妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋   作:ikkun

453 / 913
悪魔信仰組織との戦い

side瓜生

俺の名前は瓜生龍臣。

 

子ども「メロンパンくれぇ!くれないと泣くぞ!」

 

瓜生「お金持ってこようね坊や。」

 

カリン「男は甲斐性だじょ。」

 

ちびっこギャングの脅しに負けないメロンパン職人だ。

しかし俺の前職は殺し屋だ。

 

瓜生「こんな地下深くにアジトを作る外道モグラは地獄行きね。」

 

外道「ぎいいい!」

 

俺はただ感情を殺して殺戮をしていた・・・

しかしそんな日々が終わりを告げたのはカンナさんのメロンパンにあってからだ。

 

瓜生「何でこんなにうまいんやぁあ・・・」

 

瓜生(あ、先祖の声が聞こえる・・・殺し屋はアカンいうてはる!)

 

カンナ「百面相してる・・・」

 

夢を追う資格はないかもしれないが俺は本気で修業し免許皆伝をいただいた。

 

カンナさんの知り合いも来るから地球での売り上げは上場だ。

 

九条「このメロンパン美味しすぎるな・・・」

 

セキノ「ホントにどうなってるの~。」

 

クリス「また来てごめんな。」

 

クリスさんと新人の天狗の九条さんと石化の剣士のセキノさんが来るのもそれが理由だ。

 

そしてうちのお客さんは多種多様。

 

佳代「瓜生さんメロンパン15個、チョコメロン10個ください。」

 

大口のお客さんで珍しい仕事をしてるのはこの佳代という女性だ。

この佳代ちゃんは町のシスターだ。

 

クリス「教会までもっていくの手伝おうか?」

 

瓜生「そうだぜ、重いだろ?」

 

佳代「大丈夫です!子供の相手をしてるから力もちなんですよ!」

 

教会に併設された養護施設の子にメロンパンを買っていくんだ。

佳代ちゃんがシスターをしているのはそこで育ったから・・・

 

佳代「教会は故郷で子供たちは兄妹なんです。だから恩返ししていくんです。」

 

瓜生「いい話だねぇ・・・」

 

カリン「応援する・・・」

 

クリス「ダメだ・・・年を取ると涙腺がもろくなる・・・」

 

九条「心配ない・・・私もだ・・・」

 

セキノ「泣けてきます・・・」

 

彼女は一生をかけて恩を返すつもりだ。

そんな彼女の様子があるとき違っていた・・・

 

佳代「あの・・・メロンパン20個ください・・・」

 

何故かはわからないが元気がなかったのだ。

 

クリス「どうした?何か悩みか?」

 

佳代「いえ・・・何でもないです・・・」

 

佳代ちゃんはごまかそうとするがコミュ力の権化であるカリンに通じるわけがない。

 

カリン「隠し事なんて百年早いわぁ!」

 

佳代「ひゃ!辞めてください!」

 

(ほっぺをムニムニされる)

 

カリン「おらおらおら!」

 

佳代「むおおおお」

 

カリンと佳代以外全員(何してんのこれ・・・)

 

謎のスキンシップで口を割らされるだけである。

 

佳代「実は教会が悪戯をうけてるんです・・・」

 

話を聞いてみると石を投げられたり酷い時は火炎瓶や車が突っ込んできたりしたそうだ・・・

 

九条「警察はどうなっている?」

 

九条さんが聞くが・・・

 

佳代「はい、でも犯人がわからなくて・・・」

 

これはさぞかし心細いだろう・・・

 

カリン「そこまで苛烈なら犯人がわかるまで避難したらどう?」

 

そうカリンも進めるが

 

佳代「子供たちもいますから・・・」

 

受け入れることはなかった。

そして最悪のしらせがきた。

 

カリン「佳代ちゃん三日前から教会に来てないって!」

 

瓜生「なんだと・・・!」

 

直ぐにカリンは犯人グループを捕まえ知らせてくれる。

 

カリン「犯人はブラックメタルインナーサークルの一派みたいよ。」

 

反キリストの悪魔崇拝者・・・邪悪さを競う集団か・・・

 

sideクリス

 

そうして連絡を受けた俺と瓜生でアジトに殴りこむ。

 

瓜生「罪なき人々を襲う人でなしの皆さん。さぁ、死にましょう。」

 

クリス「俺悪魔と知り合いだから心臓お前たちのところに持っていけるよ。」

 

