妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋   作:ikkun

499 / 913
事故物件に住むとどうなるのか?

sideヒサメ

今日はオーナーから呼び出された。

 

オーナー「実は住んでいるアパートの工事が決まってなしばらく住めなくなるんだ。」

 

そんな・・・

 

カゲチヨ「ってことは俺達ホームレスってことっすか!?」

 

カンナ「流石に困るなー・・・」

 

オーナー「大丈夫だ。工事の間住める部屋を用意した。家賃もこちらで負担するから安心してくれ。」

 

ということですむことになったんだけど・・・

 

フィーア「凄くいい部屋ですね・・・駅からも近いですし。」

 

シディ「こんなにいい条件なのに今まで誰もすんでなかったのか。少し気になるな・・・」

 

シディの言う通りだね・・・

 

カゲチヨ「もしかして事故物件だったりしてな!」

 

カゲ!不吉なこと言わないでよ!

 

シディ「事故物件とはなんだ?」

 

カンナ「事故物件って言うのは殺人や自殺など死亡事故があった物件のことだよ。」

 

ヒサメ「でもこういうのって最初に教えてくれるんじゃないの?」

 

カゲチヨ「告知する義務はあるけど期間やルールも不明確だから貸す側が情報をコントロールできる可能性もあるな・・・」

 

ひいいい・・・

 

カンナ「・・・?なんか寒くない?」

 

確かに冷たい風が・・・

 

シディ「じゃあクーラーの温度を上げよう。」

 

カゲチヨ「いや・・・クーラーつけたか?」

 

・・・・・・・

 

フィーア「か、勘違いですよ!きっとヒサメちゃんが怖がって冷気を出しちゃったんですよ!」

 

ヒサメ「そ、そうだね!私ったらおっちょこちょいなんだから!」

 

私とフィーアちゃんはそう言ったけど・・・

 

カンナ「あ、止まった。」

 

シディ「誰も電源に手を付けてないよな・・・?」

 

きっとタイマー機能だよ・・・

 

sideカゲチヨ

 

早くも不安満載だな・・・

 

ヒサメ「ねぇカゲ、さっき殺人や自殺は事故物件になるって言ってたけど孤独死はどうなの?」

 

カゲチヨ「あー・・・孤独死はしないこともあるみたいだな。判断が難しいみたいだぜ。」

 

フィーア「誰にも発見されないのは悲しいですね。」

 

カンナ「カゲチヨ・・・もしアーシが登校しなくなった時はよろしくね。」

 

おい・・・カンナ。

 

カゲチヨ「それは宿題をよろしくねってことだろ。」

 

カンナ「バレた・・・」

 

sideフィーア

 

その日の夜は皆で寝たんですけど・・・

 

フィーア「なんか体が重たいですね・・・」

 

カゲチヨ「俺もだ・・・」

 

まさかこれが金縛りって奴ですか!?

助けてください・・・

 

私たちはなんとか力を入れてどかすと・・・

 

ヒサメ「もう食べられないよ・・・」

 

カンナ「えへへ・・・こんなに沢山解体できないよ・・・」

 

そういえばヒサメちゃんは寝相、カンナちゃんは寝起き悪かったですね・・・

 

カゲチヨ「正体はお前らかよ・・・」

 

sideカゲチヨ

 

あー・・・

 

ヒサメ「カゲ、なんかけだるそうだけど大丈夫?」

 

あぁ、ヒサ・・・

 

カゲチヨ「なんかこの部屋来てから体調が悪いんだよ。霊の仕業かもしれないな・・・体が重い気がする・・・」

 

ヒサメ「それってシディに作って貰ったフライドポテトのせいじゃない?」

 

お風呂に入るとさらに異変があった・・・

 

シディ「なんだこれは!?」

 

シディがお風呂場で驚いた様子を見せていた・・・

 

ヒサメ「どうしたの!?」

 

シディ「何故か黒くて長い髪の毛があったんだ・・・」

 

確かに俺たちの髪の毛じゃないな・・・

 

フィーア「ん?この黒い短い奴はなんですか?ってきゃあぁあ!」

 

どうしたんだよ一体!

 

ヒサメ「カゲ!髪の毛が抜かれてはげてるよ!」

 

は!?鏡を見てみると・・・

 

カゲチヨ「ぎゃぁああ!本当だ!」

 

後ろの髪の毛が誰かが抜いたかのような痕があった!

 

sideカンナ

 

カゲチヨ「この部屋はおかしすぎる!さっそく調べてもらおう!」

 

再生して良かったね・・・

 

ヒサメ「確かに見られてる感じあるもんね・・・」

 

ヒサメちゃん霊感強いからなー・・・

 

カンナ「こうなったら調べてみるしかないね!」

 

シディ「どうやって調査するんだ?」

 

カンナ「ネットや近隣住民から聞きこんだらすぐだよ!」

 

調べてみるとここは過労で死んだ女性がいるという噂だった・・・

 

カゲチヨ「ってことはその霊は俺に気づいて欲しくて俺の髪の毛をむしったのか・・・」

 

ヒサメ「でもどうやって霊を呼び出すの?」

 

ふふふ・・・ヒサメちゃん、こういうのに精通した人を知ってるでしょ?

 

カンナ「ヤヨイちゃんに頼んでみよう!」

 

そうして電話で呼んでみると一発でわかった。

 

ヤヨイ「確かに・・・この建物には霊が縛られていますね。」

 

シディ「いわゆる地縛霊という奴か・・・」

 

流石ヤヨイちゃん1

 

ヤヨイ「じゃあ呪文で建物の呪縛を解き放ちます。呪縛を解き放ち天へと召されよ・・・!」

 

そうしてヤヨイちゃんが印を組んで念じると幽霊が現れた・・・

 

幽霊「ありがとうございます・・・ずっと会社に泊まり込んで仕事をしていた私はこの家で過労死してしまい迷惑をかけたようで・・・」

 

カゲチヨ「気にしてないっすよ。それより成仏できそうで良かったです。」

 

カンナ「生まれ変わったらまた会いましょう!」

 

ヒサメ「うん!怖かったけど本当に良かった。」

 

フィーア「今度はいい会社に恵まれると良いですね。」

 

シディ「頑張ってくれ。」

 

そうして幽霊は成仏していった・・・

 

カゲチヨ「にしてもオーナー事故物件って知らなかったのか?それとも俺への嫌がらせか?」

 

ヒサメ「知らなかったんじゃない?私たちもとめないと思うし。」

 

フィーア「まぁ、工事が終わるまでの辛抱ですよ。」

 

カンナ「あー、シェアハウスみたいで楽しいけど一人の時間も欲しいねー。」

 

シディ「工事なんてすぐだし、俺は皆と生活できて楽しいぞ!」

 

こうして工事の期間アーシたちは楽しく過ごしたのでした。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。