしていまって翌日リサイクルショップで働いていると・・・

 

「すみません・・・物を売りたいんですけど・・・」

 

お客様がそう言って出してきたのは小さなアンテナのようなアイテムでした。

 

「これは周囲20キロの美意識を逆転させるアイテムだ。」

 

美意識を逆転・・・

そうしてお客さんにお金を支払った後・・・

そうして私は自然とボタンに手を伸ばしていました・・・

 

sideカンナ

 

「キャー!モテ4よ!」

 

「今日もカッコいいわー!」

 

なんとある日モテ4があがめられてる光景を学校で見ることになった・・・

 

「なんか知らないですけど周りの美意識が逆転してるみたいですね・・・」

 

フィーアちゃんの言う通りだね・・・

 

「まぁ、お父さんが対応してくれて幻術でなんとかなってるけど・・・」

 

ヒサメちゃんの言う通り差別はされてないけど・・・

 

「ボーと立たないでよ!あんたみたいなブス、モテ4は相手しないんだから!」

 

まぁ、モテる容姿が逆転しても変わらないものはあるよね・・・

 

「ちょっと待てよ。それはヒデ―んじゃねぇの?」

 

カゲチヨが突き飛ばされた子を庇った。相変わらず変わらないよね・・・

でも・・・

 

「なんかブスでもないしかっこよくもない顔してるわね。」

 

「存在感ないわー。」

 

「なんか理不尽!?」

 

美意識が逆転しててもカゲチヨはカゲチヨなんだね・・・

 

「カゲチヨ。かっこよかったから安心して。」

 

「そうそう、シディさんも言ってるじゃないですか。カゲチヨの良さはわかる人にはわかるって。私も分かってますよ。」

 

「慰めんなー!!」

 

sideカゲチヨ

 

くそ・・・何なんだよこの世界・・・

 

「何で突然こんなことになったんだよ・・・」

 

「おそらく異宙のアイテムでしょうね。帰ったらオーナーに聞いてみましょう。」

 

フィーア、そのオーナーも美意識逆転の影響でこの世界が普通と思ってるんだぞ・・・?

 

「打つ手なしだね・・・」

 

ヒサの言う通りだな・・・俺はおもむろに電車の広告に目をやると・・・

 

「肌がつるつるすぎる―!そんなお悩みはこのたわしで洗うだけでごつごつ肌に!」

 

「肌をごつごつにするためにたわしで磨くってカオスだよね・・・」

 

「痛すぎるだろ・・・」

 

カンナと俺は絶句する・・・

 

「ムダ毛育毛!初回千円!」

 

「何で隠せる足の毛を生やす必要があるんですか・・・」

 

フィーア・・・見えないところの努力って奴じゃないか?

 

「他にも歯並びを悪くしたりハゲにできるものあるみたい・・・」

 

ヒサが苦笑いで言う・・・俺も見つけたけどデブエットて自分からデブになるって健康に悪そうだな・・・

 

「過度なダイエットも健康に悪いし同じじゃない?」

 

確かにな・・・

 

「でも私も元の世界でもこういう美容とか気を使った方がいいのかな?」

 

ヒサは・・・

 

「んなの気にしたい人だけでいいんじゃねーの?ヒサの好きにすればいいと思うぜ。俺はどんなヒサでもいいと思うし・・・」

 

「ありがと!カゲ!」

 

何でお礼なんて・・・

 

「聞きました?フィーアさん。あれってもう告白じゃないですか?」

 

「えぇ、今晩はお赤飯ですね。」

 

からかうな!井戸端の奥さまか!

 

sideフィーア

 

こうして私たちはお父さんが原因を探す間は待機となりました・・・何でも装置の近くに行くと洗脳が強まる可能性を考慮しての事らしいです。

 

「シディ、何見てるんだ?」

 

カゲチヨがシディに聞きます。

 

「ヒーローものをみているんだ。」

 

そこには太った男女がヒーロースーツに身を包んだ人たちが写っていました・・・

 

「そういえば元の世界でもヒーローってイケメンばっかだよねー」

 

ヒサメちゃんの言う通りですね・・・

 

「そりゃイケメンの方が人気でるしな。」

 

「動きとかも様に見えちゃうしね。」

 

カゲチヨとカンナちゃんが言います。

 

「だが正義は容姿が美しく悪はモンスターのように醜い存在だと子供が勘違いしたら怖いな。」

 

「最近だと悪役もカッコいい俳優とか使ってるし悪役にも人気がでてるけど確かにそうだよね・・・」

 

シディさんが言うのは刷り込みって奴ですね・・・

 

バライティー番組では容姿いじりが行われてましたけど・・・

 

「今時容姿いじりとか炎上しそうだよなー・・・」

 

「うむ、これは酷いな・・・」

 

「この世界になってから再確認できたことが沢山ありますね・・・」

 

この世界にした人もそういうことを思ってやったんでしょうか・・・

 

sideヨ―メイ

私はどうどうと顔を出して町を歩けるようになりました!

