妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideカンナ
今日は、フィーアちゃんが出かけてて四人で活動してたんだけど・・・
突然チャイムが鳴らされた。
「うぬ?誰か来たようだ。」
シディさんが気づいて入ってきた人は、
「こ、こんにちはシディ様。」
なんとあの汗おにぎりのストーカーだった。
とりあえず椅子に座らせ応対したがカゲチヨは露骨に怒った態度で
「それで、なんのようだ?まさかおにぎりの件とフィーアに言われたこと
忘れたわけじゃないよなぁ?」
そう、こいつは汗おにぎりでシディの体調を悪くし最終的にフィーアちゃんに
追い返されたのだ。当然アーシも怒ってるし・・・!
「そうだよ、どの面さげてここに入ってきたの?フィーアちゃんに連絡しても
いいんだけど?」
アーシがそう言うと
「ちょっと、二人とも攻撃的すぎ。せめて訳を聞こうよ・・・」
ヒサメちゃんにいわれたので仕方なく聞く。
「そ、その前のことをしっかり謝りたくて・・・あの時はシディ様に近づきたい一心で
ごめんなさい・・・」
「反省してるならもういい。」
やっぱシディって器が大きすぎるよ・・・
まぁそれがいいところなんだけどね!
「はい、これで用は済んだよなさっさと帰れよ。」
カゲチヨがそう言って終了だと思ったんだけど
「あ、あとシディ様と写真が撮りたくて。」
やっぱり反省してなかった。こいつに写真なんて渡したら何に使うかわからない!
当然カゲチヨも
「ダメだ、んなこと言い出すとか懲りてねぇ証拠だろ!」
冷たく反対する。
「お願いします!それだけ叶えば、あの子の言う通りもう二度とここへは来ません!」
ストーカーがそう言うと
「俺は写真の一枚くらいなら構わないぞ。」
「ちょっと!?シディ!」
アーシは驚いた。増長させたらダメだって!
「ありがとうございます!」
しかし本人がいいと言ってるのに無理に止めるわけにもいかずとることになった。
しかし撮影したときヒサメちゃんがストーカーのスマホの異変に気付いた。
「なにこれ?なんか変なアプリが勝手に起動して・・・ルーレット?」
「フヒヒ・・・やったうまくいった!」
やっぱりなんかの罠だった!
「てめぇ!シディに何しやがった!」
カゲチヨが怒りながら質問すると
「このアプリでツーショットを取った二人は強制的にルーレットで決められた行動を
とることになるんです~!」
「最初からこれが目的で・・・!」
しかも解除するにはストーカーしか知らないパスワードじゃないとできないらしい
まぁ、ヒサメちゃんのハッキングで解除できるかも・・・
ヒサメちゃんがその提案をすると
「それでは根本的な解決にはならない。今後のことを考えるならちゃんと諦めて貰うほうがいい。」
そういって一日で諦めて貰うことに成功した。
けど・・・
「ほんとに大丈夫かよ・・・?」
カゲチヨの言う通りアプリの効力がほんとうならシディが危ない。
「シディの言う通りにするけど別の場所でカメラから見させてもらうから。」
ヒサメちゃんが言うと
「私とシディ様が愛を育む時間を楽しんでくださいね。」
「その自信はどこから来るんだろ・・・?」
こうしてアーシたちは別の部屋から監視することになった。
sideカゲチヨ
こうして二人を監視しているんだが・・・
さっそくルーレットを回し始めた拡大してスマホを見てみると
サンドイッチ、おにぎり、パスタ、うどんと書かれていた。
最初は昼食を決めるルーレットらしい、シディがまわすとサンドイッチのところに止まった。あの女が作ろうとしたがシディに止められていた。
まぁシディが作ればまた変なことにはならないだろう。
あの女は手料理を食べれて満足そうだった。これならいけるのか・・・?
