妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideカゲチヨ
今日の依頼人はゲーム会社に勤めるかなえという女性だった・・・
「父もゲーム会社でゲームクリエイターをしていてゲーム好きだった私の趣味に理解があって私は父が大好きでした・・・けど十年前父が作っていたゲームが競合他社から先にリリース父は会社から情報をながした疑いでクビになりました・・・」
「それであなたはそのことを調べるために同じ会社に?」
依頼人の話を聞いてカンナが言う。
「はい、父は情報を流すはずないんです。だからスパイを見つけ出すのに協力して欲しいんです!」
「かなえさん・・・」
ヒサが悲しそうな顔で言う・・・なるほどな・・・
「最近私のパソコンに誰かが接近した後があって・・・おそらく十年前と同じで競合他社のスパイだと思ってるの。」
「私たちは何をしたら?」
フィーアが聞く。
「依頼は二つ、会社の中にスパイがいる可能性が高いからここ、カレコレ屋で新規ゲームのアイデアを出したい。もう一つは社内にいるスパイを探して欲しい。」
「わかった引き受けよう。」
シディも賛成したので俺たちは依頼を開始した。
sideフィーア
私とヒサメちゃん、シディさんはかなえさんの紹介で制作チームに潜り込むことになりました。
「バイトをさせていただくヒサメです。」
「フィーアです。」
「シディだ。よろしく頼む。」
私たちは挨拶を済ませました。
「かなえさんの話だとこの四人の中にスパイがいる・・・」
ヒサメちゃんの言う通り骨の折れる作業ですね・・・とりあえず社員の自己紹介となっりました。
「こんにちはアーティストやってるAっす!三人はかなえさんとはどんな関係なんすか?」
なんかチャラそうな男ですね・・・とりあえず関係は秘密と答えましたがこういうコミュ力高い人ってスパイに向いてそうですよね・・・
「あ、自分Bって言います。よろしくお願いします・・・プログラマーやってます・・・」
なんかおどおどした男でスパイっぽくなさそうですね・・・
「C・・・サウンドデザイナー担当頑張ってね。」
覇気が無い…裏を返せば会社のことを裏切りそうということ・・・
「ヒサメちゃん、シディ君、フィーアちゃん、私Dって言います。新入社員でまだわからないことばっかだけどよろしくねー!」
新人の女性社員・・・明るくて誰にでも愛嬌を振りまきそうなタイプですか・・・
「うむ・・・全くわからん!」
「だよねー・・・」
「全くです・・・」
シディさんがきっぱり言ったのに私とヒサメちゃんは同意する・・・私はB以外誰もがありえそうな感じがしますよ・・・
ということで普段の仕事からなんとか尻尾を掴んでみることにしました・・・
sideカンナ
アーシとカゲチヨはカレコレ屋に残ってかなえさんの作るゲームのアイデア出しを手伝うことになった。
「うーん・・・なかなかいいアイデア出ないなぁ・・・」
「そもそも何用のゲームなんすか?」
カゲチヨの言う通りどんなゲームにするんだろ?」
「スマホゲームだよ。」
「じゃあカゲチヨっていう名前の赤メッシュ勇者が世界を救う壮大なファンタジーRPGとかどうすか?」
「何その中二で自分を主人公にしたゲーム・・・それよりだったらカンナっていう女子高生探偵が様々な密室を脱出したりホラーにまつわる殺人事件を解くミステリーアドベンチャーの方が良いよ。」
「お前も人の事言えてねーだろ!?」
「カレコレ屋の話とかゲームに組み込めそうじゃん。」
「確かにそうだけども!」
アーシたちが言い争っていると・・・
「うーん・・・これは私の意見なんだけどね。スマホゲームって壮大さよりもついついやってしまうゲームの方が需要あると思うんだ。」
「確かに・・・俺もそうだしな・・・」
「長続きもしそうだよね・・・」
アーシたちはかなえさんの意見に同意する。
「で、そこに頭を使ってプレイできる要素があればハマるゲームが作れると思うんだよね。」
後は何を組み合わせて作るかだね・・・
sideカゲチヨ
結局そのまま休憩となったので俺たちはヒサたちとファミレスで合流した。
