妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideヒサメ
私とカンナちゃん、フィーアちゃんは買い物を終えてカレコレ屋に帰ろうとしていた・・・
ヒサメ「ビーフキノコ買えて良かった~。これ美味しいんだよね。」
カンナ「肉の味のするキノコって変わってるよね・・・」
フィーア「美味しいから別にいいんですけどね。」
三人で話していたら突然ブラックホールのようなものが現れ・・・
異宙人「よ、良かった・・・100回目の挑戦でなんとか他の星にたどり着けた・・・!」
え?何?この異宙人?すごいボロボロなんだけど・・・
異宙人「は!女の子が三人!丁度いいところに!ぼ、僕と契約の前に・・・助けてぇ!」
フィーア「ボロボロですし誰かに襲われたんですか?」
フィーアちゃんが推測する。
異宙人「はい・・・今狙われてて・・・」
そう言った時だった。
男性「見つけたぞ!」
カンナ「女装してるけどもしかしてアンタがこの子をボコボコにしたの?」
カンナちゃんが女装した男性に聞く。
男性「その通り!俺は魔法少女だ!」
ヒサメ「どっからどう見ても成人男性にしか見えないんですけど・・・」
私は言う・・・
男性「邪魔をするなら貴様たちも容赦しないぞ!」
異宙人「いやぁぁああ!」
男性は私たちに襲い掛かってきたけど・・・
フィーア「武器をそんな大振りにしたらいけませんよ。ステッキはこう使うんですよ。」
ドゴッ!
男性「ごぼっ!」
ヒサメ「どういう状況かまだ分かんないんだけど・・・」
バリバリっ!
カンナ「燃えろー!」
ボオオオ!
男性「ぎゃあぁあ!」
フィーアちゃんが持っていたステッキを奪ってコンパクトに振って吹き飛ばしその隙に私が電撃、カンナちゃんが炎で撃退した。
カンナ「で、状況がわかんないからとりあえず事情を聞かせて?」
異宙人「わかりました・・・」
カンナちゃんに言われて異宙人と一緒にカレコレ屋に行くことになった。
sideカゲチヨ
ヒサたちが連れて来た異宙人はメルメル星という星の第一王子だった。
王子「権力争いに巻き込まれて第二王子と契約している魔法少女に暗殺されかけました・・・」
ヒサメ「あれ暗殺しようとしてたんだ・・・」
フィーア「ずいぶんとずるい王子なんですね。暗殺なんてせこい手を使ってる時点で器がしれます。」
ヒサとフィーアの言う通り緩い見た目してるのにやってることは案外シュールだな・・・
カゲチヨ「流石に暗殺から守るって言うのは無理だぞ?」
シディ「そういうのはクリスの方が向いてる気がするしな・・・」
俺とシディが言う。
王子「それはたぶん問題ないです。それより大事なのは魔法少女大会でして・・・僕の星では代々王様は魔法少女の代理戦争で決められてきたんです。」
ヒサメ「大事な王様を代理戦争で決めてるの?」
カンナ「人を見る目がある人を王様にするのが目的じゃない?」
王子「はい、王には人を使役する能力が問われますので契約した魔法少女の強さが自分たちの強さだとされてるんです。」
フィーア「そんな風習があるんですね。」
王子「それでヒサメさん!カンナさん!フィーアさん!突然で申し訳ないんですけど僕と契約して魔法少女になってください!」
はぁ!?
ヒサメ「えっと・・・ごめんなさい。」
カンナ「それって三人と契約できるものなの?」
王子「一人づつ戦うチームとして応募すればいいと思います。それにビーフキノコは僕の星で取れるものですので契約してくれたら一生分差し上げます!」
ヒサメ「わかりました契約します!」
フィーア「拒否権はなさそうですね・・・まぁ戦いなら強敵がいてレベルアップできるかもしれないですし協力しましょう。」
カンナ「腹ペコとバトルジャンキーめ・・・」
カンナ・・・ドンマイ・・・
sideカンナ
早速変身アイテムも渡されたことだし・・・
カンナ「早速変身だー!」
ヒサメ「ちょ。ちょっと待って・・・」
フィーア「動きやすければいいんですが・・・」
そうしてアーシたちは変身した!
