妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋   作:ikkun

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悪魔との契約

sideパーゼル

 

私の名前はパーゼル・・・地獄の使者、いわゆる悪魔だ。と言ってもソロモン72柱のように強力な力は使えない下級の悪魔だが・・・

私の使命はこの地球に悪徳を蔓延らせ人々を堕落させて代償をいただくというものだ・・・

しかし最近は放っておいても堕落していく・・・人々は欲望のままに行動し、疑いの心に満ち溢れている・・・

 

私は三つの願いを叶える代わりに魂をいただくのだが最近では三つじゃ足りないという始末・・・人間は恐ろしい・・・だからこうしてビルで愚かな人間を見ている・・・

 

カンナ「早まっちゃダメ―!!」

 

ドンっ!

 

パーゼル「うわぁぁあ!?」

 

いきなりオレンジ髪の女が私を突き落とした!

なんとか私は淵を掴んで落ちずにいる・・・

 

カゲチヨ「カンナ、お前のせいで落ちた気がするけど・・・」

 

パーゼル「バカ野郎!何すんだこの女!」

 

カンナ「ヒサメちゃん、人のこと馬鹿とか言い出したよ。」

 

ヒサメ「バカって言う人が一番バカだよ。帰ろうカンナちゃん。」

 

パーゼル「すみません!助けてください!」

 

カゲチヨ「全くしょうがねぇな・・・」

 

助かった・・・

 

カゲチヨ「うわぁぁ!」

 

パシッ

 

何でお前も落ちる!?そして何で俺の足を掴むんだ!

 

パーゼル「何やってるんだー!!」

 

カンナ「もうカゲチヨ何やって・・・きゃぁぁ!?」

 

パシッ

 

あぁぁぁ!?お前もバカだろ!

 

カゲチヨ「フィーア助けてくれ!」

 

フィーア「はい、私もお約束で転落すればいいんですよね。」

 

パーゼル「ホントに助けろ!」

 

フィーア「はい?」

 

パーゼル「いや助けてください・・・」

 

そうして俺たちはなんとか助け出された・・・

 

カゲチヨ「なーんてな。もう自殺する気なくなっただろう?」

 

カンナ「びっくりして気力がわいてきだでしょ?」

 

お前ら・・・わざとやったのか?

 

パーゼル「だがお前らはもしものときどうやって助かる気だったんだ?」

 

フィーア「こっちにはシディさんがいますからね。怪力で引っ張り上げてくれたんですよ。」

 

ヒサメ「シディって今日バイトだったような・・・」

 

カンナ「あれ?シディってここにいなかったの?」

 

ヒサメ以外の三人「・・・・・」

 

パーゼル「お前ら行き当たりばったりすぎだろ!」

 

カンナ「結果的に助けたんだからいいじゃん!」

 

パーゼル「俺は自殺する気なんて無かったんだ!」

 

ヒサメ「じゃあ何をしてたんですか?」

 

それはな・・・

 

パーゼル「俺様は悪魔だからな!」

 

四人「悪魔?」

 

「あははははは!!」

 

笑うな―!!

 

パーゼル「お前ら信じないのか!」

 

フィーア「ごめんなさい。私の運動神経も悪魔的に良いですよ。」

 

カンナ「そうだよ、アーシもオカルトアイテム買ってるし気持ちはわかるよ。」

 

カゲチヨ「お前そんなこと言ってるから人間関係が地獄みたいになるんだよ。」

 

ヒサメ「カゲは地獄になる以前に私たち以外荒野のように誰もいないもんね。」

 

カゲチヨ「うぅ・・・悲しい。」

 

くそ・・・信じないなら・・・

俺は炎を出すが・・・

 

ゴォオオ!

 

パーゼル「ぎゃあぁ!?」

 

何故かオレンジ髪の女が手から炎を出したんだ!

 

フィーア「こっちの方が凄いですよ。」

 

パーゼル「どっから出したんだ?!」

 

カゲチヨ「俺たちは異宙の能力が使えるからな。」

 

何だそれ!

 

カンナ「アンタ悪魔なら代償を払う代わりに何でも願いを叶えるんだよね?」

 

パーゼル「そうだ・・・何が良い・・」

 

ヒサメ「じゃあ、あの公園のルール破ってるおっかないおじさんたちの背中を蹴ってきて。」

 

は?

 

パーゼル「何でも願いを叶えるんだぞ?いいのか?」

 

カンナ「ヒサメちゃんホントに良いの?」

 

ヒサメ「どうせ何でもなんてできっこないしあのままじゃ公園が使えないじゃん。」

 

フィーア「確かにそうですね・・・」

 

舐められてるな・・・

こうして私はおじさんの背中を蹴飛ばした!

 

「いてっ!なんだてめぇ・・・」

 

あわわわわ・・・

 

結局私はボコボコにされた・・・」

 

パーゼル「やってきたぞ!次の願いを・・・」

 

カンナ「じゃあ髪の毛ツインテールにしてぶりっ子ポーズの後に開け鋏って言って。」

 

え!?

 

パーゼル「開け鋏ー!開け鋏ー!開け鋏―!」

 

カンナ、カゲチヨ、フィーア、ヒサメ「あはははは!」

 

パーゼル「ちゃんとやったぞ・・・最後の望みを・・・」

 

カゲチヨ「じゃあ願いをプラス100にしてくれ。」

 

パーゼル「ダメ!そういうのなし!」

 

カゲチヨ「マジかよ・・・」

 

たまにそういう奴いるけどな!

 

カンナ「じゃあばかばかしいしそろそろ帰ろうか・・・」

 

くそ・・・

 

パーゼル「待てぇ・・・!」

 

四人「ぎゃぁぁ!?化け物!?」

 

三つ目で姿を見せるつもりだったが大サービスだ・・・

 

パーゼル「願いを言わないとここで食ってやる・・・!」

 

カゲチヨ「マジで悪魔だったのかよ!」

 

カンナ「こんなことなら徳川埋蔵金の場所とか聞いておけば良かったよ!」

 

さぁ・・・最後の願いを言え・・・

 

フィーア「じゃあ、シディをここに呼んでくれる?」

 

そんな願いなら・・・

 

ズガ!っグシャ!ガスッ!

 

シディ「皆、これからは気を付けてくれ。」

 

ヒサメ「流石だね!シディ!」

 

カンナ「まさか悪魔だったとは・・・どこにいるかわからないものだよね・・・」

 

カゲチヨ「今日は疲れたぜ・・・」

 

フィーア「あぁ・・・惜しかったですね。願い・・・」

 

私の名前はパーゼル・・・ぶっちゃけ幸せになりたい。

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