妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideカゲチヨ
ヒサメ「わ~!海だ~!!」
今日はヨ―メイが当てたチケットでクルージングに来ていた。
カゲチヨ「潮風強っ!」
ユカ「海・・・最高ですね。」
ユカが来たのは絶対水着の女目的だな・・・
ヨ―メイ「ま、まさかこんなことになるなんて・・・」
シディ「どうしたヨ―メイ?どこか苦しいのか?」
セイナ「酔ったのなら酔い止めあるけど・・・」
シディ、セイナさん・・・どうせ二人きりだと思ってたのに七人分のチケットを当てちまったからじゃねーの?
フィーア「日ごろの行いが良いからですね。私たちの。」
カンナ「ここって泳げるんだよね!」
カンナの言う通り泳げるはずなんだが・・・
ヒサメ「あの背びれ・・・もしかして・・・」
乗客「鮫じゃねーか!?」
観客が騒ぎ始めるが・・・
アナウンス「皆さま。この海は少し前まで鮫が大量発生しており観光できませんでした。ですがご安心ください。すでに100匹以上の鮫の駆除に成功しています。」
ってことは目の前にいるのは・・・
ヒサメ「あ!イルカだ!」
飛び跳ねた姿を見てヒサがそう言った。
カンナ「なーんだ・・・映画みたいになると思ったのに・・・」
カンナ・・・自分は生き残れるからって残酷だな・・・
乗客「可愛いね!」
乗客にも安心が戻る。そうしてダイビングスポットに到着した。
ユカ「カゲチヨ、本当に行かないんですか?水の中は水着の女性たちのいる極楽浄土ですよ?」
セイナ「そんな風に見てるのは貴方だけだからね・・・?」
ヨ―メイ「私もですか!?」
シディ「せっかく来たんだ。潜ろう。」
sideヒサメ
そうしてダイビングした海の中は凄く綺麗だった・・・
ユカ(はぁ~・・・極楽・・・)
セイナ「他の女性客の所に行こうとしてる!?」
フィーア「完全に魚や景色見る気ゼロですね・・・」
カンナ「見てみて!ヒョウモントタコ!毒持って帰れないかな?」
カンナちゃんが毒タコを見つけるというトラブルはあったけどそのほかは楽しめた・・・
カゲチヨ「もう出発時間か。」
ヨ―メイ「早く戻って休みたいです・・・」
ユカ「極楽の時間が続いて欲しかったのに・・・」
セイナ「まだ言ってる・・・」
そんな風に話していると・・・
グラグラっ!
船が突然揺れた!
アナウンス「予期せぬトラブルのため船は停止しています。救援も頼んだのでお待ちください。」
sideユカ
私とカゲチヨさんで様子を見に行ったのですが・・・
乗組員「船長、燃料も確認しましたが動きません!」
船長「おい!勝手なことするな!船の評判を落とすようなことをするか!」
燃料はあるんですね・・・
結局船は動かず翌日を迎えた・・・
ユカ「なんかイルカたちが鳴いてますね・・・」
シディ「うぬ。動物は危機を感じ取るのは人間より上だから不安だな。」
乗客「ったく何なんだよ!救援も来ねぇし!朝になるし!」
少年「わっ!」
乗客にぶつかって水筒を落とした少年がいました・・・
少年「ごめんなさい。」
カゲチヨ「あー・・・気をつけろよ。」
中には泳いでる人もいたのですが・・・その時でした!
男性「うわぁああ!」
なんと鮫が現れて男性の腕にかみついていたのです!
乗客「きゃあぁあ!?」
乗客「落ちたら死ぬぞ!」
当然大パニックになりますよね!
フィーア(人魚化)「何でこんなことに・・・」
ヒサメ「皆さん!安全なところに!」
シディ「ふんっ!」
三人が電撃やで救助活動してかみつかれた男性も救助されました・・・
男性「うぅ・・・」
カゲチヨ「出血は多いけど止血すれば大丈夫そうだな。」
カンナ「えーっと救急箱は・・・」
少年「あの・・・これ見つけたので良かったら。」
カンナお姉さまは落ち着いてるのはおかしくないですけどこの子も随分と落ち着いてますね・・・
女性客「良かったー・・・凄い人たちがいて・・・」
なっ!船に鮫がいて口の先に客が・・・
フィーア「マズイです!」
元に戻ったフィーアお姉さまが高速移動で助け出し・・・
フィーア「鮫って鼻が弱点なんですよね?」
ズガン!