「スパイ探しはどうだ?」
俺はヒサたちに聞く。
「結構難しそうですね・・・全員怪しく見えるんですから。」
フィーアも渋い顔をする。
「しかもシディが全然仕事覚えてなくて怒られてた・・・」
ヒサがそういう・・・別の意味で危険そうだな・・・
「すまん、覚えようとはしているのだが難しくてな・・・」
「ヒサメちゃんのハッキングじゃ危険だし下手したらこっちがスパイって疑われるからねー・・・」
カンナがそういう・・・こっちが疑われる・・・そうだ。
「地雷を仕掛けてみるか。」
「地雷?」
俺の言葉にシディが返す。
「容疑者一人一人にこういうんだ。自分もスパイだって。シディは仕事ができない。つまり仕事の邪魔をしているだからヒサやフィーアよりは説得力あるだろ?」
「それで話に乗ってきた人が犯人ってこと?」
ヒサの言う通りだ。
「なるほど、よく使われる炙り出しだね。」
カンナの言う通り古典だけど一番使える手だからな。
「なづけるならマインスパイ作戦!」
「流石だなカゲチヨ!」
「でもその競合会社に連絡されたらヤバいんじゃないですか?」
シディが感心するとフィーアはそういう。
「けど打つ手もないしこれで行こう。」
「そうですね・・・」
「わかった。」
「演技には自信がないな・・・」
そこはまぁ、堂々としてれば行けると思うぞ・・・
こうして作戦は決まり俺たちは行動を開始した。
sideカンナ
そうして数日たったころ・・・
「うーん・・・元になるアイデアが出れば・・・」
悩んでるけどかなえさん楽しそうだな・・・
「えっ!スパイが分かったのか!」
カゲチヨがスマホで連絡を取っていたヒサメちゃんから話を聞く。
「どうやって分かったの?」
かなえさんが聞く。
そうしてアーシたちは今回の作戦を話した。
「マインスパイ…マインスイーパーに似てるわね。」
「何それ?」
ゲームはカゲチヨより詳しくないんだよね・・・
「昔からあるゲームよ。地雷の場所を予測してそれ以外のマスを開けていくことで地雷を除去していくの。」
「昔からあるゲームってことは幅広く愛されてるゲームってことっすよね。」
カゲチヨの言う通りアイデアとして使えそうだね・・・
「そうだ!カゲチヨ君ってゾンビだよね!?それと融合させたらアクション性も出せるかも!」
確かに面白そう・・・そう言うかなえさんの顔はもう吹っ切れてるみたいだった。
sideフィーア
結論から言うと地雷を踏んだのはプログラマーのBでした・・・けどBはスパイではなくスパイである新入社員のDは地雷を踏まなかったんですよね・・・
案の定確認を取られたけどデータを抜き取るためにBを恋人にして利用してたのですがそれで墓穴を掘ってしまったというわけですね・・・
そうしてBとDの調査の後かなえさんのお父さんの汚職疑惑も晴れたらしいです。
「やっぱり愛って言うのはなかなかつかめないから罪深くそして愛おしいと分かりましたね・・・」
「フィーアちゃんが何か悟ってる・・・」
よくありそうな話が目の前にあるとこうして感想が出てしまうんですよ。
「でもありがとうございました!父も元気にりましたし!」
ホントに良かったですよ・・・
「ゲームも凄いヒットしてるって聞きましたよ!」
ヒサメちゃんの言う通り凄いですよね・・・
「面白いって言ってくれる人が多くて!」
「やっぱりそれが一番なんすね。」
カゲチヨが言います。
「復讐のためっぽかったけどアイデアが出たときの顔は凄く楽しそうにしてたしやっぱり純粋にお父さんに憧れてたしゲームも純粋に好きなんだなーって作ってる顔を見て思いました。」
カンナちゃんもそう言いました。
「うん!ゲーム好きだからね!」
そう言ったかなえさんは本当に美しい笑顔でした・・・
ゾンビスイーパープレイ中
カゲチヨ「・・・ここがゾンビなのか?開けていいのか?」
フィーア「カゲチヨはくよくよしすぎですよ・・・こういうのは思いっきりが大事・・・あ・・・」
カンナ「戦略立てないからやられるんだよ・・・シディなんて一瞬でやられてるし・・・」
シディ「難しいが面白いな。」
ヒサメ「はまっちゃうよね!これ!」
ヒサメ以外の四人(ヒサメが一番強いな・・・)