妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋   作:ikkun

469 / 913
異宙のSNS事情

sideヒサメ

今日は依頼も無かったのでSNSを見ていた・・・

 

ヒサメ「凄いな・・・」

 

シディ「どうした?」

 

あ・・・声に出てた・・・

 

ヒサメ「インスタ見てて。」

 

シディ「インスタ?」

 

カンナ「上手に取れた写真を皆に見てもらうためのサイトだよ。」

 

カゲチヨ「その実態は自分の人生がいかに優れているかをいいねの数で競う現代のコロッセオだ。」

 

フィーア「どんだけ歪んだ認識ですか・・・」

 

フィーアちゃんの言う通りだよ・・・

 

カゲチヨ「でも事実マウンティングはあるだろ。」

 

シディ「動物が自分の優位性を示すための?」

 

カンナ「SNSでもやってるって話だよ。楽しそうな写真を自慢して優位性を示すみたいなでしょ。」

 

カゲチヨ「そう、SNSの登場で他人の人生が見えやすくなって加速してるんだよ。」

 

sideフィーア

フィーア「どんな写真が人気なのか気になるので教えてくれますか?」

 

私はカゲチヨに聞きます。

 

カゲチヨ「まずは友達の写真だな。自分自身がしょーもねーやつほど友達を自慢するもんだ。」

 

カンナ「いつも自分を卑下してるカゲチヨが言うんだ?」

 

カゲチヨ「うぐっ!?」

 

カンナちゃん・・・それを言ったらダメですよ・・・

 

ヒサメ「普通に友達の写真上げてるだけじゃ・・・」

 

カゲチヨ「異宙の住人との友達アピールが流行ってるな、グローバルな印象を持たれるしな。」

 

シディ「SNSでは友達選びも一苦労なんだな。」

 

フィーア「私はそんなことないですよ?これが私のヒサメちゃんたち以外の友達の写真です。」

 

ヒサメ「なんか地雷系ファッションの子が多くない・・・?」

 

カンナ「カッターナイフ持って撮影してるし目がいってる子もいるしメンヘラ集団じゃん・・・」

 

フィーア「?ちゃんと愛する人の話をすれば何時間でも聴いてくれるので大丈夫ですよ。」

 

カゲチヨ「なら俺の写真も見てくれ!」

 

いやこれ・・・

 

フィーア「思いっきりリザードマンに襲われてるじゃないですか・・・」

 

ヒサメ「お前もやってんのかい!」

 

人のこと言えないじゃないですか!

 

シディ「食べられそうじゃないか。」

 

カゲチヨ「マウンティングは命がけだからな。」

 

カンナ「絶対世間の意味と違う・・・」

 

sideカンナ

 

全く・・・二人ともとんでもない写真撮ってくるんだから・・・

 

カゲチヨ「あとは異宙によって変化した場所へ旅行するのも流行りだよな。」

 

ヒサメ「いーじゃん旅行、見てる方も楽しいよ。」

 

カゲチヨ「周囲へのアピールのための旅行だぜ?どーせスマホいじってタピオカのゴミポイ捨てしまくってるに決まってる。」

 

フィーア「偏見えぐいしいつの時代の人の視点ですか?それ?」

 

全く・・・

 

カンナ「じゃあアーシの写真を見てよ!」

 

ヒサメ「なにこれ・・・血の池地獄・・・?」

 

カンナ「ラグナコロラダっていう赤い湖だよ!異宙に転移してから血っぽさに拍車がかかったんだよ!皆で行ってみようね!」

 

フィーア「そ、そうですね・・・」

 

何で苦笑いしてるの?

 

シディ「カゲチヨのは無いのか?」

 

カゲチヨ「あるぜ!これだ!」

 

いやこれ・・・

 

ヒサメ「さっきのリザードマンに捕まってるだけじゃん!」

 

カゲチヨ「里に旅行に行ったんだよ。」

 

シディ「捕食されそうになってるぞ。」

 

フィーア「まさかの丸焼きスタイル・・・」

 

カンナ「ゾンビだからお腹壊すんじゃ・・・」

 

ヒサメ「そこを気にするの!?っていうか誰が写真撮ってくれたの?」

 

カゲチヨ「リザードマンが撮ってくれた。」

 

どんなサービス!?

 

sideフィーア

 

カゲチヨ「あとはグルメだろうなー。」

 

ヒサメ「女子は美味しいもの見たら写真撮りたくなるんだよー。」

 

フィーア「スイーツは芸術なんですよ!」

 

シディ「でも二人とも写真撮らないぞ?」

 

カゲチヨ「こいつらは食いしん坊だしな。」

 

カンナ「写真撮るよりも食欲が勝るよね。」

 

失礼な!

 

ヒサメ「私だって撮るもん!たまには・・・」

 

そうしてヒサメちゃんは写真を見せました。

 

シディ「おぉ!美味しそうなラーメンだ!」

 

カンナ「量が大盛りなところがまたいいよね。」

 

ヒサメちゃんも中々やりますね・・・

 

カゲチヨ「俺だってインパクトなら負けてねーぜ!」

 

いやこれ・・・

 

ヒサメ「お前がグルメになってんのかい!」

 

カンナ「もうこれリザードマンのSNSになってるじゃん・・・」

 

っていうかリザードマン盛り付けが上手いんですね・・・

 

sideヒサメ

 

カゲチヨ「あとは恋人だなー。」

 

シディ「それはなんの生物でもあるような気はするがな・・・」

 

カゲチヨ「戦闘能力、強い異性がモテるようになったんだよ。」

 

カンナ「あーお父さんもお母さんに会うまで異性が近寄ってきて困ってたって言ってたよ。」

 

フィーア「じゃあ私がシディさんを追いかけてるのも間違いじゃないってことですね!」

 

シディ「?」

 

シディ以外(それは微妙なんじゃ・・・)

 

カゲチヨ「つまり理想はこんなんだ!」

 

ヒサメ「いや、結婚させられとんのかい!!」

 

ウエディングの写真じゃん!!

 

カゲチヨ「吸血鬼の血が混じってるって分かった瞬間求婚されてさ・・・」

 

シディ「これでカゲチヨも既婚者か。」

 

カンナ「ある意味本能に忠実なリザードマンだね・・・」

 

フィーア「先越されちゃいました…」

 

カゲチヨ「逃げてきたよ!!SNSはマウンティングが多くて疲れるよ。」

 

ヒサメ「私は毎日が楽しいしアピールする必要ないかな。」

 

シディ「そうか。」

 

まぁ、たまに集合してる写真撮ってるけど・・・

 

カゲチヨ「ヒサのインスタ・・・シディのコメントであふれてる!!マウンティングしてるじゃねーか!?」

 

いや、それは勝手にコメントついただけだよ!?

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。