妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideカンナ
皆が留守の時に今日の依頼人はやってきた。
「実は私は息子を自殺に追い込まれたんです・・・けどアイツはいじめと思っておらず
少年法で守られるからと全く反省していない!どうか私の復讐に力を貸していただけませんか・・・」
どうやら依頼人は息子を理不尽に奪われたが犯人はクラスメイトで未成年のため、
軽い罰になるらしい、民事裁判なら少しは重い罰になるし情報を流せば人生を終わらせることもできるけど依頼人の話からするとそのクラスメートの態度ではそれでも反省しなさそうだ。アーシも皆を理不尽に奪われたら加減できる自信がない。はぁ・・・こんなのあの優しい四人にやらせられないよ。だからアーシはこういった。
「全ての犯罪が死刑になる街を知っていますか?」
「はい・・・・」
「その街で一週間過ごせば何もしないということを連絡するんです。」
「それでは!」
「待ってください。確かあなたは配達の仕事をしてましたよね。」
「はい。」
そしてアーシは軽犯罪法の一覧のある所を見せ
「この法律でその人が更生したかや心根を図りましょう。それでだめなら
この法律がその人を理不尽に殺します。だからまだこらえてください。」
「それにその前に素行が悪くてこれ以外の軽犯罪を犯すかもしれません。そのときは
あなたが手を下すまでもなかったと割り切ってください・・・」
「わかりました・・・」
「作戦は・・・」
こうしてアーシは皆にしばらく留守にすることを伝えた。
けどまさかそいつが対策として取った行動があれとは思わなかった・・・
sideカゲチヨ
カンナがしばらく留守にするという連絡をうけてしばらくたったころ
最悪の依頼人が現れた。
「ま、遊びの延長戦だったんだよお互い楽しんでたんだよけどほんの些細なミスで
彼はこんな選択をしてしまったんだよ。」
他人事のように悲劇的にかたる依頼人に俺は最近の新聞を叩きつけ
「ふざけんな・・・テメーがいじめて自殺に追い込んだんだろ。」
「サイテー・・・」
そして俺たちは依頼人を帰らせようとしたが
「まぁ、話くらいきいてくれよ君たちは全ての犯罪が死刑になる街を知ってるかい?」
話なら聞いたことがある。異宙人の流入で極端に取り締まってるまちがあるらしい
どうやら依頼人は一週間その街で過ごせば民事裁判もなにもしないと被害者遺族はいっているらしい。
「そんなの建前とわかってるさ!本当の目的はその街で俺が死ぬこと!!刑事事件はイージーなんだけど民事裁判が厄介だから俺は受けることにしたんだけど法律とか詳しくないし、だから俺のこと守ってくれない~!」
マジでうざい声と目つきで言ってきてヒサのやさしさの付け込んで遺族を悪く言ってきたので一発殴って黙らせ依頼をうけた・・・
「どうもで~す」
sideヒサメ
「きゃっははは!面白くなってきたきたわい!」
なんとボティスさんもついてきた。
「なんで来てんだよ。」
カゲがきくと
「もしかしたらお前たちが死刑なるかもしれんのじゃ!見なきゃ損じゃろ!」
まぁたしかにその可能性も考慮して軽犯罪とか交通法とか学んできたけど・・・
「まず、お前が死刑になりそうだけどな。」
カゲが最もなことをいう。
「悪魔は死刑になっても問題ない!」
とりあえず私は三人にこの町の法律が日本の法律と一緒なことや
もし一つでも犯罪を犯せば罪になることを話した。
そして町に入ったのだが
「しょっぺー町だなぁ」
そういって歩くのが疲れたから軽犯罪法違反のタクシーの割り込みや
「あー、トイレいきてー」
立ちしょんや唾吐きをしようとしていた。ホントに素行悪いんだから・・・!
sideカンナ
「まさか、アイツもカレコレ屋に依頼してるなんてね・・・」
大方ヒサメちゃんのやさしさに付け込んで依頼を受けさせたんでしょ・・・
シディとフィーアちゃんだったらアイツなんて殴って見捨てるし。
町に入ってきたターゲットとカゲチヨ、ヒサメちゃんボティスの姿をみて
アーシは思った。
「大丈夫ですか・・・?あなたの仲間なんじゃ・・・」
「まぁ、そうですけど依頼を受けた以上こなすのがカレコレ屋なんで。
それにこれならあの作戦も確実に実行できます。」
「そうですか・・・」
「カゲチヨならまずホテルにアイツを缶詰にする、けどアイツがそんな生活に耐えられるわけない、結構外で遊ぶの好きだったみたいだし。たぶん二人の目を盗んで外出するから
そこがチャンスです。今日から一週間ホテルのまえで張っていましょう。」
「はい・・・」
それにあの二人のやさしさに付け込んだこと後悔させてあげる・・・!
side依頼人
ったくカゲチヨのやつ俺を六日間閉じ込めやがって!
まぁこれで遊べるわけだしいっかぁ!
けどアイツ必死になっててんぱっておもしろかったなあ・・・
そのとき、
「す、すみません!」
配達員の男が道を尋ねてきた。
「自分道に迷ってしまって!サンヒルズってマンション知りませんか?この荷物届けなきゃ自分首で・・・」
道を尋ねてきた。それにしても必死だ・・
もし違う道を教えたら
「落ち着いてください。場所ならわかりますあの角をずーっとまっすぐに行って・・」
俺が嘘の道を教えていたら
次の瞬間俺は警察に捕まっていた。
sideカゲチヨ
っち!アイツちょっと目を離したすきに!
俺がヒサとアイツを探していたらそこにいたのは
「放してぇえええ!死にたくないよおおお!」
泣き叫ぶアイツの姿だった。さっきのひょうひょうとした顔は絶望の顔に変わっていた。
「俺はまだ、未成年なんだよ!?それなのに死刑っておかしいよ!」
「くくくっ!いい顔じゃ!」
すると長袖の服と帽子とサングラスを身に着けた女性が現れていった。
「この町ではおかしくないでしょ?軽犯罪法では他人の業務にたいして悪戯で妨害したら
罰せられる。アーシはアンタが嘘をついてるとわかったから音声をコピーして警察に
通報したんだよ。」
アーシってまさか・・・
帽子とサングラスをとるとカンナが変装していたとしった。
まさかあの取り調べを受けてる配達員は・・・
「どう?必死に助かろうとしたのに理不尽に命を奪われる苦しみ少しはわかった?
まぁあの時正しい道を教えていたらまだ依頼人と話し合ってたけどね・・・」
「助けてーー!ヒサメ・・・」
「必死で助けようとする気持ちを利用したアンタをアーシも許す気はないよ・・・!」
アイツにカンナは冷酷な顔でそう言って
自分の依頼人のところに向かった。
「どうでしたか?息子さんの仇は取れましたね。」
「ええ・・これで私たちも前に進めそうです。」
依頼人はそう言って依頼料をカンナに払い去っていった。
そして、帰り道
「悪いなお前だけに辛い依頼させちまった・・・・」
「私もごめんね!」
俺とヒサは謝った。
「謝らないでよ!アーシにはあの依頼人の気持ちがわかるから。だからアイツの良心を試す作戦にしたの。」
「けど危なかったり辛い依頼の時は相談してよ!」
「ごめんごめん、カゲチヨもアーシたちに頼ってくれないから仕返しみたいな?」
「おい!俺のことは関係ないだろ!?」
そう言って俺たちは帰路についたのだった。