妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideカゲチヨ
カゲチヨ「いやー・・・まさかあそこでトイレに行きたくなるとは・・・」
俺たちは欲しいものを掛けてゲームしていたのだが結局勝てなかった・・・
フィーア「あともうちょっとだったんですけどね・・・」
カンナ「重要な対決の時にはトイレに行く・・・これは教訓だよね。」
カンナの言う通りだな・・・
ヒサメ「あ!あそこカフェになってる!」
ヒサの指さす先には昔の貿易会社の建物を使ったカフェがあった・・・
ヒサメ「せっかくだし何か飲んで行かない?」
シディ「うむ、俺は構わないぞ。」
俺達も賛成なので中に入った。
カゲチヨ「へぇ・・・昔の建物をそのまま使ってる感じなんだな。」
店員「そうなんですよ。」
俺が呟くと店員さんがそう答える。
店員「ここは文化財にも指定されているんです。」
シディ「だがそうなると色々と大変なのではないか?」
店員「はい、傷をつけちゃいけないとかかなり厳しいルールはありますけどこんな歴史的な建物の中で美味しいコーヒーを飲むのは格別じゃないですか。」
ヒサメ「確かにそうですね!」
カンナ「店員さんの服装も当時の物をイメージしてるんですね。」
店員「そうです。」
なかなかにこだわってるんだな・・・
カンナ「皆、これは凄いアイデアだよ!」
フィーア「どういうことですか?」
当然俺たちはカンナの言葉に首を傾げる。
カンナ「つまりカレコレ屋を歴史的建造物にしちゃえばトッププレデターや悪党も傷をつけちゃいけないから侵入や悪事がしにくくなるってことだよ!」
なるほど・・・早速探してみるか!
sideフィーア
そうして歴史的建造物をオーナーに頼んで探してもらいましたが・・・
カゲチヨ「やっぱ家賃がとんでもねーな・・・」
ヒサメ「今の物件もオーナーの好意で割り引かせてもらってるもんね・・・」
カゲチヨとヒサメちゃんは苦虫を潰した顔になっていましたが・・・
シディ「カゲチヨ!ヒサメ!フィーア!」
カンナ「とんでもない歴史的建造物があったんだよ!しかもそんじょそこらの建造物よりも歴史のあるものだよ!」
シディさんとカンナちゃんが見つけてくれました!私たちは早速向かいましたが・・・
フィーア「これって・・・竪穴式住居?」
確かに歴史的にいえばかなり古いほうですけど・・・
カンナ「こちらの井之頭龍作のご先祖様が実際に住んでいたものなんだって!」
龍作「はい、この竪穴式住居はヤク3000年前に建てられたものでして代々一族で守ってきたものなんです。」
カゲチヨ「そんなの聞いたことないっすよ!?」
ヒサメ「確かにこんなの近くにあったら話題になりそうなのに・・・」
龍作「公にすると国宝に指定されてあれやこれやめんどくさいんで・・・」
カンナ「アーシもまさかとは思ったよ!こんな超歴史的建造物を格安で借りられるなんて!」
フィーア「本当にいいんですか?」
私は龍作に聞きます。
龍作「今年は3000年という節目の年!ぜひ立派な何でも屋にしてください!」
カゲチヨ「最初考えていたものとは違うけど・・・」
カンナ「じゃあ早速縄文時代に適したものを持ち込まないとね!」
そうして縄文時代風のカレコレ屋となっていきました・・・
side狼火
俺の名前は狼火(ろうか)ジャックオーランタンと狼男のDNAを持つトッププレデターに属する混血児だ。
今日はカレコレ屋から混血児の陽狼、氷電、聖速、炎水をさらってくるように同じく吸血鬼と雪女の混血児の雪血(せつけつ)と共にカレコレ屋に向かったのだが・・・
ヨ―メイ「カレコレ屋の皆さんなら引っ越しちゃいましたよ?」
ドアをノックしたりインターホンを鳴らしてもいなかったので下のリサイクルショップを訪ねたら店員にそう返された・・・
雪血「どういうことなんだ・・・?」
取りあえず渡された地図に従って行ってみると・・・
狼火「なんじゃこりゃ!?」
なんと縄文時代の竪穴式住居がそこにはあったんだ!