ヒサメ「貴方の悪事を氷漬け!アイスの守護者!ミラクルレインブルー!」
カンナ「罪を燃やせし炎の守護者・・・ダークネスレッド!」
フィーア「光の速さで悪を討つ・・・シャイニングマッハ!」
なんかセリフが勝手に出てきたんですけど・・・
ヒサメ「今の何!?凄い変なこと口走ったんだけど!」
王子「そういう使用でして!変身するたびにセリフは言わされます!」
しっかしヒサメちゃんが青のフリルとリボンのついた衣装でアーシが黒に赤といつもの色合いにゴスロリ要素が加わってて、フィーアちゃんが身の丈くらいある杖とチャイナドレス風の感じの服ね・・・
フィーア「結構いいですね。」
カンナ「アーシも気に入ったかな。」
ヒサメ「うぅ・・・二人とも順応するの早すぎるよ・・・」
王子「あとお二人にも杖はありますよ。フィーアさんほど大きくないですが。」
ホントだ・・・
王子「能力を使うときは・・・」
フィーア「マッハスイング!」
ブン!ドカン!
フィーアちゃんのパワフルなスイングで地面にひび割れが・・・
ヒサメ「凄いけど魔法要素ゼロ!?」
異宙人「いえ!体に身体強化の能力が貼られています!ありです!」
良いんだ・・・こうしてシステムを使いこなす特訓が始まった!
sideカゲチヨ
妖精王の森にこもっているヒサたちを見に来たのだが・・・
カゲチヨ「なんで王子もフィーアのスパルタ特訓を受けてるんだ?」
シディ「第一王子も強くなりたいからと一緒にやっているそうだぞ?」
そうなのか・・・?
フィーア「次はこの石を連続で投げるので躱してください。」
王子「おっす!」
そうして特訓の日々は過ぎていき・・・
ユカ「ついに大会ですね!」
カゲチヨ「何でお前がついてくるんだよ!?」
いつの間にかいたユカに俺は言う。
ユカ「メルメル星と森は同盟を結んでいますし私魔法少女大会に興味持ってたんですよ!王子の能力をコピーしてブラックホールを作ったんですからいいじゃないですか!」
絶対女子目当てだろ・・・
王子「えぇ、ユカさんがいなかったら私じゃ200回くらい失敗したと思います・・・」
能力の難易度が高いのか王子がポンコツなのかわからねぇ・・・
そう思っていると・・・
第二王子「よう・・・第一王子・・・よくのこのこ戻ってこれたもんだな。」
王子「なんだと!お前が暗殺しようとするから星にいられなかったんじゃないか!」
ユカ「第二王子、この勝負は妖精王の森の娘である私も見ます。もし不正をするならば私が貴方のことを父に報告するものと思いなさい。」
第二王子「分かっております。しかし三人とはよほど自信がないのか?俺は異宙一の武闘家がついている!」
武闘家「首を洗って待っていろ!ふはは!」
フィーア「異宙一の武闘家・・・ワクワクしてきました!」
流石バトルジャンキー・・・
フィーア「初戦はあの人みたいですし私がやって良いですか!二人とも!」
ヒサメ「うん!頑張ってね!」
カンナ「まぁ、楽できるからいいけど・・・」
フィーア「それとシディさん・・・」
シディ「あぁ、応援してるぞ。」
フィーア「はい!」
そして戦いが始まったのだが・・・
フィーア「マッハスイングシャイニング!」
武闘家「ごぼおおお!?」
観客「すげぇ!ステッキで直接殴って光の衝撃波を出したぞ!」
観客「新しいスタイルの魔法少女だ!」
フィーアはある意味星の歴史を作っていた。
sideユカ
ヒサメお姉さまたちが勝ち進んでるのは良いですよ・・・でもね・・・
ヒサメ「フレッシュ!フローズンシャワー!」
男性「ぐわあぁぁ!」
カンナ「ウォーターダブルスラッシュ!」
男性「ぐはぁぁぁ!?」
何で男性ばっかなんですか!しかも女装男子なんて誰得ですか・・・・
ユカ「なんか納得いきません・・・」
カゲチヨ「そりゃ王の座がかかってるんだから力の強さ的に男の方が有利だろ・・・」
ユカ「これならカゲチヨさんの女装ファッションショーの方がまだ需要ありますよ!」
カゲチヨ「何言ってんだよ!?にしても怪我してる雰囲気もないしなんか全体的に緩い雰囲気だな・・・」
観客「また負けた・・・」
賭け事してる観客もいますしつまらないですね・・・
ユカ「そういえばシディさんは?」
カゲチヨ「トイレって言ってたぞ。」
そうですか・・・ヒサメお姉さまが勝ちそうですし依頼も果たせそうですね・・・私がそう思っていると・・・
カゲチヨ「あぁ!?」
カゲチヨさんが急に叫びます。
ユカ「どうしたんで・・・すか・・・」
私も唖然とします・・・何故ならシディさんが魔法少女の姿で闘技場に立ってたんですから・・・
sideヒサメ
し、シディ!?
