妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋   作:ikkun

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クトゥルフの事件

sideカゲチヨ

今日も学校で面白いこともなく終わったな・・・

俺はそう思いながらカレコレ屋に向かったのだが・・・

 

カゲチヨ「あれ・・・開かない・・・」

 

カレコレ屋のドアに鍵がかかっていたのだ・・・

 

シディ「違う・・・違う・・・夢の中ではもっと・・・」

 

シディか・・・?

 

ヒサメ「どうしたのカゲ?」

 

ヒサたちも帰って来てたのか・・・

 

カゲチヨ「カレコレ屋のドアが開かなくなっててシディの声が聞こえてくるんだよ。」

 

カンナ「マジで?」

 

フィーア「どうしたんでしょう・・・」

 

ガチャ。

 

出てきたな・・・

 

シディ「がぁあああ!」

 

な。なんだ!?

 

ヒサメ「急に走り出したよ!?」

 

フィーア「とにかく部屋の中に!」

 

俺達はカレコレ屋に行くと・・・

 

カンナ「これは・・・何かの石像・・・?それに絵も不気味なものだね・・・」

 

ヨ―メイ「なんかシディさんが凄いスピードで走っていきましたけどどうしたんですか!?」

 

ヒサメ「ヨ―メイちゃん・・・実は・・・」

 

俺たちはこれまでのことを話しながらシディを追いかける。

 

カゲチヨ「あの像と絵は見てるだけで気持ち悪くなるものだったな・・・」

 

フィーア「今のシディさんが正気でないことは確かです!」

 

そうしてシディが行った先には・・・

 

ヨ―メイ「船がありますね・・・」

 

見るからに怪しそうだけど・・・

 

カンナ「とにかく行くしかないでしょ!」

 

俺たちは船に乗り込んだ!

 

sideカンナ

アーシたちが船の中に入ると・・・

 

カンナ「誰か来た!」

 

人の気配がしたので隠れて話を聞くと・・・

 

男性「・・・それで本当にもうすぐ星辰はそろうんだろうな?」

 

女性「もちろん。我らが偉大なる神は復活なされる・・・引き寄せられた生贄はここにおびき寄せられているはずだ。」

 

男性「そうか・・・なんて喜ばしいことだろう・・・!」

 

女性「皮をはいで四肢をもいで吊るそう・・・最高の宴が始まるぞ…」

 

二人は笑顔で狂気的なことを言っていた・・・

 

ヨ―メイ「ヤバいですよ・・・完全にカルト宗教のアジトです!しかも過激派の!」

 

フィーア「このままではシディさんが生贄にされてしまいます!早く助け出しましょう!」

 

そうしてアーシたちは乗っていた人をやり過ごした後シディの所に向かった・・・

 

カゲチヨ「シディ!早く帰るぞ!」

 

カゲチヨはシディを呼び止めたけど・・・

 

シディ「くはははは!ふんぐるい むぐるぅなふ くとるぅるるいえ うがふなぐるふたぐん・・・」

 

ヒサメ「何この呪文・・・」

 

カンナ「これはマズイ!ごめんシディ!」

 

ボカッ!

 

アーシはシディを殴った!

 

シディ「うぐっ!はっ・・・ここは・・・」

 

カゲチヨ「良かった・・・正気に戻ったのか・・・」

 

ヨ―メイ「それにしても何だったんですか・・・さっきの呪文は・・・」

 

それならもう分かったよ・・・

 

カンナ「多分クトルゥフのことだね・・・それは神話生物の一種で人智の及ばない外の神・・・つまり異宙とも違った世界からきた神さまや地球の旧支配者の邪神のことを言うんだ・・・そして冒涜的な姿で見るだけで正気を失う人間の理解の及ばない存在だよ・・・」

 

シディ「そうだったのか・・・だが俺は知らなかったのに何でその呪文を唱えられたんだ・・・?」

 

カンナ「シディは純粋だし子供や芸術家みたいな感性の敏感な人はクトルゥフの悪夢を見るからそれが原因だね・・・クトルゥフは古の海底都市ルルイエで眠っていてさっき男たちが言ってたように星が正しい位置になった時ルルイエは浮上してクトゥルフ目覚めたら世界は支配されるの・・・」

 

カゲチヨ「そんなヤバい奴がいるのか・・・」

 

おそらくここは信望している教会のもの・・・

 

フィーア「早く逃げないと・・・・」

 

フィーアちゃんが言ったその時・・・

 

男性「こんなところにまだ残っていたとはな・・・」

 

しまった見つかった・・・

 

ヨ―メイ「私たちを生贄にするつもりですか!?」

 

ヨ―メイちゃんが言うと・・・

 

女性「まさか・・・あのお方に儀式は不要・・・お前たちは・・・」

 

「我々の生贄だ・・・」

 

そうして現れたのは半魚人のような怪物・・・!

 

カンナ「まさか深き者がこんなところにいるとはね・・・」

 

フィーア「何ですかそれ!?」

 

フィーアちゃんが逃げながら聞いてくる。

 

カンナ「あれはクトゥルフの眷属深き者!クトゥルフをあがめて人と交わって眷属を増やす怪物だよ!」

 

ヨ―メイ「ってことは私たち捕まったら慰みものですかー!?」

 

その通りだよ!

 

アーシたちは行き止まりにぶつかってしまった!

 

カンナ「周りは海・・・絶対絶命だね・・・」

 

シディ「いや・・・俺のせいでこうなったんだ!俺がなんとかする!うおおおお!」

 

シディが火球を深き者を思い切りぶつけた!

 

深き者「ぐううう!」

 

シディ「すまんが投げ飛ばす!」

 

そのまま怪力で深き者を投げ飛ばした!

 

深き者「まさかここまで強いものがいようとは・・・」

 

投げ飛ばされる中深き者は呟いた・・・

 

カゲチヨ「うおおおお!シディすげぇよ!」

 

フィーア「やっぱりシディさんは最強ですね!」

 

ヨ―メイ「当たり前ですよ!」

 

やれやれ・・・これにて一件落着と思ったんだけど・・・

 

ズガンっ!

 

そうして船はどこかに激突した!

 

カンナ「なんかの都市・・・?」

 

ヒサメ「か、カンナちゃん・・・あれ・・・!」

 

そうしてヒサメちゃんが指さしたところにいたのは・・・

 

カゲチヨ「か、怪物じゃねーか・・・」

 

ヨ―メイ「あれって・・・」

 

フィーア「ここがルルイエでこの巨大な怪物は確実に・・・」

 

あはははは・・・デカすぎでしょ・・・

 

sideヒサメ

 

ヒサメ「はっ!」

 

私たちが目覚めたのはカレコレ屋だった・・・

 

ヨ―メイ「うーん・・・いつの間にか寝てたみたいですね・・・」

 

フィーア「ZZZZ・・・・」

 

カンナ「ルルイエが・・・・」

 

カゲチヨ「やめろ・・・」

 

シディ「ぐうう・・・」

 

夢で良かった・・・

 

ールルイエにてー

 

クトゥルフ「・・・次はない・・・」

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