妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideカゲチヨ
俺たちは今陸上競技をしてたんだけど・・・
フィーア「ぐっ・・・このままじゃ負けますね・・・」
カンナ「運動神経の良いフィーアちゃんをスポーツ勝負で叩きのめすのって気持ちいいよねカゲチヨ!」
まぁ確かに運動音痴にとってはな・・・
フィーア「まさかカゲチヨたちが私にこんなに食らいついてくるとは・・・」
カンナ「今日のために異宙から有名コーチを連れてきて合宿したんだ!」
ゼクス「本気出しすぎだと思うが・・・」
俺もそう思う・・・
フィーア「流石に大人気ないですよ!」
カンナ「確かにアーシも鬼じゃないし・・・スパイクを使わずに走ってあげるよ!」
ヒサメ「対してハンデになってない・・・」
フィーア「よし!チャンスをものにしますよ!」
それでいいのか・・・そう思っていた時だった・・・
シディ「む!すまん!避けてくれ!」
ガンッ!
カンナ「ぐべっ!」
バタっ・・・
シディの投げたボール投げのボールがカンナに当たって気絶してしまった・・・
sideカンナ
うーん・・・ここは・・・
カンナ「確かアーシはグラウンドで陸上をしてたはず・・・」
ヨ―メイ?「ここは地獄です!」
あれ?何でヨ―メイがここに・・・っていうか針山に血の池ってまさか!
ヨ―メイ(鬼)「どうやら気づいたようですね・・・ここは地獄、そして私は鬼ですよ・・・この世界の住人は貴方になじみ深い姿で話しかけているのです・・・」
カンナ「マジで!すごい、ここが沢山のホラーやオカルトで出てくる地獄何だね!」
ヨ―メイ(鬼)「なんで目をキラキラさせてるんですか!あなたはこれから恐ろしい労働を課せられるって言うのに・・・」
カンナ「だって名作にも出てくるしテンション上がるのは当たり前じゃん。例えば蜘蛛の糸とか。」
ヨ―メイ(鬼)「何ですかそれ?」
カンナ「芥川龍之介の童話で神田太って盗賊が地獄におちる話なんだけど生前に一度蜘蛛を助ける善行をしていたからお釈迦様が蜘蛛の糸を垂らしてくれるって言うお話なんだよね。」
ヨ―メイ(鬼)「その話はわかりましたけどとにかくここで働いてもらいますからね!」
ユカ(囚人)「給料上げてください!」
ミナヅキ「休みを増やして・・・!」
ヨ―メイ(鬼)「そんなこと言われても・・・」
カゲチヨ「福利厚生をちゃんとしろ!」
ヒサメ「正社員採用もね!」
現代的なデモ活動が・・・っていうか鬼の立場弱い・・・
そうしてアーシは働いたけど・・・
カンナ「あー・・・疲れたし景色同じだと飽きてくるな・・・」
ちょっと疲れちゃった・・・
ヨ―メイ「私ももう無理です・・・」
鬼も働いてるんだ!
ヨ―メイ「全然働いてくれなくて・・・」
ミナヅキ「ストライキ・・・」
そのときだった!
カンナ「糸が垂れてきた!」
なんと蜘蛛の糸の様に空から垂れてきたの!
フィーア(お釈迦様)「カンナちゃん・・・それはフィーアの糸です・・・」
フィーアの糸?
フィーア「貴方は一度だけハンデを与えたので糸を垂らします・・・それを使って天国に・・・」
カゲチヨ「じゃあ俺も!」
ヒサメ「私も!」
そうして上り始めたけど・・・
カンナ「そういえばこの糸って結構長いんだね・・・あと何時間くらいかかるんだろ・・・」
カゲチヨ「もっと伸びりやすくしてほしいぜ・・・」
フィーア「何か言いましたか?切ってもいいんですよ?」
ぐっ・・・
ヒサメ「でも本当に何時間くらい?」
フィーア「あと100時間ですね。」
長すぎ!地獄に落ちて!
フィーア{嘘ですよ!今のは皆さんを試しました。糸を切ります。」
カンナ「ごめん!登りきるから許して!」
フィーア「ラストチャンスですからね。」
カゲチヨ「でも本当にどれくらいなんだ?」
確かに気になる・・・
フィーア「うーん・・・あと90時間ですね。」
カゲチヨ・カンナ・ヒサメ「地獄に落ちろ!」
フィーア「はいアウト!」
ぎゃあああ!
sideユカ
カンナ「はっ!ここは・・・」
良かった目が覚めたんですね・・・
ユカ「気絶した時はもうだめかと思いました・・・」
シディ「本当に良かった・・・」
カンナ「そうか・・・あれは夢だったんだね・・・でもフィーアちゃんごめんね。」
カンナお姉さまが謝った・・・
フィーア「それは良いんですけど・・・皆が凄いデモ起こしてるよ。」
そうなんですよね・・・
カゲチヨ「合宿長すぎだろ!」
ヒサメ「コーチの給料割り勘ってどういうこと!?」
ヤヨイ「請求書見て度肝抜かれましたよ!」
メチャクチャ怒ってる・・・
カンナ「やばい・・・現世がこんなんなら・・・地獄に戻ろう。」
アハト・ハツキ「遊びでどれだけ本気出す気だ!」
地獄ですね・・・