妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideカゲチヨ
俺たちは依頼も無かったのでテレビを見ていた。
ヒサメ「あぁ!探偵が殺されちゃう!」
カゲチヨ「大丈夫だ。この探偵は武術を収めてるから・・・」
シディ「おぉ!やっつけたな!」
フィーア「はらはらしますね・・・」
するとカンナが用事から戻ってきた。
カンナ「皆何見てるの?」
ヒサメ「探偵映画だよ!犯人のアリバイやトリックを見破り完全犯罪を打ち砕く姿がカッコいいんだ!」
フィーア「トリックがバレて焦る犯人も悪は滅びる感じがして好きですね。」
カンナの質問にヒサたちが答える。
シディ「しかし完全犯罪とは本当に起こるものなのか?」
シディが疑問を口にする。
カゲチヨ「日本の警察は優秀だし難しいとは思うけどな。」
まぁ、この世界の警察はなんでか冤罪作ろうとしたり異宙の技術とかも解明しないといけないから怪しいけどな。
カンナ「ふふふ・・・コツさえつかめば意外と簡単だよ?」
フィーア「何さらっと完全犯罪しようとしてるんですか?」
全くだぜ・・・
カンナ「せっかくだしカゲチヨたちに教えてあげるよ!」
何で!?
sideヒサメ
そうしてカンナちゃんの完全犯罪についての講義が始まった。
カンナ「まず完全犯罪の定義ってわかる?」
フィーア「そんなの殺人事件のトリックが見破られないことですかね?」
カンナ「わかってないなぁ・・・完全犯罪は捕まらなければ成立するんだよ。」
ヒサメ「そんなの当たり前じゃない?」
カンナ「例えトリックが見破られたとしても犯人が捕まらなければそれは完全犯罪として定義されるの。」
そうなの!?
カゲチヨ「白昼堂々行われた窃盗や立てこもりも犯人が捕まらなければそう言えるらしいな。」
そうなんだ・・・
カンナ「つまりカゲチヨがこっそりヒサメちゃんのハンバーグを食べたとしても捕まらなければ完全犯罪ってことだね。」
カゲチヨ「カンナさん!?」
ヒサメ「本音薬のときだね・・・なんかまたイライラしてきた・・・!」
カゲチヨ「ちょっと待って・・・もうしてないからぎゃあぁあ!?」(電気を流される)
シディ「やはりヒサメは恐ろしいな・・・」
sideフィーア
カゲチヨが気絶から覚めるとカンナちゃんはまた話を続ける。
カンナ「さて・・・ヒサメちゃんの制裁もすんだから話を再開するよ。」
フィーア「でも二人を見てると完全犯罪なんて難しそうですよね。」
私は言います。
カンナ「そんなことないよ。実際に日本でも完全犯罪は50件もあるし。」
シディ「そんなにあるのか・・・」
シディさんも驚きます。
カンナ「古い事件には時効があるからね。時効を迎えて捕まる心配や罪に問われる恐れがなくなった時も完全犯罪の成立になるんだよ。」
ヒサメ「そうなんだ・・・」
カンナ「つまり掃除しているときにフィーアちゃんがシディの髪の毛を集めたりしていることやこの前の大掃除のときにシディのした・・・」
フィーア「あぁあぁあああ!!」
シディ「フィーアどうしたんだ!?」
フィーア「きゅ、急にお腹が・・・トイレに行ってきます・・・」
シディ「大丈夫だろうか・・・」
ヒサメ・カゲチヨ(やっぱりヤバい)
sideカゲチヨ
全くなんで俺とフィーアの事を例えにするんだよ・・・
カンナ「被害者が見つからない場合も完全犯罪にできるよ。」
ヒサメ「確かに被害者がいないなら罪に問うこともできないよね。」
カゲチヨ「でも被害者を見つからないようにするなんてなかなか難しいだろ。」
カンナ「確かにね、だから遺体を薬で溶かしたり粉砕機で粉々にする人もいたらしよ。」
