妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideカゲチヨ
カゲチヨ「カンナ、俺が貸した200円返してくれよ。」
俺は昨日カンナに貸したお金を返してもらおうとしたんだが・・・
カンナ「あー・・・そういえば借りたっけ・・・もうちょっと待ってよ。」
カゲチヨ「お前そうやって踏み倒すじゃねーか!」
カンナ「あー!もう!そんなみみっちいこと言ってるからクラスの女子にも舐められるんだよ?」
どういうことだよ。
カンナ「世界のリーダーたち、例えば始皇帝やアレキサンダー大王がそんな細かいこと言ったと思うの?彼らはもっと豪快に生きたと思うんだよ。カゲチヨもカレコレ屋のリーダーとしてもっと豪快に皆を引っ張っていかないと!」
そ、そうかもしれないけどよ・・・
カゲチヨ「そんないきなり言われてもよ・・・いきなり変われるわけないだろ?」
ヨ―メイ「そんなことありませんよ!」
なんといきなりヨ―メイが現れた!
ヨ―メイ「こちらリサイクルショップに今日入荷した商品!豪快光線です!」
カンナ「流石オーナーのリサイクルショップ!何でもあるね!早速カゲチヨに・・・」
ちょ・・・ま・・・
カンナ「そりゃ!」
ぎゃあぁぁ!
sideヒサメ
私とフィーアちゃん、シディは依頼から帰ってきたんだけど・・・
ヒサメ「カゲ!?どうしたの?」
なんとカゲが倒れていたのだ!
カンナ「あぁ、カゲチヨがあまりにも繊細すぎるから豪快なリーダーになってもらおうと思ってね。」
ヨ―メイ「それでこの豪快光線を浴びせたんです。」
シディ「また商品を勝手に使ったのか・・・」
フィーア「懲りませんね・・・」
本当だよ・・・
その時だった!
カゲチヨ「うぅ・・・ふふふ!あーはははは!!」
ばっ!
カゲが勢いよく立ち上がったの!
ヒサメ「カゲ・・・大丈夫?」
カゲチヨ「ヒサ!何も心配いらねぇよ!やっぱりリーダーたるもの豪快に行かないとな!」
すっかり熱血というかポジティブな性格になってる・・・
カゲチヨ「あーはははは!」
フィーア「笑い方も豪快になってますね・・・」
フィーアちゃんが苦笑いしていると・・・
シディ「おぉ!コンドルがカゲチヨの肩に止まったぞ!」
本当だ!爪痛くないのかな・・・
カゲチヨ「よーしよしよし・・・」
「グルルル・・・」
カンナ「あぁ!今度は人食いライオンが!」
どっから入ってきたの!?けどカゲは・・・
カゲチヨ「おーよしよしよし・・・」
ヨ―メイ「凄いです・・・まるでシディさんのように動物を手なずけてます。」
カゲチヨ「さー!皆町で困っている人がいないかパトロールに行くぞ!」
いつになく熱血なカゲ・・・素敵だけど違和感もすごい・・・
sideフィーア
こうして町に繰り出した私たちですが・・・
カゲチヨ「困っている人もいなくて結構結構!」
フィーア「やっぱり豪快ですね・・・」
カンナ「しかもニシキヘビにゴリラ、マンティコアまで引き連れてる!」
ヨ―メイ「異宙の生物までとは・・・」
そうして歩いていると・・・
びちゃ。
カゲチヨ「おっと!」
昨日は雨でしたからね・・・それによって出来た水たまりにカゲチヨは足を突っ込んでしまいました・・・
シディ「カゲチヨ、すぐに拭くものを・・・」
シディさんが言ったその時。
カゲチヨ「シディ!心配無用!靴だけ濡れたのなら全身濡れればいいだけだー!」
カンナ「すごい!豪快だ!」
ヒサメ「いや!ただのアホでしょ!?」
全くです・・・
カゲチヨ「全身濡れて気持ち悪い・・・でもいい!地球で拭くぜー!」
そう言ってカゲチヨは地面に体をこすりつけた・・・
カンナ「すごい!地球で拭いたー!」
フィーア「そもそも地球で拭くってなんですか・・・」
豪快な言い回しだけど・・・
カゲチヨ「さらに気持ち悪くなった・・・は!」
カゲチヨが降り向いた先には車に轢かれそうな少年が!
カゲチヨ「危ない!」
ドンっ!
カゲチヨが少年をかばって代わりにひかれてしまいました!