 

「あの人の目元の傷なんて素敵なの!」

 

「ホントだ!」

 

なんかいい気分ですね・・・

 

「お、ヨ―メイじゃないか。」

 

「シディさん!」

 

私たちはベンチで話します。

 

「シディさんはこの世界についてどう思います?」

 

私は聞きます。

 

「いい気分ではないが美の価値観は人それぞれだしな。逆転しても変わらないものもあるし誰でも美しいと思う心も醜いと思う心はあるしな。」

 

悲しい現実ですよね。

 

「どんなにいい人だって心の中で醜いと思う人や物はあるということでしょ?お金は分配することが出来るけどけれど容姿はそうじゃない。そう思いませんか?」

 

「ヨ―メイは頭が良いんだな。俺にはさっぱり何を言ってるのかわからなかったぞ。」

 

まぁ、そうですよね・・・

 

「じゃあもしシディさんがモテモテになったらどうしたいですか?」

 

まぁ、元の世界では現在進行形でモテてますけど・・・

 

「嬉しいとは思うがそれが正しい世界ではないだろ。また別の誰かが醜い役になるだけだ。」

 

「でも、この世界だと妖精王の幻覚がなければ満足に子供と遊べませんよね。子供は正直で残酷ですから。」

 

「そうだな・・・」

 

今の落ち込んでるシディさんに告白したら・・・結果は・・・

 

「変わりませんよね。何も。」

 

「どうしたんだ?」

 

「いえ、何でもありません。」

 

私たちはそうしてリサイクルショップで考えます。

 

「前の美意識世界が正しいとは思わないしこっちの方が生きやすい・・・」

 

でも・・・シディさんが堂々と子供と遊べない世界は嫌ですね。

私は装置を壊したんですが・・・

 

「みーつけた・・・!」

 

「あっ・・・」

 

クリスさんに見つかってしまいました・・・

 

sideクリス

 

ー妖精王の森ー

 

「全くまたリサイクルショップの物を勝手に使うなんて・・・まぁ、クビはシディが頼み込んできたからオーナーに頼んでやめてもらったけど特訓が必要だね・・・」

 

手始めに・・・

 

「待て待て~!」

 

「ぎゃああぁ!?ユニコーンは勘弁してくださいいい!?」

 

鉄パイプを持ったフィーアがユニコーンに乗ってくるから走力の特訓だな。

 

「あとは剣術とあとは毒物耐性をつける特訓・・・」

 

「クリスさん勘弁してくださいー!!!」

 

森にはヨ―メイの悲鳴が響いたという・・・

 

 




最後のオチは黒い幻想さんのを参考にしました。

ヨ―メイの修業小話

ヨ―メイ「バイト研修でカレコレ屋やリサイクルショップは危険なものを扱うので武力は欠かせなくなるということで拳法の特訓をつけてもらったんですけど・・・」

ー回想ー

クリス「まずは発勁を躱そうか。」

ドゴンっ!

ヨ―メイ「わぎゃああぁ!?」

回想終了

ヨ―メイ「生き残るための修業なのに内臓が爆発するかと思いました・・・」

ヒサメ「お父さんの持論だと手取り足取りだけじゃ身につかないから一度食らった方がいざってとき役に立つ。私たちも一度食らったし。」

ヨ―メイ「まさかのる〇剣スタイル!?スパルタすぎません!?あと剣術も自警団の和中さんが教えてくれたんですけど・・・」

回想

和中「躱せ、何をしている。」

ドゴン!ドゴン!

ヨ―メイ「ぎょおおお!?」

回想終了

ヨ―メイ「新人の異宙人たちもスポンジの刀でのしているのをみて生き残る修業なのに初めてスポンジの刀で生物は死ぬってことしか学習できませんでした・・・」

カンナ「謎の学習をしてるね・・・」

ヨ―メイ「他にも無茶苦茶な特訓があったので聞いてくださいよー!!」

カゲチヨ「はいはい、次の話でな。」
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