次のルーレットは
ゲーム、テレビ、昼寝、買い物だった。
女がルーレットを回すとテレビに止まったのだが・・・
女はやけになれなれしくしていてシディは迷惑そうだった。
しかも女は汗っかきだから汗をかいた肌でシディにくっついてるということになる。
「汗かいてること自覚してないのかな?それともわざとやってるのかな?」
カンナがそう言ってるなかもう飛び出して止めたい気持ちでいっぱいだった。
でもシディの気持ちを無駄にしないために必死で耐えた。
次は運動の欄で散歩に止まったので行くことになったが、
その前にシディは何かを話していた。真剣な顔で何かを話していた。
きっと真摯に断っているのだろう。
「やっぱりシディっていい人だよね。」
「あぁ・・・」
ヒサの言葉にうなずくが、アイツの人の良さが他人の嘘によって
アイツを傷つけてしまわないか心配だ・・・
俺はクズだから、悪い方向ばかり想像しちまう・・・
だから俺たちで守らなくちゃいけないんだ。
あの明るいシディを。
そう考えているとシディが散歩から帰ってきた。
カンナに見張ってもらったが手をつなぐ以外変なことはなかったが。
汗ばんだ手は相当気持ち悪かったんだろうな・・・
ぐったりした顔をしたシディをみてそう思った。
しかもルーレットをみた衝撃を受けた。
キス、舐める、脱ぐ、風呂なんか過激なないようになっていた。
「これまずくない・・・?」
カンナが答えるがその通りだ!キスの欄に止まったのを見送ると
俺たちはすぐにシディのところに向かった。
sideヒサメ
まず、スマホをハッキングして効力を失わせた。
「そこまでだよ!」
「調子乗りすぎなんだよ!」
私とカゲがそう言うと
「な・・邪魔しないでくださいよ!」
そうして自分勝手な妄想を語り始める。
「おい・・やっぱこいつヤバすぎじゃね?」
シディをひなんさせてカゲが言う
「うん・・・フィーアちゃんの言う通り狂人だよあの人・・・」
カンナちゃんも引いている。
「シディの表情みて嫌がってるって気づかなかったんですか!?」
「なんです?嫉妬ですか?確かにシディ様と一緒にいますけど将来的には私が愛されるんですから!」
ストーカーはわけのわからないことを言い始めた。
「こんなやり方でキスしたって愛されるわけない!」
そういうとストーカーは
「う、うるさい!説教垂れないで!」
そういって突飛ばそうとしたので
「痛たたたたた!」
お父さんに習った武術で抑え込んだ。
「大丈夫か!ヒサ!」
「うん。ケガもしてないよ。」
「良かった・・・」
カゲとカンナちゃんに心配されちゃった・・・まだまだだだな・・・
そう思っていると。
「ここまで付き合ってきたがヒサメに暴力をふるったことは見逃せん
今すぐ出ていけ!そうじゃないと俺はお前になにをするかわからん。」
「そ、そんなシディ様は暴力なんて・・・」
「大切なものを守るためなら力を使うことは必要だ。お前次第だがな。」
「す、すみません!すぐ出ていきます。」
そうして出ていこうとドアを開けたら。
「・・・どうしてあなたがここに?」
丁度フィーアちゃんが帰ってきたので今までのことを話すと
「ふぅん、約束を破っただけでなくシディさんだけでなくヒサメちゃんまで
つくづく救えないですねあなたは。」
「ご、ごめんなさい。」
そういうと
スパっ、スパっ、
今度は治ったばかりの頬だけだなくもう一方の方にも
傷をつけて、
「次はありませんからね・・・」
と冷酷な顔でいった。
「ひぃぃぃぃ!?」
女は走り去っていった。
sideカンナ
「すまない・・・俺が彼女を受け入れてしまったせいで・・・」
シディは気にしているようだったがそんなことないと思う。
「シディは悪くないよ彼女を変えようとしたんだから。」
ヒサメちゃんがいった。
「アプリもそうですけどあの子自身が行動を見直さない限り変わらないと思いますけど。」
フィーアちゃんもフォローする。
「しかし誰がこんな危険なアプリを・・・?」
カゲチヨもそう考えていたらしい。
もしかしてトッププレデター以外にも悪意が・・・!
そう考えた。
しかし証拠もなかったので保留にしておこう。
「それよりもシディさん今日は疲れたでしょう。明日も休みでしたよね。
リフレッシュに運動でもしませんか?」
「あぁ、そうだな。ジョギングしたいと思っていたから付き合ってくれるか?」
「はい!」
やっぱりあの二人は怪しいな~!
いい雰囲気になったふたりをみてそう思うアーシなのだった。