妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋 作:ikkun
sideクリス
ヤヨイ「とどめです!狐火の舞!」
エイファ「ぐあぁああ!!」
何度目かの未来で何でか二人が殺し合うことになってしまい俺たちは必死に対策を考えていた・・・
クリス「ダメだな・・・なんどやり直しても二人のどちらかが死ぬ未来になってしまう・・・」
シディ「というか何で二人が殺し合う未来になってしまったんだ?」
ヨ―メイ「色々いじったからもうわけわかんないことになってますね・・・」
カンナ「でもおかげで一つわかったことがあるよ。あの二人の死因はトラックでも狐火でもない・・・アーシたちだよ。」
フィーア「どういうことですか?」
カンナ「つまりアーシたちが時計を直してもらうこと自体が二人の死亡フラグだったんだよ。その時点で誰かが死ぬ運命、アーシたちがどうこうしようが二人の死は回避できない・・・」
カゲチヨ「つまり二人を死なせない方法は俺たちが接触しないこと・・・」
ヒサメ「じゃあ時計を直す方法はないってこと!?ヤヨイちゃんくらいしかこんな時計直せる人いないよ!!」
シディ「まさか・・・エイファが死ぬルートを選ぶしかないということか・・・」
おいおい・・・
クリス「誰がそんなこと言った。誰かが死ぬくらいなら時計なんて直さなければいい・・・電池を交換すればよかったんだよ!」
ヨ―メイ「本当です!デジタル画面の所が電池切れを・・・」
クリス「そう、つまり最初から壊れてない俺たちの勘違いだったんだ、つまりこの時計はただの電池切・・・」
sideヒサメ
最初からお父さんをたんこぶまみれにしておけばこうはならなかったんだよ・・・
クリス「うぅう・・・」
フィーア「早とちりも良いところですよ全く・・・」
ヒサメ「っていうか異宙の時を司る時計が単三電池で動いてるのもどうかしてると思うけど・・・」
カゲチヨ「ま、そんなことごちゃごちゃ言ってもしゃーねーしUFOの落ちてたところに電池を取りに行こうぜ。」
かなり特殊な電池だったからね・・・警察が動く前だといいけど・・・
カンナ「遅かったね・・・もう現場検証が始まってる・・・」
異宙人がらみってことで森の調査班まで・・・ん?
ー止まる前ー
スズキ「ゼクス、なんだそりゃ?」
ゼクス「おそらく何かの電池だな・・・」
ゼクス君が握ってるの・・・間違いないよ!予備の電池だ!!
シディ「ギリギリ持ち出される前だったみたいだな!」
カゲチヨ「よっしゃ!これでって・・・電池を握りしめたまま固まってやがる!くそ!完全に動かねぇ・・・!!」
クリス「とりゃぁあ!」
お父さん!ゼクス君殴っても意味ないから!!
カゲチヨ「おらぁああ!!」
カゲは何でスズキ君殴ってるの!!
クリス「ダメだ・・・かたくなに電池を離さない・・・じいちゃんの形見とか?」
ヨ―メイ「違いますよ!!時間止まってるからですよ!!こういうときは時計を少し進めて離したときに行けば・・・」
あれ?神谷先生の護衛のときに来たけど・・・
フィーア「まだ握ったままですね・・・」
護衛なのに片手塞がってていいの・・・?
カンナ「寝てるときも離してないよ・・・気に入ったのかな?」
もう少し進めてみよう・・・
sideカゲチヨ
結局電池握りしめたまま寿命終えたぞ!!?
カゲチヨ「何でだぁあ!片時も離さななすぎだろ!棺桶の中でも結局チャンスないし!!」
シディ「しかし中も電池まみれだな・・・もしかして電池で動いてたのか・・・?」
取りあえず元に戻して・・・!
クリス「もうここしかチャンスはない!!皆で一気に行くぞ!!」
ヒサメ以外全員「どりゃぁああ!!」
ヒサメ「いやそんな強引にやっても・・・」
いや取れたぞ!!
ヒサメ「ええ!?」
フィーア「電池じゃなくて腕が・・・」
ヒサメ「だからやめた方が良いって言ったじゃん!!時間もどったらどうなっちゃうの!?」
クリス「その時は俺が治すよ。」
これで安心だな!
ヨ―メイ「あとは時を進めれば腕の力が緩んで確実に電池は取れます!」
ヒサメ「それだと腕取れたのもバレるでしょ!」
カンナ「大丈夫、マツイ棒でもつけておけば取れるよりも便利になってバレないよ。」
ヒサメ「マツイ棒そこまで便利じゃないでしょ!!」
よし!時計を進めるぞ!!
sideフィーア
ー動いた後ー
スズキ「ゼクス、なんだそりゃ?」
ゼクス「あぁ、電池式で動く電動式のマツイ棒MAXだ。開かない瓶を一発で開けられるほどのパワーだ。」
電池がマツイ棒に組み込まれました・・・!!
