妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideカゲチヨ
フィーア「さぁ!幽霊退治に向かいますよ!」
いきなりどうしたんだ!?掃除機持って!
フィーア「私この前ゴーストバスターズっていうのを見たんです!」
カンナ「それで掃除機持ってたんだ・・・」
ヒサメ「どういうこと?」
カゲチヨ「ゴーストバスターズっていうのは幽霊を退治する映画なんだけど背中に掃除機みたいなマシーンをつけて幽霊を吸い込むんだよ。」
ヨ―メイ「シディさんがいないからってガッツリ映画の影響受けてますね・・・」
まぁ、カッコいいしな・・・
フィーア「私もヤヨイちゃんみたいに幽霊退治したくてお父さんたちに幽霊吸い込める掃除機作って貰ってこうして装着してるんです。」
ヨ―メイ「マジで幽霊吸えるんですか!?」
びっくりだな・・・
フィーア「ということでカレコレ屋もゴーストバスターズ事業を展開していきますよ!」
ヒサメ「えぇー!!」
カンナ「楽しそうじゃん!」
まぁ、この二人はそういうリアクションするよな・・・
フィーア「カゲチヨも軌道に乗ってカレコレ屋の利益になれば協力してくれますよね?」
カゲチヨ「まぁ、利益のなればな・・・っていうかそんなの依頼する奴いるのか・・・?」
フィーア「その辺は大丈夫です!もうチラシを作って町中に張っておいたからそろそろ依頼が来るはずです!」
ヒサメ「仕事早くても内容が内容だしくるわけ・・・」
ぴりりり・・・
フィーア「来た!」
マジできた・・・・
ヨ―メイ「何言ってるんですか、私の電話番号ですよ?」
フィーア「ヨ―メイこそ何言ってるんですか?私はカレコレ屋の電話番号と一緒にヨ―メイの電話番号も乗せておいたんですよ。」
依頼人「幽霊退治お願いします。」
ヨ―メイ「カレコレ屋の電話番号でいいじゃないですか!?」
カンナ「いつもリサイクルショップサボってるから仕事増やしたんじゃない?」
ヨ―メイ「ありがた迷惑!?」
ちゃんと依頼料から料金出してやるからな・・・
sideヒサメ
うぅ・・・不気味な洋館・・・
カンナ「古い洋館だね。」
ヨ―メイ「出そうな雰囲気満載ですね・・・」
二人ともやめてよぉ!
カゲチヨ「そんなにくっつかなくてもよくね?」
ヒサメ「やっぱり怖いんだもん!」
フィーア「いいですか?もし幽霊を見つけたら私を呼んでください、大きな声でフィーア!ですよ。わかりましたか?」
幽霊「はーい。」
ヒサメ・フィーア「フィーア!!」
幽霊出たあああ!!
カゲチヨ「フィーアは何で自分の名前を呼んだんだよ・・・」
フィーア「すみません・・・びっくりして・・・でもまずは相手が悪霊かどうか確認しましょう!そして悪霊だったらこれで吸うというわけです!
ヨ―メイ「でもどうやって見極めるんですか?」
フィーア「簡単ですよ。幽霊って言うのは皆悪霊ですよー!」
カンナ「確認しなよ!」
シンプルだね・・・
フィーア「じゃあはい、いいえで答えてください。」
幽霊「え、はい。」
直接聞くんだ。
フィーア「私は悪霊である。」
幽霊「いいえ。」
答え出たんじゃ・・・
フィーア「人間を殺したことがある。」
幽霊「いいえ。」
フィーア「人間を恨んでる。」
幽霊「いいえ。」
フィーア「数分の遅刻を繰り返す人間にイラっとする。」
幽霊「うーん・・・いいえ。」
フィーア「怒ってるって聞いたときに怒ってるって答える人間は起こってるし怒ってないっていう人間も怒っている。」
幽霊「はい。」
フィーア「悪霊です!」
ヨ―メイ「なんでですか!?」
取りあえず話を聞こうよ・・・
幽霊「君たち俺を成仏させにきたのか?」
カゲチヨ「まぁ、そんな感じっすね。」
幽霊「そうか、だが俺はどうしても成仏するわけにはいかないんだ。」
ヒサメ「何か未練でもあるんですか?」
幽霊「聞きたいか?俺がこの世に残り続ける理由を・・・!」
なんか雰囲気が変わった・・・
カンナ「なんか悪霊っぽくなってきた!」
悪霊なのを喜ばないでよ!
幽霊「俺はこの館に入居する日に死んでしまった・・・新築で美しかった一軒家がどんどん汚れていく・・・それが悲しくて成仏できないんだ・・・」
ヨ―メイ「そんな理由で成仏できないんですか?」
フィーア「気持ちはわかるけどこれは悪霊・・・ない?」
そうだね・・・
カゲチヨ「でもこれならカレコレ屋でも解決できるな。」
sideフィーア
はぁ・・・
フィーア「この掃除機がまさか普通にゴミも吸えるなんて・・・」
カンナ「便利だよね。」
壁も直しましたし雑巾がけも完了です!
幽霊「おぉ!新築同然の綺麗さだ・・・俺もこれで成仏できそうだ・・・」
カゲチヨ「光に包まれていく・・・」
ヒサメ「良かった・・・」
せめて・・・
フィーア「一旦吸い込まれて掃除機の性能試させてくれませんか?」
ヨ―メイ「絶対無理ですよ・・・」
こうして幽霊は成仏してしまいましたが・・・
ー数日後ー
フィーア「おかげで依頼主の口コミでゴーストバスターズ事業の評判はうなぎのぼり!無事カレコレ屋の利益につながりそうですね!」
カンナ「うん・・・」
ヒサメ「でも・・・」
ヨ―メイ「だから!掃除じゃなくて引き受けるのは幽霊退治の方で・・・え?依頼料は倍出す?それは相談してみないと・・・」
フィーア「まぁ、掃除の依頼しか来ないんですけど。」
ヒサメ「ヨ―メイちゃんの負担も増えたね・・・」
ヨ―メイ「せめてフィーアさんの電話でやってください!!」