妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideカゲチヨ
俺は夜中までゲームしていた・・・
ヒサメ「カゲ―、いつまでゲームやってるの?帰るよ。」
カゲチヨ「先帰っててくれ。」
ヒサメ「それ私がミキから借りてきた乙女ゲームなんだけど・・・」
カゲチヨ「どうせヒサはやんねーしこれ妖精王のゲーム会社のやつだけど王子役が自分をモデルにした役と結ばれてないってフィーアがいじけてやらないしカンナとは違うセーブデータ使ってるからいいだろ?」
ヒサメ「まぁ、そうだけど・・・ほどほどにね。」
にしてもこのカゲ―ミって悪役令嬢どんだけクズなんだよ!誰をモデルにしてるんだ?(カゲチヨ)
絶対吠えずらみてから寝てやる・・・
そうしてゲームをやっていたのだがそのうち意識が落ちて起きたら・・・
カゲ―ミ「なんじゃこりゃー!」
そう、ゲームのカゲ―ミに転生したいたのだ!
執事「カゲ―ミお嬢様、そろそろ学校のお時間です。」
本当に乙女ゲームの世界・・・「電撃少女と焔の王子」の世界だ!
クリスから聞いた話だとストーリーは貧乏な少女・・・ヒサをモデルにしたヒーサと炎の力を持った王子、シディット王子が恋に落ちるまでのシミュレーションゲームだ。
しかしどのルートでも誰をモデルにしたのか教えてくれなかったけどどのルートでも最後に酷い目に逢う奴がいる・・・それが悪役令嬢カゲ―ミ!つまり俺が転生しちまった女ってことだ!
けどなんでかカゲ―ミの話するとカンナは苦笑いするんだよな・・・
フィーアは自分がモデルのキャラと結ばれないからこのゲームの話すると露骨に機嫌悪くなるし・・・
カゲ―ミはヒロインに意地悪ばかりし続けた結果どのルートでも酷い結末が待っている・・・火あぶり打ち首ならまだましでカンナがおすすめするのはモンスター改造ルートのもあるらしい・・・
とにかく!待っているのは地獄だから負けヒロインを抜け出す必要があるんだ!
そして俺は学校へと向かった。
カナ「あら、カゲ―ミ今日は随分遅かったのね。寝るのは美容の味方とはいえ気を付けた方が良いわよ。」
こいつはカンナをモデルにしたカゲ―ミの友達令嬢カナ最後の方ではヒーサを助けたりカゲ―ミを裏切るなどする主人公と悪役どっちも輝かせるポジションだ。
フィナ「まぁ、今日もカゲ―ミの美しさで誰もがざわめき立っていますわ。」
こいつはフィーアをモデルにしたキャラ、シディット王子に恋をするが意外と初心だったためにカゲ―ミとヒーサの戦いについていくことが出来ず身を引く不憫なキャラだ。
にしてもフィナの言うことは間違ってる・・・ざわめきだってるのは悪評でのことがあるからじゃねーか!
ヒーサ「あっ!?花瓶の水が!申し訳ございません!」
カナ「ちょっと!カゲ―ミのドレスが濡れたじゃない!」
フィナ「どうしてくれるのかしら?」
来た!本来ならここでカゲ―ミはヒーサを苛め抜くってストーリーだったはず・・・つまり!
カゲ―ミ「そんなこと気にする必要はなのですわ。服なんていくらでも替えがききますもの。貴方はお怪我はない?」
フィナ「えぇええ!服が汚れたらイジメてたカゲ―ミが替えがきくって・・・」
ヒーサ「わ、私なんかの心配なんて・・・」
カゲ―ミ「あら手を怪我してるじゃない。急いで手当をしなくては。」
カナ「まぁ、謝ることはできるみたいだしカゲ―ミも今日は許すってことでしょう。救急箱を持ってきますわ。」
よし!カナも補助要員になってくれたぜ!