団員「なんだぁ!生贄の儀を邪魔しに来たのか!」

 

サタニストか・・・悪魔を見てる身としてはアイツ等が白塗りのこいつらをみたらキモイの一言だろうな・・・

 

団員「満月だ!丁度いい!」

 

団員「ルシフェルの生贄にしてやろう!」

 

そう言って火炎瓶を投げつけてくる。

正面ではカリンさんと九条たちが佳代ちゃんたちを助けているから俺たちは大暴れして時間を稼がないとね・・・

 

瓜生「人間蝋燭だぁ!」

 

瓜生は団員を蹴って火炎瓶を受けさせる。

 

団員「あちいい!」

 

クリス「甘い、そんなもの跳ね返すよ。」

 

団員「ぎょえええ!」

 

俺も花粉園を使い奴らに瓶を跳ね返す。

 

律儀に満月を待っていてくれたおかげで犠牲者もなく救えそうで良かったよ・・・

 

クリス「これで終わりだ。」

 

瓜生「余裕だったね。」

 

俺たちは最後の一人を槍の一撃と鉄パイプの一撃で終わらせた。

 

クリス「全く・・・悪魔なんて願いかなえてくれるかわからないものなのに何で信仰できるんだ?」

 

瓜生「そうっすね・・・」

 

俺たちが黄昏ていると・・・

 

「しとしとピッちゃんしとぴっちゃん。」

 

その声とともに刀の斬撃が降ってきた!

 

瓜生「ちいいい!」

 

なんとか躱した・・・

 

クリス「お前が信女の資料であったバースか・・・奇襲とは暗殺者っぽいね。」

 

バース「妖精王に褒めてもらえるとは光栄の極み。だが俺の狙いは死龍だけだ。」

 

そう言ってバースは瓜生に切りかかってきた!

 

クリス「瓜生!なんか武器必要!?」

 

俺は鉄パイプで受け止める瓜生に声を掛ける。

 

瓜生「大丈夫っすよ!その場にあるものが最強の武器って教えてやりますよ!」

 

そうして受けているけど瓜生は削らせている・・・信女にやられてから斬撃のスピードが速くなってるな・・・

 

瓜生「どらあぁあ!」

 

瓜生は鉄パイプをフルスイングするけど・・・

 

バース「甘いな、ちぇりゃあぁ!」

 

間合いを把握して斬撃を入れてきた・・・

 

瓜生「確かに攻防一体だ・・・だがそれを崩すのが楽しいんじゃねぇか!」

 

瓜生が両目を開いた!

 

瓜生「正面から突破してやるよ!」

 

瓜生はまたフルスイングで攻撃する!

 

バース「しゅうう!」

 

バースはミリ単位で躱したけど・・・

 

瓜生「読み通りなんだよ!」

 

その瞬間瓜生が鉄パイプの尻を叩いた!空気砲の原理でバースの顔に空気が直撃してひるんだところを瓜生が突撃する!けど・・・

 

バース「がぁあ!こんなので取れるとおもうなぁ!」

 

執念と勘で鉄パイプを両断した!凄まじいな・・・

しかし瓜生のほうが一枚上手だった・・・

 

瓜生「そら!信女ちゃんもやってた意識外の攻撃だ!」

 

斬れた鉄パイプを蹴り飛ばす!

 

バース「ちいいいい!」

 

顎が浮いて足元が留守になったところを・・・

 

瓜生「これで最後だ!」

 

ぐざっ!

 

バースの足に瓜生が鉄パイプを刺した!

 

バース「く・・・まだまだ・・・かかってこい・・・」

 

さて・・・この辺でいいだろ・・・

 

クリス「悪い、瓜生にメロンパン作って貰いたくなったからまた後でね!」

 

瓜生「あぁ!悔しかったら食べに来い!」

 

そうして俺たちは去ってこの事件は片付いた・・・

 

佳代「本当にありがとうございます。」

 

健全な養護施設も守れて良かった・・・

そしてバースもメロンパンを食べに来た・・・

 

バース「うまぁああ!なんやねんこれ!」

 

九条「なぜ関西弁なのだ・・・?」

 

セキノ「瓜生さんとの戦いはすさまじい感じだったみたいっすけどね・・・」

 

まぁ、なんか親しい感じだし瓜生の組織と交渉してもいいかもしれないな・・・

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。