妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋   作:ikkun

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マッチ売りをしよう

sideカゲチヨ

明日は文化祭ということでクラスも部活動も出し物をするので大忙しだ・・・そしてそんな中うちの部は・・・

 

カゲチヨ「やることすら決まってない!」

 

ヒサメ「私たちも模擬店とかしないとヤバくない?」

 

ゼクス「まぁ、俺たちは何部でもないただの部だしな。」

 

カンナ「ねぇ、部長。何やるかまだ決まらないの?」

 

フィーア「一か月考えたけどもう何も思いつかないですよ!」

 

何が出たんだっけか・・・

 

カゲチヨ「から揚げを売る、バンドを組む、スーパー銭湯、ペットショップ、タイ古式マッサージ・・・」

 

ヒサメ「後半メチャクチャじゃん!」

 

フィーア「待っててください・・・きっと凄いのを出しますから!えっと・・・ちくわ作り体験、水道工事、伊達メガネ屋・・・」

 

カンナ「ろくでもないのしか出てない!?」

 

っていうか・・・

 

カゲチヨ「俺達一度演劇部になりそうだったしなんか劇やったらいいんじゃねーか?」

 

ヒサメ「確かに・・・」

 

フィーア「そんなこと言ってもやりたい演目が・・・いやマッチ・・・マッチ売り!私たちはマッチ売りをやりますよ!」

 

マッチ売り?

 

ゼクス「マッチ売りの少女っていう名作があったよな。」

 

カンナ「っていうことはマッチ売りの少女の劇をやるんだね。」

 

フィーア「違います。マッチを売るんです!」

 

いや売れるか!

 

sideヒサメ

 

フィーア「さぁ!マッチを売りまくりますよ!」

 

カゲチヨ「マジで店を出したよ・・・」

 

フィーアちゃん商売センスなさすぎ・・・

 

カンナ「絶対売れないでしょ・・・」

 

フィーア「そんなことないです!丁度マッチ欲しかったって言う人がきっと来ます!」

 

異宙には火操れる人沢山いるし来ないと思うけど・・・

 

ゼクス「というかマッチ売りの少女がどんな話か知っているのか?アンデルセンの作品で少女が寒い日に家族のためにマッチを売ろうとするが売れずに寒さを紛らわすために火をつけるとそこには温かい暖炉やごちそうの夢をみて最後は死ぬって言う悲しい話なんだぞ?」

 

カンナ「そんな!死にたくないよ!?」

 

そんな時だった!

 

ユカ「お姉さま?そんなに騒いでどうしたんですか?」

 

ユカちゃんが現れた。

 

フィーア「あ!ユカ、部でも店出すのに今までどこにいたんですか!」

 

ユカ「すみません、実はクラスの出し物のリーダーに選ばれてこれなくて・・・それに結構盛況で今ちょっと余裕が出来たんです。」

 

そうなんだ・・・

 

ユカ「なんか困ってるみたいですしうちのグループと一緒にやりますか?」

 

ユカちゃんのグループ?

 

ユカ「六店舗展開してて今七号店の人手が足りなくて・・・良かったら店長も含めてお願いしたいんですけど・・・」

 

カンナ「メチャクチャ大企業になってる!?」

 

フィーア「そんな脅しには屈しません!帰ってください!」

 

別に脅してないと思うよ・・・?それに・・・

 

カゲチヨ・ゼクス・カンナ・ヒサメ「よろしくお願いします!オーナー!」

 

私たちも忙しくしたいし給料ももらいたいしね!

 

フィーア「もう廃部にしましょうか・・・」

 

sideカンナ

 

フィーア「皆さん!非常事態が起きました!」

 

アーシたちはユカちゃんのお店の手伝いを打ち切って集合した。

 

カゲチヨ「どうしたんだよ?」

 

フィーア「マッチが全く売れません!」

 

予想通りじゃん。

 

フィーア「あー、なんだか空しくなってきました・・・よし、火を見て落ち着きましょう・・・ふふふ・・・ははは・・・・」

 

フィーアちゃんが危ない落ち込み方をしている!?

 

ゼクス「マッチ売りの少女のように火の向こうに夢が広がったらいいのにな・・・」

 

ゼクス君はロマンチストだなぁ・・・そんなこと起こるわけ・・・

 

フィーア「あれ?なんか映りますね。」

 

起こったよ!

 

フィーア「わぁあ・・・」

 

ヒサメ「何が見えたの?」

 

フィーア「シディさんとスケートをしてる夢です。」

 

凄い・・・

 

アーシもつけてみよう!

 

カンナ「こ、これは・・・ボティスさんの体を解体してノーベル賞を受賞している光景・・・!」

 

ヒサメ「ボティスさんを犠牲に何してるの・・・」

 

カゲチヨ「俺もつけてみるか!」

 

ゼクス「何が見えたんだ?」

 

カゲチヨ「YOUTUBEからダイアモンドを貰った光景だ!」

 

フィーア「カスタムとかレッドダイアモンドじゃないんですね。」

 

ヒサメ「意外と堅実だね。」

 

カゲチヨ「うるせー!」

 

でもこれは売れそうだね!

 

カゲチヨ「よっしゃ!売るぞ!」

 

ヒサメ「マッチ―!マッチはいかがですか!」

 

お客「なら十本!」

 

お客「私は50本!」

 

フィーア「良いですよ!飛ぶように売れていきます!」

 

sideフィーア

 

―成功者に聞く!-

 

フィーア「そうですね。あの時立ち止まっていたらあの時の私はいないと思います。確かにマッチを売るのに反対意見もありました。でも挑戦することをあきらめた人生なんてつまらないじゃないですか。」

 

え?成功の秘訣ですか?

 

sideゼクス

 

フィーア「自分を信じることですかね?ふふ・・・そういうことですかね?」(火を見ながら)

 

ユカの手伝いから帰ってきたらまだフィーアが火を見ていた・・・

 

ゼクス「結構前の方から空想だったのに気付いてないな・・・」

 

カンナ「やっぱりフィーアちゃんに商才は無かったってことだね。」

 

そうだな・・・

 

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