妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideカゲチヨ
今日は授業が終わった放課後に校庭に行ってみると・・・
カンナ「うーん、難しいな・・・」
フィーア「可愛く描いてくださいよ。」
クラ「良い感じね!」
カンナとフィーア、あとクラ先生がいた・・・
ヒサメ「いや本当に何してるんですか!?」
ゼクス「絵を描いてるように見えるが・・・」
先生が照明をやってるな・・・
カンナ「今度高校生の絵画コンクールがあってフィーアちゃんにはモデルを、先生には照明をしてもらってるの。」
クラ「どう?」
カンナ「まぶしいな・・・」
じゃあ照明いらねーじゃねーか・・・
ゼクス「珍しいな。カンナが美術に熱心になるなんて。」
カンナ「このコンクールでは一等賞だと海外の美術館に飾られる由緒ある正しい奴なの!だからアーシは海外の美術館にお呼ばれして世界中の名画をタダで見たい!」
クラ「先生は引率として小旅行がしたい!だから頑張ってるの!!」
両者の需要が一致した感じかよ!
ゼクス「まるでフランダースの犬みたいだな。」
ヒサメ「あぁ、ネロっていう少年がパトラッシュの友情の物語でネロもルーベンスの絵が見たくて絵画コンクールに応募するんだよね。」
カンナ「それでそのネロはルーベンスの絵を見れたの?」
カゲチヨ「確か悲劇が重なって絵の前にたどり着いたときには寒さで天使が迎えに来ちまうんだよな。」
フィーア「早く描いてくださいよ!!」
わりぃ・・・
カンナ「ごめんごめん!もう絵は描けてるんだ!」
そうして出来たのは・・・
ヒサメ「先生が照明をやってる絵じゃん!」
カゲチヨ「そっちかよ!」
フィーア「屈辱!」
sideフィーア
そうして結果報告の日・・・
カンナ「うぅう!落選したー!!」
クラ「審査員は何もわかってないわ!」
ふん。私を描かなかった罰ですよ。まぁ絵は上手でしたけど・・・
カンナ「なんで照明の人を描いたの?って言われたの!!」
ヒサメ「適確なコメントじゃん。」
ゼクス「だな。」
カンナ「ムカついたから昨日SNSで審査員の悪口を投稿してた!」
陰湿なことしないでくださいよ!!
カンナ「あぁ・・・結局アーシは海外の名画を見ることはできないのね・・・」
フィーア「来年頑張りましょう・・・」
私が慰めていると・・・
クリス「お前たちー!世界の名画見に行かない?」
お父さんが来てこういった!!
クラ・カンナ「行く!!」
カゲチヨ「なんかうまいこと行った!」
sideヒサメ
ヒサメ「まさかお父さんが美術のビジネスの一環で世界の名画店をやってたから招待券を貰えたね。」
クラ「海外じゃないのね・・・」
カンナ「アーシは絵が見れれば満足だよ!」
まぁ、良かったねカンナちゃん・・・
カンナ「ふわー・・・なんかこうして名画を見れたら眠たくなってきた・・・」
ゼクス「それは徹夜して悪口描いたからだろ・・・」
カンナ「ダメ・・・眠い・・・」
カゲチヨ「おいおい、こんなところで寝たら・・・」
天使「らーらーらー・・・」
天使がお迎えに来た!!
フィーア「天国からのお迎えが来ました!!」
クラ「いや死んでない死んでない!帰りなさい!!」
天使「らーらーら?」
ヒサメ「迷ってる!!」
カゲチヨ「迷うな帰れ!!起きろカンナ!!」
カンナ「ん・・・」
天使が帰っていった・・・危ない・・・
カンナ「ふわ~だめ・・・眠い・・・審査員に変な仇名考えたところで寝ればよかった・・・」
ゼクス「何してるんだ・・・」
カンナ「ふわ~・・・」
悪魔「らーらーらー・・・・」
今度は下級の悪魔っぽい奴らが出てきた!!
フィーア「ボティスさん呼んで追っ払ってもらいましょう!!」
クラ「さっきの天使の方がまだましだったじゃない!!」
カゲチヨ「そもそも死んでないんだよ!お迎えいらないんだよ!」
天使・悪魔「らーらーらー・・・」
ゼクス「盛大に喧嘩してる!!」
どっちがカンナちゃんを連れてくかでもめてる!!
カゲチヨ「ボティス連れて来い!!」
sideカゲチヨ
カンナ「昨日は楽しかったね。」
ヒサメ「ほとんど寝てたじゃん・・・」
それにボティスが追い返してくれなかったらどうなってたと思ってるんだよ・・・
クラ「おはよう!皆さん!」
あれ?クラ先生バカンスみたいな格好してどうしたんだ?
ゼクス「なにか嬉しいことがあったのか?」
クラ「ふふふ・・・実は先生も年齢を偽ってコンクールに応募してたの!!」
フィーア「せこすぎます!!」
クラ「ふん!どんな手をつかってでも旅行に行ってやるんだから!」
カンナ「あれ?でも一等はユカの絵だったみたいですよ?」
クラ「え?ってことは先生がまあまあのお金でネットの絵師に描かせた絵は・・・」
バタ・・・
天使・悪魔「らーらーらー・・・」
ヒサメ「また来た!!」
帰れ帰れ!
クラは静かに天に召されたのでした・・・