妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideククミ
今日は男女で調理実習することになったんだけど・・・
チダイ「ついに来てしまった・・・魔の調理実習が!」
ルイ「まさか、女の子と同じ班になるとはね・・・」
マチャソ「見知ったメンツもいるが一人知らない女子がいるんじゃい!」
ふふふ・・・
ククミ「皆!同じ班だよね!よろしく!」
私は他の女子たちがキモがるところであえて話しかける!これぞぶりっ子の神髄!
チダイ「ぐっ、まぶしい・・・!」
ルイ「なんて破壊力なんだ・・・」
マチャソ「目、目がぁ・・・」
我慢、我慢!
ククミ「あの一つ謝っておきたくて・・・私あんまり料理得意じゃなくて・・・失敗したらごめんね?」
チダイ「わ、我もできないぞ。」
ルイ「僕も普段やらないからね。」
ククミ「じゃあお互い様だね!」
他のメンバーは・・・
カゲチヨ「ヒサと同じ班かよ・・・」
ヒサメ「そんな顔しなくても家庭科の料理くらいできるから!」
フィーア「過去のことをちゃんと振り返ってください。」
ノリコ「頼りになるのはカンナだけだな・・・」
カンナ「流石にヒサメちゃんに手伝われたら手に負えないんだけど・・・」
というわけで調理実習が始まった。
sideフィーア
まずは野菜を切るところから始まったのですが・・・
ククミ「あ!指切っちゃったー!」(赤ペンで書いたダミーなんだけど!)
チダイ「大丈夫か?これを使うといい。」
ルイ「こっちの絆創膏の方が良いよ~。」
ククミ「私のために争わないで~。」
向こうは賑やかですね・・・こっちは・・・
カゲチヨ「おいヒサ!それ俺の指!」
ヒサメ「あ!ごめん!」
ノリコ「ヒサは無理に手伝わなくていいぞ。」
ミキ「そうそう!誰にだって苦手くらいあるし!」
ヒサメ「でも授業だし・・・何かはやらせて!」
カンナ「じゃあ、ヒサメちゃんは食べるとき用の机を拭いて食器出しといて。」
ヒサメ「それ後の方でもできる奴!?そんなに足手まとい!?」
ククミ(人の指を切ろうとするなんてどういうぶりっ子よ!)
なんか良くない視線がある気がするんですが気のせいでしょうか・・・?
sideカンナ
多少トラブルはあったけどようやく野菜を切り始めたアーシたちだったんだけど・・・
ククミ「あれ~繋がっちゃった~!」
ルイ「逆に凄くない!?」
マチャソ「ある意味才能じゃい!」
繋がってるのなんて可愛いものだよ・・・
ズバッ!
フィーア「ヤバいですね・・・つい力加減を間違えて・・・」
ミキ「ひいいい!」
ノリコ「まな板と延長線上にあった棚まで両断してるな・・・」
カゲチヨ「ニンジンに関しては見事に切れてるけど威力凄すぎだろ!」
フィーアちゃん!またやってくれたね!
ヒサメ「あの・・・カンナちゃん・・・私もジャガイモがこんな感じに・・・」
あー!もう!何でジャガイモがジェンガみたいに切れてるの!
カンナ「二人ともいい加減にしてよ・・・!捌いてシチューの具材にするよ・・?」
ヒサメ「真面目にやってるよ!?」
フィーア「目がマジですね・・・」
こっちは大人数作らないといけなくて人手が足りないんだから!
ククミ(カンナさん怒った時の目がヤバすぎる・・・!)
sideククミ
結局私目立ててない・・・こうなったら味付けで!
ククミ「じゃーん!トマトスープ完成!味見してもらってもいいかな?」
カンナ「どれどれ・・・」
ふふふ・・・激辛にしておいたからこれもぶりっ子になるはず・・・
カンナ「うん。丁度いいね!ほんと助かるよ!」
え!?
カンナ「皆ー!スープできたから味見お願いね!」
チダイ「これが女子の手料理・・・」
いやそれ・・・
フィーア「辛いー!!」
ルイ「舌がひりひりするよ・・・!」
マチャソ「汗が噴き出るんじゃい!」
カゲチヨ「カンナ!また自分好みの味付けOKにしただろ!」
カンナ「いいじゃん!シチューと一緒ならご飯も進むでしょ?」
あの辛さが大丈夫なんてすごすぎる・・・
ヒサメ「味付けくらいは手伝わせて・・・」
ちょっと胡椒をそんな油入れるみたいに入れたら・・・
カゲチヨ「それをして良いのはもこ〇ちだけだ!」
どばっ!
ヒサメ「うわぁあ!」
カゲチヨ「何やってるんだよ!」
カンナ「ヒサメちゃんナイス!このまま実食タイムだよ!」
マチャソ「そんなー!」
チダイ「マズいな・・・このままでは我らの味覚が・・・」
ノリコ「「間違いなく舌やのどが一週間は痺れるな・・・」
ミキ「そんなのイヤー!」
もう阿鼻叫喚になってる・・・これが私のしたかったことなの・・・?私はただ男を利用したかっただけ・・・いやそもそも私は男子に構われてそれで女子にいじめられてだったら利用してやろうとした結果こんなことに・・・
ククミ「お玉貸して!早く!」
フィーア「は、はい!」
気が付いたら体が勝手に動いてた・・・私は料理系YOUTUBERとしての腕を生かして味を素早く整えた!
ククミ「食べてみて!」
カゲチヨ「すげぇ・・・!あそこからまろやかさと胡椒の風味が生かされてる味になってる!」
ミキ「トマトスープもスパイシーだけどちゃんとトマトの酸味が出てる!」
フィーア「料理できなかったんじゃ?」
ククミ「実は・・・」
私は過去のことも含めて事情を話して謝った・・・
チダイ「そういうことだったのか!」
ルイ「辛かったんだね~!」
ヒサメ「事情は分かったし味付けを良くしてくれたしありがとね!」
カゲチヨ「まぁ、最後は皆のためにしてくれたんだろ?ならいいよ。」
フィーア「実は私と妹のユカも料理を上手くしたいと思ってたので今度教えてください。」
皆・・・ありがとう!
後日談
カンナ「あ~あ・・・激辛スープ食べたかったな~。」
ククミ「全くアンタは・・・ほら調理実習で相手の気持ち考えるならまた作ってくるわよ。」(激辛スープ、もっと味を調えた奴)
カンナ「マジで!やったー!」
ククミ(料理の腕は上手なのにこういうところはもったいないわよね~)
カンナ「ゼクス君の好きそうなものも持って今度一緒にピクニック行こうと!」
ククミ(恋人のことはちゃんと考えてるのね・・・)