妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋   作:ikkun

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サンタと仕事の続編みたいな感じです。


トナカイと一緒に

sideカゲチヨ

俺はもうすぐクリスマスということでツリーの装飾をしていた・・・

 

カゲチヨ「あー・・・さびー・・・」

 

カンナ「ホント寒いよね。あ、シディみかん取ってくれる?」

 

シディ「あぁ、いいぞ。」

 

いやいや!

 

カゲチヨ「カンナもこたつに包まってないで手伝ってくれよ!」

 

カンナ「嫌だよ!こんな日にこたつから出ようものなら全身の血液はシャーベット状になるよ!」

 

カゲチヨ「お前火車のDNA持ってるんだから大丈夫だろ!」

 

フィーア「じゃあ、私はもっと無理ですね。雪女のDNA持ってるヒサメちゃんが手伝ったらどうですか?」

 

ヒサメ「うぅ・・・寒いけどツリーの装飾は見たいから手伝うよ。」

 

フィーア!お前も鍛錬と思って手伝え!

 

そう言おうとしたときにインターホンがなった。

そして入ってきたのは・・・

 

トナカイ「クリスマスなんて・・・くそくらえだー!」

 

なんとサンタさんのトナカイだった!?

 

フィーア「凄いぶちぎれてますよ!?」

 

カンナ「しかもトナカイにあるまじき発言!?」

 

どうしたんだ一体?

 

トナカイ「サンタクロースと働くのが嫌で出てきたんです!」

 

シディ「プレゼント配りが大変なのか?」

 

シディが聞く。

 

トナカイ「それだけじゃないですよ!プレゼントの受注・発注と管理、仕分けラッピングまで僕らが担当してるんですよ!」

 

ヒサメ「そんなに業務があったの!?」

 

カゲチヨ「って言うかサンタさんってプレゼント配るだけかよ・・・」

 

まぁ、それも大変だったけどな・・・

 

カゲチヨ「トナカイってそり引くイメージが強いから体力勝負なのかと思ってたけど雑務的なものもあるんだな・・・」

 

トナカイ「そうなんです!それに最近では徹夜続きなんです!それで僕らはサンタに労働環境の改善を求めたのですがあろうことかラッピング工場の22時完全消灯を制定したんです!おかげで真っ赤なお鼻をライト代わりに朝までラッピングですよ!」

 

カンナ「とんだブラック経営者だね・・・」

 

カゲチヨ「で、なんでここに来たんだよ?」

 

俺はトナカイに聞く。

 

トナカイ「お願いです!ここに転職させてください!」

 

はぁ!?

 

トナカイ「ここは完全フレックス制で長時間労働はたまにしかなくて依頼や動画撮影が無い時はゲームやおしゃべりで時間を潰す怠け者の巣窟って話じゃないですか!」

 

そんな評判が立ってるのかよ!?

 

ヒサメ「ほとんどカンナちゃんやカゲのせいだと思うけど・・・」

 

カゲチヨ・カンナ「うぐっ!」

 

フィーア「まぁ、やる気はあるみたいだし事務方としては心強いですよね。」

 

シディ「だがサンタさんが困るのではないか?」

 

トナカイ「お願いします!やる気はあるんです!動画の撮影企画考えてきたので!」

 

な、なんて緻密な計画書なんだ!

撮影するぞ!

 

sideヒサメ

 

公園の管理者「だからここで動画撮影するんじゃねーよ!」

 

やばい・・・この公園の管理人さんYOUTUBERに厳しいんだった・・・

 

カゲチヨ「うぅ・・・せっかく再生数取れそうだったのに・・・俺って奴は理解もまともに得られないなんてダメダメだ・・・」

 

カンナ「ダメだ・・・管理人さんの言葉ですっかりメンタルがやられてる・・・」

 

その時だった!

 

トナカイ「バカヤロー!」

 

ドカっ!

 

トナカイさんがカゲを殴った!

 

トナカイ「サンタさんも言っていたよ!アイツ等は今に凄いことをやり遂げるって!できる!アンタならできるよ!」

 

カゲチヨ「サンタさんがそんなことを・・・ありがとう、頑張るぜ!」

 

ヒサメ「そうか・・・トナカイは寒さに強い・・心をあっためるのもお手の物ってことだね!」

 

トナカイ「へへへ、任せてください!」

 

すると親子ずれがサンタさんの話をしていた・・・

 

トナカイ「・・・・」

 

シディ「本当にいいのか?」

 

トナカイ「何がですか・・・?」

 

シディ「お前がここにいたらあの子のところにサンタさんがやってこない、それが気がかりなんじゃないか?」

 

トナカイ「・・・そりゃそうです。物心ついたころからクリスマスのために一心不乱に働いてきました。それでも世界中の子供たちに夢を与えてると思うと苦労を忘れるほど嬉しくて誇らしかった・・・」

 

フィーア「だったらなんで・・・」

 

トナカイ「北欧は福祉国家・・・ワークライフバランスに対する考え方が進んだ国です。サンタさんの昔ながらの経営方針ではお咎めを受けるでしょう・・・それを早く気づいてほしかった・・・」

 

それであんなに怒って・・・

 

トナカイ「なんとしてもサンタさんには子供たちに夢を与える素晴らしい仕事を失って欲しくなかったんです!」

 

トナカイさん・・・

 

サンタ「話は聞かせてもらった・・・」

 

カンナ「サンタさん!?」

 

いつの間に来てたんだ!

 

サンタ「トナカイ・・・すまなかった。儂は昔ながらのやり方にこだわるばかりで時代に追い付いていなかったようじゃ。」

 

トナカイ「サンタさん・・・!」

 

サンタ「これからは深夜残業もつけるしもちろん運装地にプレゼントを届けるときは危険手当をつける。だからもう少し頑張ってくれるか?子供たちのために・・・」

 

トナカイ「はい・・・皆さん。短い間でしたが本当にお世話になりました!」

 

良かったね・・・

 

カゲチヨ「あー・・・今日の分の給料出さないといけないんだけど現物支給でもいいか?」

 

トナカイ「はい。」

 

フィーア「ヤヨイちゃんに作って貰った手紙仕分け機械と私とカンナちゃん、ヒサメちゃんで編んだ特製のマフラーです!」

 

シディ「俺とカゲチヨからはクッキーだ、休憩の時に食べてくれ。」

 

カゲチヨ「形が不格好だけどな・・・」

 

トナカイ「ありがとうございます!」

 

サンタ「ありがとうな。お前たちには借りが出来た。プレゼント楽しみにしておれ。」

 

そうしてサンタさんは帰っていった・・・

 

シディ「無事に仲直り出来て良かったな!」

 

カンナ「そりゃできるでしょ!だってトナカイだけにサンタ と仲いい(となかい)だもん!」

 

カゲチヨ「メリークリスマス!」

 

 

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