妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋   作:ikkun

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名探偵カンナとフェアリーウィング号の事件

sideカゲチヨ

今日はカレコレ屋とヨ―メイはクリスの招待で寝台列車に乗せてもらっていた。

 

ユカ「これが妖精王の森が経営する列車フェアリーウィング号ですよ。ホテルと列車が同じになっているんですよ。」

 

案内役のユカが列車を案内する。

 

カンナ「豪華な寝台列車・・・怪しい乗客たち・・・たまたま乗り合わせた探偵!これ起こるんじゃない!?殺人事件!」

 

ヒサメ「笑顔で物騒なこと言わないでよ・・・」

 

フィーア「誰が怪しい乗客ですって?」

 

カンナ本当にこういうの好きだよな・・・

 

シディ「電車で事件なんて起きないんじゃないか?」

 

カンナ「いやいや、オリエント急行殺人事件っていうアガサクリスティの作品では名探偵ポアロが寝台列車で起こった殺人事件を解決するんだけどこの話の面白いところは乗客同士がそれぞれのアリバイを証明し合っているところなの!」

 

面白そうだな・・・

 

カゲチヨ「それで犯人は誰なんだ?」

 

ヒサメ「最後どうなるの?」

 

カンナ「それは読んでのお楽しみ・・・」

 

ヨ―メイ「あ、読んだことありますけど犯人は乗客・・・」

 

カンナ「ネタ晴らし禁止!」

 

ヨ―メイ「ぎゃぁああ!炎出さないでくださいいぃぃい!」

 

ユカ「カンナお姉さま本当に推理小説のネタばれ嫌いますよね・・・」

 

ミステリーも大好きだもんな・・・

 

カンナ「そんなことより事件だよ!今日は何が起こるかな~!」

 

フィーア「事件を待ち望まないでください・・・」

 

sideフィーア

 

カンナ「何の事件も起こらない・・・」

 

良いことじゃないですか。

 

カンナ「事件は会議室で起きてるんじゃない!しかし現場でも起きない!」

 

ヒサメ「涙流すほどなんだ・・・」

 

カンナ「アーシの計算ならカゲチヨから始まって十分に一人くらい殺害されるはずだったのに・・・」

 

カゲチヨ「何で俺も被害者なんだよ!」

 

ユカ「危ない電車ですね・・・」

 

相変わらずいかれてますね・・・

 

乗客「きゃー!!」

 

悲鳴が聞こえてきた!

 

カンナ「やったー!!密室殺人かな?時刻表トリック?ふふふ・・・楽しみだねぇ・・・!」

 

フィーア「ついに楽しみとか言い始めましたよ・・・」

 

カンナ「この事件はアーシが解決してみせる!お父さんの羽にかけて!」

 

ユカ「それはやめた方がいいんじゃ・・・」

 

羽無くなったらお父さん困りますから・・・

 

sideユカ

 

ヒサメ「結局お客さんが虫に驚いただけだったね。」

 

カンナ「事件が起こらないならこんなのただの寝台列車じゃん!」

 

カゲチヨ「それでいいじゃねぇか・・・」

 

事実は小説のようにはいかないですよ・・・

 

シディ「皆!大変だ!」

 

フィーア「どうかしたんですか?」

 

ヨ―メイ「私を始め乗客全員の下着が盗まれたんです!」

 

えぇえ!?

 

カンナ「下着泥か・・・ちょっとしょぼいけど見事解決してみせようじゃない!」

 

皆さんは被害者全員の写真をみたけど・・・

 

カンナ「全員女性・・・まさか!」

 

ユカ「ぎくっ!」

 

sideヒサメ

 

ユカ「冤罪ですよー!!」

 

カンナ「服の中に大量に隠し持っておいて何言ってるの・・・」

 

ヨ―メイ「案の定私の下着も盗んでたじゃないですか・・・」

 

私たちはユカちゃんを拘束し下着は全部持ち主に返した。

 

カンナ「はー・・・こんなあっさり解決する事件じゃなくてもっと犯人との頭脳戦ができる事件が良かったのに・・・」

 

そんな都合よく・・・

 

シディ「大変だ!大泥棒が大事な物を盗んで消えてしまった!」

 

カゲチヨ「ドンピシャできたな!?」

 

フィーア「何がなくなったんですか?」

 

シディ「お昼にヒサメが食べようとしていたステーキ牛タンローストビーフ弁当が無くなっていたんだ。」

 

え・・・そんな・・・・

 

ユカ「ヒサメお姉さまが灰になっちゃいました・・・」

 

ヨ―メイ「しかも高価そうなうえにメチャクチャ胃もたれしそうな弁当ですね・・・」

 

カンナ「盗られたときの状況は?」

 

シディ「弁当は皆の目につくところにあったんだ・・・どうやって盗ったんだ?」

 

確かに・・・皆の見えるところに置いたのに・・・

 

カンナ「わかった!犯人はこの中にいるよ!」

 

ヒサメ「でも一体誰が・・・」

 

カンナ「ふふふ・・・それはヒサメちゃん以外の全員だよ!」

 

あ!ほんとだ!全員ソース付けてる!!

 

sideカンナ

 

カンナ「こうして名探偵カンナのおかげでこのフェアリーウィング号殺人事件は解決したのであった!」

 

フィーア「いえ、殺人が起こるのはこのあとですよ。」

 

ヒサメ「弁償してくれるんだよね・・・!!!」

 

 

カゲチヨ「悪い悪い!美味しそうだったからさ!」

 

シディ「すまん・・・皆を止められずに共犯にされてしまった・・・」

 

ヨ―メイ「全く・・・オリエント急行と同じなのは乗客全員ってオチくらい・・あ・・・」

 

コラー!!ネタバレ禁止!!

 

ヨ―メイ「ごめんなさい!!」

 

 

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