そして入ってみると・・・
雪血「本当に縄文時代の格好で過ごしてるんですね・・・」
カゲチヨ「あ?誰だ?」
そう、カレコレ屋の服装はまさに縄文時代の人が来ていた服だった・・・
カンナ「もしかして依頼人ですか?」
狼火「チゲーよ!俺たちはトッププレデターの混血児だ!お前たちをさらいに来たぞ!」
雪血「馬鹿正直に言ってどうするんですか・・・」
そうでもしないと正気を失いそうなんだよ!この異様な雰囲気に飲まれて!
ヒサメ「そうなの!?」
狼火「っていうか何でお前たちこんなところにいるんだよ!」
フィーア「カレコレ屋を歴史的建造物にしたんですよ。」
なんだそりゃ・・・
狼火「取りあえず鬼火でぶっとばして・・・」
龍作「ちょっと待ちなさい!」
すると突然男が乱入してきた!?
龍作「この竪穴式住居は創建3000年なんだよ!壊したら君たちや上司は責任取ってくれるの!?」
雪血「そ、それは・・・」
ど、どうすればいいんだ・・・?トッププレデターは人類を守るものだし文化もも守らないといけないのか・・・それに警察を呼ばれたら騒ぎに・・・
俺たちはおどおどしてしまう・・・
カンナ「ふふふ・・・つまり歴史的建造物にしちゃえばこういうことが起きるってことだよ・・・」
くそ・・・攻撃できねぇ・・・
カゲチヨ「すげぇぞカンナ!俺達スムーズにトッププレデターを追い詰めてるぜ!」
カンナ「この隙にヤヨイちゃんが作ってくれた縄文風マグナム素粒子砲で二人を吹き飛ばそう!」
そうして出てきたのは・・・
雪血「た、大砲ですか!?」
しかも縄文時代にマッチした縄目模様になってるぞ!
シディ「これなら安心だな。」
龍作「ちょっと待ってください。そんなもの中で使ったら壊れるじゃないですか。」
フィーア「そうですね・・・外にでましょうか。」
お、おう・・・
俺たちは外に出た・・・
龍作「っていうか戦いの前には儀式的なものをしたと思うんですよね。」
ヒサメ「儀式ですか・・・」
龍作「それに武器も石の槍や弓矢だと思いますし・・・」
これってチャンスじゃねぇか・・?
そう思ったのだが・・・
カンナ「そうだ!同時に解決できるいい方法を思い付いた!」
炎水が動物の骨を使った骨角器を取り出して聖速に渡した・・・
カンナ「フィーアちゃん!あの吸血鬼っぽい人の向かって全力で投げつけて!」
フィーア「?了解です!」
ひゅっ!ザクッ!
雪血「え・・・?ぎゃあぁあ!?」
なんとそれを雪血に向かって投げつけてきやがった!それが頭に突き刺さり雪血は悶絶してしまう・・・
カンナ「よーし!これで生贄の血はなんとかなったね!あとはこれで魔方陣を描くから更に深く突き刺して・・・」
雪血「ちょ・・・ま・・・あぁあああ!?」
カゲチヨ「相変わらず容赦ねーな・・・・」
なんてやつだ・・・
その時だった!
ぐざっ!
狼火「ぬおおお・・・」
なんと俺の腹に火矢が突き刺さったのだ!
シディ「うむ。矢は久々に使ったが当たって良かった。」
ヒサメ「シディ凄すぎでしょ・・・」
フィーア「流石自然児のシディさん!弓矢も抜群の腕前です!」
ひいいいい!
俺はなんとか鬼火で切り抜けて逃げた・・・
雪血「ま・・・待ってください・・・おいていかないで・・・」
雪血も腐血と炎水が魔方陣を描くのに夢中になっている隙に逃げてきたらしい・・・
sideカンナ
カゲチヨ「結局逃げられてるじゃねーか!」
カンナ「いやー・・・まさか儀式している内に逃げられるとは盲点だったよ・・・」
シディ「うぬ・・・矢を用意している隙に逃げられてしまった・・・」
でも意外と撃退できたし・・・
カンナ「カレコレ屋第二支部はここにしてもいいんじゃない?」
お父さんも支部持ってるし!
ヒサメ「賛成!」
フィーア「休日過ごすのには楽しそうですね。」
こうして無事トッププレデターの刺客を退けられたのでした!
後日談
イリザワ「任務は失敗だったか・・・って・・・」
狼火「弓矢・・・縄文怖い・・・・」
雪血「血・・・生贄・・・魔方陣・・・助けて・・・」
イリザワ「何があったんだ・・・」