妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideクリス
うぅう・・・昨日は飲み過ぎたな・・・カレコレ屋に泊ってるけど全く酔いが収まらない・・・調子にのってワインを数百本も開けるもんじゃなかった・・・
でもそろそろ起きないと皆に迷惑かけちゃうな・・・
そうして俺が起きるて外に出るとオーナーがいた。
クリス「あれ?オーナーどうしたここに?カゲチヨ達がまたなんか問題でも起こしたの?おーい!ん・・・?もしかして固まってる・・・?」
俺が試しにつついてみると・・・
バタン・・・
そのまま倒れてしまった・・・
クリス「これって・・・お婆さんのまいてる水も止まってる・・・もしかしなくても・・・」
カゲチヨ「クリス!」
ヒサメ「お父さん!」
シディ「皆!」
フィーア「どうなってるんですかこれ・・・」
カンナ「ヨ―メイちゃんも無事なんだ。」
ヨ―メイ「人も物も・・・そして異宙人も止まってる・・・」
もしかしてこれって・・・時間が止まってる?
sideカゲチヨ
静かだな・・・
ヨ―メイ「まるで世界中から誰もいなくなったみたいです・・・」
フィーア「こうなると返って冷静になれるから助かりますね・・・」
シディ「あぁ、混乱するのはわかるが皆で考えてみよう。」
クリス「つまり・・・」
カゲチヨ「もう家賃を払わなくても良いってことだな。」
ヒサメ「そんなこと言ってる状況じゃないでしょおおお!!?」
カンナ「つまり皆の給料も永遠に払わなくてもいいしヨ―メイちゃんの給料も永遠に出ないってことだね。」
ヨ―メイ「そんなー!!」
カレコレ屋の給料は払えよ!このブラック経営者!
フィーア「それよりも何で世界中の時間が私たちだけ残して止まったのか解明しないとどうにもなりませんよ!!」
クリス「そうだよな・・・せっかく新しい時計手に入れたのに早速ガラクタになるし今日は厄日だね。」
ヒサメ「何それ?色んな盤のついた時計だね・・・」
クリス「綺麗でしょ?森に飾ろうと思ったんだよね・・・これを手に入れたのは酔っててあんまり覚えてないんだけど・・・」
sideクリス
確か酔ったときに通った空き地にUFOとこの時計が落ちてたのを拾ったんだ。
ヒサメ「UFO!?」
フィーア「酔ってても普通驚くでしょ!」
クリス「そういえば酔っぱらいがつぶれてて転がってたな・・・」
ー回想ー
時の番人「た、頼む・・・私たちの代わりにこれを・・・」
ヨ―メイ「明らかに血まみれですよ!?」
時の番人「この異宙時間時計を守ってくれ・・・この時計は異宙開闢より時を司ってきた神代の時計・・・私たちが守ってきたがそれももう敵わない・・・悪しき者たちの手に渡れば必ずや災いが起こる・・・だからこの時計を人の届かぬところに封印・・・」
クリス「うええええ・・・!!」
ヒサメ「お父さん完全に酔ってるじゃん!ダメェェ!今のお父さんに渡しちゃダメェェ!!」
それで寝てるときも気持ち悪くて・・・
ジリりリ!!
クリス「うっさい!!もうとっくに起きてるよ!!」
ガシャン!!
sideヒサメ
ヒサメ「全部お父さんのせいじゃん!!」
シディ「まさか目覚ましと間違って壊してしまうとは・・・」
フィーア「信じられないけどそれは異宙の時の流れそのもの・・・時を操る異宙人ですら逆らえない強力な代物だったんですね・・・」
それが酔っぱらってポンコツになってたお父さんの手に渡ってこんなことに・・・
カゲチヨ「多分俺達クリスの近くにいたから影響がないのか・・・」
ヨ―メイ「つまり壊れちゃった時計を直さないと私たちは違う時間に永遠に取り残される・・・」
どうしよう・・・手を借りようにも私たち以外皆止まっちゃってるし・・・
カンナ「もう世界はおしまいだよ・・・」
クリス「皆、劣勢にあって悲観は何も生まないよ。王様たるものどんな時もポジティブであれ、そこから見える活路もあるんだ。」
ヒサメ「世界を破滅させてる王様が言っちゃダメでしょ!?」
クリス「確かに世界はこのままだと止まったままでもカゲチヨこうも考えられない?お前は永遠に止まった学校で嫌がらせされた女子たちに落書きのアートを爆発させることが出来るんだよ?」
カゲチヨ「どんな活路見出してるんだよ!」
クリス「悲観的になるのは三万人くらいの女子たちに落書きした後でも遅くないしフィーアだって子供たちの頬っぺたを永久に触ってられるという活路がある。」
フィーア「そんなの悲観しかできませんよ!大体こんな状況でできるわけないです!」
カゲチヨ「まぁ、五人くらいにしておく。」
フィーア「私も10人くらいで・・・」
二人とも・・・
ごぉおお!!
カゲチヨ・フィーア「あちいぃぃい!!」
カンナ「アーシが時の番人になったからにはそんなことさせるわけないでしょ・・・油を売ってないでみんなでさっさとがら空きになった銀行を強盗してきて。」
ヨ―メイ「カンナさんも番人とは思えません・・・」
クリス「待って待って、冗談だよ。俺が何の策もなしにここまでくるわけないじゃん!」
シディ「うぬ・・・この先にあるのはヤヨイの鍛冶屋か・・・」
sideフィーア
お父さん・・・
フィーア「確かにヤヨイちゃんならどんなものでも直してくれますけど今の尻尾のノミ取りに夢中になってるヤヨイちゃんに何ができるんですか・・・」
クリス「そう、何をするにも時が進まないことにはどうにもならない・・・じゃあ進ませればいいんだよこの手で。」
え!?