鮫「ぎゅううう!?」
思いっきり鼻を蹴り飛ばして撃沈させました!
女性客「あ、ありがとうございます・・・」
ヨ―メイ「ななな・・・何ですか今の・・・!?」
カンナ「あれはメガロドンだよ!絶滅したと言われる巨大鮫!凄すぎるよ!シディ!あれアーシが戦っていいよね!?絶対ペットにする・・・!」
シディ「あ、あぁ・・・」
カンナお姉さまがペット欲しがるなんて珍しいですね・・・一直線に海に飛び込んでいきました・・・
カゲチヨ「早くアイツを見つけねぇと・・・!」
カゲチヨさんも気づいてたんですね・・・
ユカ「行きましょう!カゲチヨさん!こっちです!」
私たちは心の声を頼りに向かうと・・・
少年「ふふふ・・・」
カゲチヨ「お楽しみのところ失礼するぜ。」
やっぱり元凶はこの子でしたね・・・
ユカ「親もつれずに水筒も血の匂いがしましたし・・・」
カゲチヨ「それに落ち着いて救急箱持って泣きもせずに冷静に出来る子供なんて普通じゃないだろ?」
少年「ははは・・・あのオレンジ髪のお姉ちゃんも冷静だったし行けると思ったんだけどなぁ・・・」
カゲチヨ「こちとら血には敏感なんだよ・・・」
少年「これは復讐さ・・・僕は覚っていう種族なんだ。能力は心が読める。」
ユカ「私やお父さんと同じ能力ですか・・・」
少年「君たちはどれくらい読めるのかわからないけど鮫の話すのが得意なくらいさ。鮫の友達は100匹いたんだけど帰ってこなかった・・・」
まさか・・・
少年「人間が縄張りを荒らしてたから新しい餌場を探してたのに・・・」
ユカ「でもそれをやってしまうと殺した人たちと同類になりますよ?船の人たちも無関係ですし・・・」
少年「そうだね・・・でもさらに大きいのが来る・・・君たちは終わりだよ・・・」
それはどうでしょうか・・・
sideカンナ
シディ「すまんが俺たちも食われるわけにはいかないんだ!」
結局説得できずにシディが倒しちゃった・・・
カンナ「あ~あ・・・」
ヒサメ「シディ!?カンナちゃん!後ろ!」
おぉ~!更にデカいのが船を襲おうとしてる!
カンナ「させるか!この子をペットにするんだ!」
久しぶりに本気出しちゃおう!
アーシはブレイクして領域の使い魔たちで鮫を攻撃した!
鮫「ぐおおおお!?」
なんとか突破してアーシにかみつこうとするけど・・・
カンナ「遅い遅い!背後取られてるよ!」
リヴァイアサンの泳ぎの前にそれは無力だよ!
鮫「ぐおっ!?」
最後は水球で華麗にフィニッシュ!
カンナ「妖精王の森の海まで飛んでいけー!」
鮫「ぐおおおお!?」
シディ「カンナは凄いな・・・」
ヨ―メイ「またクリスさんに負担が・・・」
セイナ「でも全員無事だし許してくれるよ。」
フィーア「だと良いですね・・・」
こうしてアーシは鮫騒動を鎮静化したのだった・・・
sideカゲチヨ
少年「う、嘘・・・あの巨大な鮫を水を操作して飛ばしちゃった・・・」
ユカ「貴方の計画も終わりです。大人しく警察に・・・」
少年「そうはいかないよ!」
ぼふっ!
カゲチヨ「煙幕か!」
逃げられましたね・・・ですが・・・
ユカ「一瞬の間に小型のGPSは取り付けられました。これであの子の住んでる覚の集落にお父さんが向かうはずです・・・」
カゲチヨ「アイツも仲間にするのかよ!?」
ユカ「心通わせた動物たちを保護する地域をバルボアが侵略してた土地を分けてもらって作るって言ったら仲間になると思いますよ。それに今回私も覚と接触して人間以外の生物の心も読めるようになりましたし。」
マジでか・・・スケールのデカい話に俺は絶句するしかなかった・・・
こうしてあとから来たクリスのとりなしによってこの地域の鮫の殺生は少なくなったという・・・