フィーア「でもそれだと購入履歴でわかるんじゃないですか?」
フィーアの言う通りだな。
カンナ「まぁ、手っ取り早いのは動物に綺麗に食べてもらうことかな?異宙の生物とかは骨も残さず食べるものも多いしね。」
シディ「確かにそうだな。」
シディ以外「ひぃ・・・」
恐ろしすぎる・・・
カンナ「それに捕まっても完全犯罪にならない方法があるんだよ。」
フィーア「どんな方法ですか?」
カンナ「裁判で無罪になることだよ。」
カゲチヨ「まぁ、無罪なら釈放されて自由になれるよな。」
ヒサメ「でも難しそうだよね。」
シディ「証拠が不十分だったり抜け道を使えば可能そうだな・・・」
カンナ「他にも真犯人が捕まって有罪が確定すれば完全犯罪になるよ。」
sideカンナ
シディ「そういえば実際に完全犯罪はあると言っていたがどういうものがあるんだ?」
シディが聞いてくれた。
カンナ「有名なのは3億円事件だね。」
カゲチヨ「確か社員へのボーナス3億円が盗まれた事件だよな。」
カンナ「その通り!白バイ隊員に変装した犯人が現金輸送車に近づいて爆弾が仕掛けられていると嘘をついたの。」
ヒサメ「何で信じちゃったんだろう?」
カンナ「数日前に三億円を用意する現行の支店長の家を爆破するって予告したの。」
フィーア「それで信じてしまったんですね。」
その通り!
カンナ「犯人は爆弾を探すふりをして発煙筒を車から出すと爆発するぞー!って嘘をついて車に乗って逃げたんだよ。」
カゲチヨ「爆弾の乗った車を走らせれば人のいない所まで退避させると考えるから止めはしないんだな。」
シディ「しっかりとした計画だな・・・」
カンナ「当時は大規模な捜索はされたけど犯人は捕まらないで時効を迎えて完全犯罪ってわけ!」
まぁ、ざっとこんな感じだね。
ヒサメ「ホントに怖いよね・・・甘いものでも食べて気分を紛らわそう・・・ってあれ!私のプリンが二個無くなってる!異宙鶏で作られたお取り寄せなのに!」
カゲチヨ「また頼んでたのかよ!?」
ヒサメ「・・・カゲじゃないよね?」
カゲチヨ「流石に俺じゃねーよ!」
ヒサメ「じゃあフィーアちゃん?」
フィーア「何でですか!?」
シディ「二人とも前科や動機があるからな・・・」
カンナ「じゃあボディチェックしてみたら?もしかしたら証拠があるかも。」
ヒサメ「そうだね・・・」
そうしてボディチェックをすると・・・
ヒサメ「ポケットからプラスチックのスプーン!しかもこれはプリンの汚れだよ!」
カゲチヨ「はぁ!?」
フィーア「そんな・・・覚えがありません!」
シディ「だがこのスプーンからプリンの匂いもするぞ・・・」
決定的だね・・・
ヒサメ「二人とも覚悟は良い?」
カゲチヨ「ひ、ヒサ・・・?流石に吐かせるのは辞めてくれ・・・!」
フィーア「冤罪です!これは冤罪なんですよぉ!」
ヒサメ「問答無用!」
カゲチヨ・フィーア「ぎゃあぁぁ!?」
二人の悲鳴がカレコレ屋に響いた・・・
ボティス「おい、カン子食べたのはお主ではないのか?昨日二人の衣服に近づくお主を見たのじゃが・・・」
さーて何のことでしょうか?
ヨ―メイの特訓小話
ヨ―メイ「森では銃を躱す特訓もさせられました・・・」
ミナヅキ「どんな感じだったの?」
ヨ―メイ「カンナさんがやってくれたんですけど・・・」
ー回想ー
カンナ「ガトリングとマジンガン同時に躱してねー!」
ヨ―メイ「わぎゃぁぁぁ!?」
ちゅどどどどど!
ー回想終了ー
ヨ―メイ「あまりの弾幕にタキサイギア現象が起こりまくりました・・・」
ミナヅキ「ん・・・また強くなってよかった。」