ヒーサ「カ、カゲ―ミ様!私なんかの手を触ったら汚れてしまいます!」
カゲ―ミ「構わないのよ。動かないで包帯が上手く巻けないわ。」
カナ「その通りよ!カゲ―ミの好意を無下にするなんて私が許さないんだから!でも安心しました。貴方がここまでする相手ができたことに・・・」
カナが泣いてる・・・まぁカゲ―ミのキャラならそうだよな・・・
まずはヒーサに好かれることが大切だ!恋を応援すれば大丈夫なはずだ!
カゲ―ミ「ところでヒーサさんにはお慕いしている人はいらっしゃるの?」
ヒーサ「お、お慕いしている人ですか・・・?それは・・・」
カゲ―ミ「シディット王子とかお似合いだと思うのですが・・・」
ヒーサ「私は貧困層の出ですし・・・美しくもないです・・・」
カゲ―ミ「可哀そうに・・・まだ自分の魅力に気付いてないのね。決めましたわ!あなたの恋路が私の物ですわ!私の言う通りにしてもらいますわよ!ほーほほほ!」
カナ「カゲ―ミ・・・ついに道を開いたのね!」
ヒーサ「どうしてそこまで・・・」
カゲ―ミ「私、クズですので。」
そうして俺はヒーサに媚びを売った。カナのサポートもあってうまくいき運命の日舞踏会を無事に迎えることができた・・・
カゲ―ミ「通常ならこの舞踏会でヒーサとシディット王子は結ばれてカゲ―ミは暗殺しようとするも失敗打ち首となる・・・」
けどそれを変えて俺は恋を応援すれば運命が変わるんだ!
シディット王子を見つけたのは良かったのだが・・・
カナ「ほらびしっといってくるんですのよ!」
ヒーサ「で、でも私・・・」
何やってるんだ?どうしてこっちをみて・・・しょうがない助け舟を・・・
カゲ―ミ「行きますわよ!ヒーサ!」
ヒーサ「カゲ―ミ様・・・!」
カナ「頑張って!」
そうして俺はシディット王子に近づき・・・
カゲ―ミ「この子、ヒーサと踊ってくださいませんか?」
シディット王子「何故だ?」
カゲ―ミ「ヒーサはシディット王子に気があるようですわ。私から見てもお似合いですもの!」
シディット王子「構わんがどうしてその子は泣いてるんだ?」
えぇえ!
ヒーサ「どうして・・・そんな意地悪なこと・・・」
なんかしたのか!?それとも運命は・・・・
ヒーサ「私がお慕いしているのはカゲ―ミ様ただ一人なのに!」
はい?
ヒーサ「カゲ―ミ様も思いを告げてくれたじゃないですか!」
ーあなたの恋路は私のものですわ!-
あれかー!!
カナ「禁断の二人の恋!応援させてもらいます!」
こいつも勘違いしてたのかよー!!
ヒーサ「何と言われようと・・・私の運命の人はカゲ―ミ様です・・・」
うそっ!準備が・・・
sideユカ
カゲチヨ「キスは待って・・・あれ?」
ユカ「どうしたんですか?カレコレ屋に忘れたままだったものがあったので取りに来たらうなされていたので心配したんですよ?」
カゲチヨ「あー夢落ちってやつね・・・」
?
ユカ「あ、ゲーム百合エンドになってますよ。」
カゲチヨ「あれ!?このエンドって・・・」
ユカ「かなり特別なルートでカゲ―ミとヒーサの好感度をマックスにした状態で舞踏会でシディット王子に押し付けようとすると発動する激レアエンドですね。」
フィナさんはこれでシディット王子と結ばれるエンドにしてるんですよね。
カゲチヨ「フィーアはそのこと知ってるのか?」
ユカ「かなり苦労しないといけないので多分知らないと思いますよ。」
カゲチヨ「そりゃいじけるだろ・・・」