少年「お兄ちゃん!大丈夫!?」
心配そうに見ますが・・・
カゲチヨ「大丈夫大丈夫!赤い汁が出ただけだ!君が無事で良かった!」
少年「お兄ちゃん・・・」
まぁ、これはリーダーぽいですね・・・
「ぐあぁぁあぁ!」
ヒサメ「あぁ!血に飢えた獣たちがカゲを食べ始めた!」
シディ「すぐに引き離すんだ!」
sideヨ―メイ
なんとかマンティコアとかは引き離せましたが・・・
ヨ―メイ「ニシキヘビだけがどうしてもカゲチヨを離さないで丸のみしようとしてますね・・・」
カンナ「腐ったものが好きなのかな・・・?」
でもカゲチヨさんは・・・
カゲチヨ「豪快になったら気分が良いぜ!」
それは良かったですね・・・
その時私たちのいる公園にスーツを着たサラリーマンが困った顔を浮かべてやってきました・・・
サラリーマン「あぁ・・・どうしよう・・・」
カゲチヨ「どうしたんだ!若いのに頭悩ませて!」
サラリーマン「うわぁ!蛇の異宙人!?」
カンナ「いや、蛇に飲まれそうになってるだけ。」
サラリーマン「なんだそうなのか。」
ヒサメ「いやそこも驚くところですよ!?」
男性は事情を話し始めました・・・
サラリーマン「実は・・・昨日会社の接待でお得意さんの部長さんに絡んじゃって・・・」
カゲチヨ「それくらい気にするなー!!」
まぁ、それくらいなら良くありますよね・・・
サラリーマン「でも課長のカツラを奪い取ってチゲ鍋に放りこんじゃって・・・」
フィーア「それはヤバいですね・・・」
カゲチヨ「それくらい気にするなー!」
それは気にしなくちゃダメですよ!?この光線どこまで豪快になるか加減が効かないみたいですね・・・
サラリーマン「その後部長の携帯電話とメガネ、ノートパソコンを壁に叩き付けて粉砕してしまいました。」
ヒサメ「絡み酒ってレベルじゃあいですよね!?」
カゲチヨ「よくあることだー!」
ありませんよ!ナチュラルに犯罪ですよ!
サラリーマン「しかもその後裸になってテーブルにうつぶせになって朝まで寝てたみたいなんですよ・・・全然覚えがないですけど・・・」
カゲチヨ「仰向けじゃないだけセーフ!」
ヨ―メイ「アウトです!」
サラリーマン「あぁ!もう僕は終わったー!」
男性がそう叫んだ時でした・・・
カゲチヨ「いいか、人は誰もが幸せになりたい・・・でも結局は気の持ちようだ!俺は車にはねられ、今じゃ蛇に飲まれかけてる・・・でも心は穏やか、むしろ清々しいくらいだ!クビならそれでいいじゃないか!むしろそれはチャンス…自分で会社を興せばいい!それくらい豪快に・・・」
ぱくっ・・・
ヒサメ「カゲ―!!」
食われましたね・・・
サラリーマン「そうか・・・クビにするならしろってんだよ!よーし!自分で会社を興すぞ!」
カゲチヨさんの言葉に一筋の光明をみたサラリーマン・・・敏夫さんはその後IT企業を起こしスマホで異宙人に化けた人間を暴けたり透明化した異宙人暴けるアプリを開発・・・世界的な大ヒットになったそうです・・・
カンナ「頑張ってー!!」
シディ「まずはカゲチヨを救い出さないとな・・・」
ヒサメ「ヨ―メイちゃんとカンナちゃんも手伝ってね・・・」
はい・・・
ヨ―メイと妖精王の森の小話
ヨ―メイ「森の人たちとは特訓だけじゃなくて遊びにも連れて行かれるんですよね・・・」
九条「どんなことがあったんだ。」
ヨ―メイ先日は自警団の守若さんや佐古さんと一緒に公園でブランコをしてたんですけど・・・」
ー回想ー
守若「ヨ―メイちゃん。伝説の男佐古、無限の彼方へ~!」
ヨ―メイ「待って待って待って・・・ああぁぁー!」
佐古「ぎゃぁああ!」
おそらくブランコの中でも最速・・・私は半円を描いて吹き飛んだんです・・・
ズガァァァン!
守若「おぉ!ランボールギーニ潰しの佐古とヨ―メイだ!」
佐古・ヨ―メイ「ぼぼぼぼ・・・」
ー回想終わりー
ヨ―メイ「お金は妖精王がなんとかしてくれましたが持ち主の社長の荷物持ちを一週間やらされました・・・ちなみに守若さんはシディさんと一緒に小学生と戯れていたそうです・・・」
九条「壮絶だな・・・」