ヒサメ「何があったの?」
シディ「実は困ってる星の人がいて声を掛けたらそれは大会の参加者で契約することになったんだ・・・」
そんな・・・フィーアちゃんは・・・
フィーア「・・・・」(鼻血を出して気絶)
ダメだ興奮のあまり倒れてる・・・
カンナ「流石にシディじゃ二人でも厳しいでしょ・・・」
カンナちゃんもためらってるし私だってシディとは・・・
観客「おいおい!何やってるんだー!」
観客「さっさと戦えー!」
どうしよう・・・
王子「もういいです!辞めてください!」
第一王子!?
王子「棄権します!四人は大切な仲間なんですよね!?そんな戦い見ていられません・・・」
カンナ「第一王子・・・」
観客「何言ってんだ!」
当然観客からクレームが飛んでくるけど・・・
カゲチヨ「よっと!」
ユカ「どうもー!」
カゲとユカちゃんが突然降りてきた!
カゲチヨ「あー・・・思ったんすけどこの試合賭け事ありなんすか?次の王様を決める戦いなのに緊張感なさすぎだろ?」
ユカ「その通りです。政治は皆さんに関係のあること品位ある大会にしたいのならその王様のことをよく見なければなりません。」
観客「うぐ・・・」
カゲだけならまだブーイングは再燃したかもしれなけどユカちゃんも行ったことで観客は言葉を失ってしまった・・・
王様「ユカさまや少年の言う通りかもしれないな・・・」
その時現れたのは王様だった!
王様「私も娯楽に替わりつつある大会に疑念を抱いていた・・・王になるのに必要なのは目利きだけではない・・・誰かのために犠牲になれるかだ。自分自身と戦うことを恐れないものこそ王に相応しい・・・王子たちよ・・・自分の拳で叩くのだ!」
えぇ!?
sideカゲチヨ
そうして始まった戦いは一方的だった・・・
王子「うおおおお!」
第二王子「ぶぺし!?」
第一王子が攻撃を躱し他の王子たちに強烈な一撃を与えるという戦法であっさり勝利した。
カゲチヨ「お前ら・・・鍛えすぎだろ・・・途中これくらいフィーアさんの拳の速さに比べれば亀のようだ・・・とか言ってたぞ?」
フィーア「やはり免許皆伝の腕になってましたか・・・」
うん、師匠みたいになってるな・・・・
第二王子「うぅう・・・兄貴・・・がく・・・」
王子「弟・・・?」
第二王子「今まで邪魔して悪かったな・・・うっ・・・」
シディ「うぬ・・・?どうしたんだ!?」
ユカ「そんな・・・死んでますよ・・・」
カゲチヨ「数発殴られただけでか!?」
王子の筋力が上がったのか第二王子が貧弱なのかまたわからねぇ!?
死んだら命の雫は使えねぇしどうすれば・・・そう考えていると・・・
ヒサメ「ねぇ・・・第一王子・・・」
王子「ヒサメさん・・・その姿は・・・」
そうして振り向くとヒサは女神のような姿になっていた・・・
カンナ「もしかしたら生き返らせることが可能かもってこと!」
カンナもかよ!?
フィーア「二人ともどうしたんですか・・・って私もなってます!?」
気付いてなかったのかよ!?
王子「あれは・・・魔法少女が進化した姿女神少女!」
なんじゃそりゃ!?
ヒサメ・カンナ・フィーア「ミラクルスペシャルシャワー!」
第二王子「う・・・兄貴?」
観客「女神少女万歳!」
ユカ「美しいですね・・・カゲチヨさん、シディさん・・・」
シディ「うぬ・・・」
いやなんだこれ!?
sideフィーア
それから数日後メルメル星からビーフキノコが届きました。
ヒサメ「王子からの近況報告も入ってるよ。」
さてどうなったことやら・・・
カンナ「あれから王様としての仕事が始まりました・・・感謝の気持ちを込めて三人の女神像を建てました・・・写真もある・・・」
これって女神少女の時の私たちですね・・・
シディ「良かったな三人とも!」
カゲチヨ「伝説の存在として一生語り継がれそうだな・・・」
ヒサメ「聞いてないんだけどー!!」
カンナ「頭痛くなってきた・・・」
勘弁してください・・・