クリス「この時計は自力では動かなくなったけど強制的に針を進ませることができる。つまり能動的には時は進まないけど強制的に未来の一場面に飛ぶことはできるんだ。」
ヒサメ「なるほど!つまりヤヨイちゃんに伝言を残して針を進ませておけば治った未来に飛んで世界は元通りってことだね!!」
カンナ「よくこんなタイムマシンみたいなことを・・・」
クリス「そうつまり書類さえ用意しておけば・・・」
セイナとキスし放題券
クリス「セイナとキスし放題の未来が待ってるってこと。さぁ、針を進めて。」
カゲチヨ「森に行ってセイナに何持たせてんだよ!!時計直す手段はどこにいった!!」
クリス「え?そんなことできるの?」
ヨ―メイ「貴方のしようとしてることでできるんですよ!」
フィーア「いやヨ―メイもシディさんとの婚姻届けなんて持ってどうしたんですか?」
ヨ―メイ「あ、これは・・・」
ずがばきっ!!
クリス・ヨーメイ「すみません・・・」
もういいです・・・私がやりますってあれ?
フィーア「これ時計が沢山ついててわかりませんよ・・・?」
カゲチヨ「もしかして日数単位や年数単位もあるんじゃねぇか?」
シディ「だとしたら下手に触れないな・・・」
じゃあ慎重に少しずつ動かしてみましょう・・・
フィーア「んぐぐぐ・・・!結構硬いですね・・・」
カンナ「かなりノミ取りに熱中してるしね・・・もうちょっと思いっきりやって!」
了解!とりゃ!!
sideカゲチヨ
次の瞬間にはヤヨイの遺影と棺桶が・・・
カゲチヨ「進ませすぎたぁああ!!」
ヒサメ「フィーアちゃん力み過ぎ!ヤヨイちゃんの寿命振りきっちゃったじゃん!」
フィーア「カンナちゃんが急かすからですよ。針も五分単位で動くものみたいですしさじ加減がわかりませんよ。」
ヨ―メイ「もしかして年単位の針を進めた可能性もありますね・・・」
クリス「仕方ない・・・こういうときは針を戻せば・・・」
あ、戻った・・・
カゲチヨ「取りあえず振り出しには戻れるんだな・・・」
クリス「取りあえず位置を変えてもう一回だな・・・」
そうして進めてるけど・・・
シディ「これは進んでいるのか?」
カンナ「少しずつ深追いしていってるみたいだけど・・・」
フィーア「ここからが本番です。ノミに興味が失せれば必ず時計を直すはずです・・・」
でもまた遺影のところに・・・
カゲチヨ「くそ・・・なんでだ・・・」
クリス「もっと秒単位で死の真相に迫った方が良いな・・・」
sideカンナ
そうして戻して進めていくとヤヨイちゃんが店から飛び出すシーンがあった!
カンナ「多分時計の修理は進んでたんだね・・・」
ヒサメ「じゃあ何で世界は元に戻らないの!?」
ヨ―メイ「多分死因が原因じゃないですか?」
ヨ―メイの指さす場所にはトラックが!
ヨ―メイ「おそらく修理した喜びで外に飛び出したらトラックがいてはねられて死んでしまった・・・その時再び時計は壊れたんですね・・・」
フィーア「じゃあヤヨイちゃんをここで救えば時計も手に入って一石二鳥ですね・・・」
ヤヨイちゃんの手には巨大なノミの死体があった・・・
フィーア「ただのノミじゃないですかぁああ!!」
フィーアちゃんはノミの屍骸をトラックのフロントガラスに叩き付けた!
シディ「随分と大きいな俺も毛繕いはするがここまでの物は久しぶりにみた。」
カゲチヨ「尻尾生えてると大変なんだな・・・」
さてこれで時をすすめれば・・・
ーその後ー
女性「可哀そうにねぇ・・・フロントガラスに何かを叩き付けられてそのときに出た液体が視界を奪って電柱に激突して・・・」
そういう女性たちの前にはエイファの遺影が・・・
カンナ「トラックの運転手エイファだったー!!」
クリス「なんてこった・・・ヤヨイが助かったと思ったら今度はエイファが・・・」
カゲチヨ「フィーアがフロントガラスにノミの死体なんて叩き付けるからこんなことになるんだよ!!」
エイファ「あんな巨大なノミを飼ってた人に行ってください!!」
まぁまぁここは冷静に・・・
カンナ「こんどはちゃんとゴミ捨て場にすてれば・・・」
ーその後ー
女性「可哀そうに・・・なんでも電柱の下で昼寝してたら顔に何か叩き付けられて・・・」
段ボールの方にいたとは・・・・
ヒサメ「半端ないよ・・・この人の不幸・・・!」
シディ「もうこうなったら遠くに運ぶしかないな・・・」
クリス「異宙の星においておけば・・・」
その後
女性「普通に死んだって・・・」
カゲチヨ「普通に死んだってなんだよ!もうどうしようもねーだろ!!」
ヨ―メイ「もう救っても救っても吸い込まれるように死にますよ!?」
クリス「くそ・・・絶対にあるはずなんだ・・・二人を活かす方法が・・・」