妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideヨ―メイ
私は戦国時代で農家をしてたんですけど不作の上に野菜を盗まれて首が回らなくなったので足軽をすることにしました・・・
カゲチヨ「お前も戦で稼ぎに来たのか?」
同僚の足軽カゲチヨが話しかけてきました。
ヨ―メイ「はい、不作で野菜も盗まれてますし・・・」
カゲチヨ「そうか・・・仲良くしようぜ。」
ぐぅ~
お腹が・・・
カゲチヨ「腹減ってるのか?俺の食べ物分けてやるよ。はい、とってきた野菜だぜ。」
ありがとう・・・ってこれウチの野菜じゃないですか!
ヨ―メイ「どういうつもりですか!」
カゲチヨ「だから盗ってきた野菜って言っただろ?」
そういうことですか・・・
そうして兵士が現れて業務がスタートしました。
兵士「希望者は集合せよ!」
そうして全員集合しました・・・
フィーア「全員軽装なんですね・・・」
カンナ「お金ないから出稼ぎに来てるのに装備は自費だもんね。」
ヒサメ「ほとんど全裸の人もいるし・・・やっぱり生活が厳しい・・」
足軽「いやこれは俺の趣味だ。」
カゲチヨ「生活じゃなくて性癖が危ない人だった。」
全くですね・・・
そうして業務がスタートしたんですけど・・・
ヨ―メイ「何で石運んでるんですか!」
シディ「足軽は基本的に土木工事などの雑務が多いらしいぞ。」
マジですか!
ヒサメ「他にも大名の従者の運送や野営地を作るのも仕事みたいだよ。」
業務多すぎません!?
カゲチヨ「将軍になる俺の夢がー!}
カンナ「こんなんじゃ一夜で城作れないと将軍になんてなれないよね。」
カンナさんに同意したその時でした!
カン!カン!カン!
突然鐘の音が鳴り響きます!
フィーア「これは敵襲の合図!」
カゲチヨ「こんな放っておいて戦わないと!」
私たちは武器を支給されるというので受け取ったんですけど・・・
ヨ―メイ「重っ!こんなんじゃ刺すのなんて無理ですよ!」
兵士「この槍は刺すものじゃなくてああやって振り回してぶっ叩くものだ。」
え?私が兵士は指さした方向を見てみると・・・
フィーア「ふっ!」
シディ「はぁあ!」
敵兵士「ぐわぁああ!」
ドガっ!
敵兵士「ぎゃあぁ!」
フィーアさんとシディさんが槍を振り回して敵をなぎ倒してました・・・
カンナ「流石二人とも・・・」
カゲチヨ「適応力が半端じゃないな・・・」
二人が驚くようにまさにゲームみたいになぎ倒していきますね・・・
シディ「これは凄いな!ゴブリンの兄さんたちにも作ってあげよう!」
フィーア「良いですね!楽に獲物がとれますよきっと!」
でも家族想いなシディさん素敵!
sideカゲチヨ
そうして俺たちは木陰で食事をとることにした。
ヒサメ「どうしようか?とりあえず火で調理する?」
フィーア「このバカチン!」
バシッ!
フィーアがいきなりヒサを叩いた!
ヒサメ「痛い!何するの!」
フィーア「火なんて立てたら煙で敵に見つかってしまいます!シディさんを見てください!」
そうしてシディを見てみると・・・
シディ「うむ!美味いな!」
シディは鰹節を丸かじりしながら味噌で煮込んだであろう茎を美味しそうに食べていた・・・
ヨ―メイ「見てるだけで歯とアゴが痛くなってきました・・・」
そうだな・・・
カンナ「こんなの強靭なアゴが無いと無理だよ!」
フィーア「仕方ありませんね・・・こうなったら貴重なたんぱく質を持ってきますから待っててください。」
ヒサメ「それってもしかして・・・」
フィーア「虫です。」
だよな・・・
sideヨ―メイ
地獄の食事を耐えながら私たちはなんとか勝ちました・・・
ヒサメ「報酬ってなんだろうね!」
ヨ―メイ「大名さん!報酬ください!」
私は期待してたんですけど・・・
大名「あぁ?足軽に報酬は出ないぞ?報酬は自分で奪うんだ!」
え?
カゲチヨ「すげー!銭が沢山あるぞ!」
カンナ「若い男女もいる!売り飛ばそう!」
これって・・・
大名「略奪と人身売買だ!」」
フィーア「二人の奪い方が堂に入ってるのがムカつきますね・・・」
ヒサメ「でも腹をくくるしかないよね・・・」
シディ「家畜小屋に行こう・・・」
食べるつもりですか!?
生きるためには奪わなければいけない・・・私も・・・そう思った次の瞬間でした!
敵兵士「誰かの仇・・・覚悟!」
グサッ!
私のお腹に矢が命中してしまいました!
ヒサメ「ヨ―メイちゃん!?」
シディ「しっかりしろ!ヨ―メイ!」
カンナ「ダメ・・・お腹に血が溜まってる・・・野営地まで持たない・・・!」
油断してしまいました・・・どうやらここまで・・・
フィーア「大丈夫です!私が治療します!」
フィーア・・・さん・・・?
カンナ「治療の心得があるの!?」
フィーア「勿論です!恋のライバルと言えど助けますよ!待っててください・・・!」
フィーアさんありがと・・・
フィーア「出来ました!水で溶いた馬糞です!」
え?
カゲチヨ「何でうんこ飲むのが治療なんだよ!」
フィーア「うんこ飲んだらおえっ!ってなります。それで血を吐き出すんです!」
カンナ「治療がパワープレイすぎない?」
シディ「だがこれ以外ないしな・・・」
シディさん!?嘘ですよね!?やめてくださいいいい!!
sideヒサメ
ヨ―メイ「はっ!ここは・・・」
ヨ―メイちゃん凄く苦しそうだったね・・・そう、ヨ―メイちゃんはお父さんの依頼で妖精王の森で開発した足軽体験シュミレーションをしていたの・・・
ヨ―メイ「危うくうんこ飲まされるところでした・・・」
カゲチヨ「そういえばクリス。何でいきなり足軽のシュミレーションなんて作ったんだ?」
カゲがお父さんに質問する。
クリス「あぁ、歴史とは過去の出来事からなぜそれが起きたのかその理由や関係性を考えて、その教訓を現代に生かすために学ぶもの。過去の人々の失敗や叡知から学ぶことの大切さを伝えたかったんだ・・・」
速水「旦那・・・!」
佐古「超カッコいいっす!」
自警団の速水さんと佐古さんはキラキラした目で見てるけど・・・
フィーア「本音は?」
フィーアちゃんが聞くと・・・
クリス「足軽の辛い生活を体験すれば佐古や速水、ヨ―メイのメンタル鍛えられると思って!」
ヨ―メイ「やっぱり・・・」
速水「えぇ!?」
佐古「マジっすか・・・!」
やっぱり・・・
クリス「というわけで二人にも体験してもらうよ!」
速水「ひいい!うんこ飲むなんて嫌だー!」
佐古「お腹が下っちゃいますよー!!」
ヨ―メイ「いやあああ!」
三人は悲鳴を上げてしまう・・・
シディ「三人とも愛されてるな!」
小峠「あれは愛されてるって言えるのか?」
久我「愛の鞭じゃないっすかね?」
こうして体験した三人はメンタルだけじゃなくて槍の扱いも上手になったのでした・・・