クリス「くそ・・・もう運命が悪戯をしているとしか思えないぞ・・・」
カゲチヨ「しかも性能は退化してるぞ!」
カンナ「余計に取り出しづらくなった・・・あれ?塀の向こうにいるのって・・・」
あれはギバーの側近の吸血鬼の響丸?
ー止まる前ー
響丸「何やら警察が騒がしいでござるな。」
ギバー「響丸、集中して。敵は眼前にいるのよ。私のこの一球を受け止められるかしら?」
何やってるんですかこの人たち・・・
ヨ―メイ「人が潜入調査してた時にこの人たちキャッチボールして遊んでたんですか!?」
カンナ「でもこれは使えるね・・・まずはギバー棒を一本用意します。」
ヒサメ「もうナチュラルに腕もぎ取ってるね・・・」
クリス「そしてゼクスの腕にギバー棒をつけて・・・そしてギバーにマツイ棒をつける!そうすればキャッチボールにかこつけて電池をぶん投げさせることができる!!」
シディ「まず自分の腕が変わってることに驚かないか・・・?」
フィーア「まぁ後で入れ替えておけばなんとかなります!!」
取りあえずプレイボール!!
sideカンナ
動かした瞬間に響丸のお腹に穴が開いて周囲が焦土になった・・・
ヒサメ「マツイ棒威力半端なさすぎじゃない!?」
カゲチヨ「ボールっていうかただのロケットパンチだったな・・・」
ギバー「これが私のマツイサイクロンよ・・・」
ヨ―メイ「この人新しい腕をいきなり使いこなしてて気持ち悪すぎます!!」
しかしマツイ棒はどこいっちゃったんだろう・・・
クリス「まさか消し飛んでないだろうな・・・ってあった!」
でも・・・
ー止まる前ー
ユカ「ミナヅキちゃん危ない!」
ミナヅキ「え?」
ゴッス
カンナ「全然無事じゃなかった・・・」
カゲチヨ「まずいぞ!ミナヅキの頭に思いっきりぶち当たったぁああ!!」
クリス「まずいな・・・このままだと0,001秒後には電池はものの見事に消し飛ばされるよ・・・」
ヒサメ「まずミナヅキちゃんの心配をしないと!!」
シディ「ダメだ・・・やっぱりミナヅキもパンチも動かないぞ・・・」
そうか・・・
カンナ「もうパンチが当たったことを変えるのは無理・・・だったら
ゴス
ヒサメ「効果音砕いっちゃった!!」
クリス「なるほど!ゴッスだと痛そうだけどゴスだと軽めな気がする・・・あとは命の雫とガーディアンの合わせ技で命を与えれば・・・」
ヨ―メイ「なんか不思議な生物が生まれましたよ!!」
効果音が動き出した!!
クリス「ゴッさんにはパンチを掴んでもらって助けた感じにしよう。」
カンナ「ロケットパンチから出た音がそれを止めてる奇妙な絵ずらに・・・」
クリス「よし、フィーア時計を進めて。」
sideクリス
―止まる前ー
ミナヅキ「私が覚えていたのはそこまで・・・パンチが当たった以前の記憶は覚えていないけど優しい声を忘れることはなかった・・・ゴスという声を・・・」
ヒサメ「何で効果音と結婚してるのぉお!?」
フィーア「まぁ、女は優しくされるとコロッといっちゃいますしね。やりましたね!ゴスさん!」
カゲチヨ「アイツ完全に自我が芽生えてるぞ!!」
シディ「早く元に戻した方が良い・・・記憶がないなんて耐えられないぞ・・・」
クリス「大丈夫だ、シディ。世界もミナヅキも救える瞬間がある。フィーア時計を進めて。」
そう・・・
クリス「ロケットパンチの交換がね!」
ヨ―メイ「なんか結婚指輪みたいな扱いですね・・・」
ぐしゃぁああ!!
カンナ「っていうかミナヅキちゃん思いっきり素手で破壊してる!!」
でもちゃんと電池がでた!!
クリス「これで今までのことを全部なかったことにできる!」
よし!あとははめるだけ・・・あれ?
カゲチヨ「これ・・・単三じゃなくて単四だ・・・」
noside
その瞬間異宙の時間は本当に止まった・・・
ゴッさん「全く困りますよ皆さん、こんな無茶苦茶されたら・・・こんな無茶苦茶な世界しょい込むくらいなら時計を守ってた方がましですよ。」
そうしてゴッさんが単三の電池をはめ込んだ・・・
ゴッさん「短い間だったけど楽しかったですよ、お父さん。」
そうして時は正常に動きだした・・・
クリス「うぇ~・・・気持ち悪い・・・」
じりりりり!
クリス「もう起きてるよ!!」
バチン!!
クリス「あれ?なんか時計持ってた気がするんだけど・・・まぁ、いいか・・・」
オーナー「おい、お前たち!家賃払え!ヨ―メイもサボるな!!」
こうして人知れず異宙の時はまた動き出したのだった・・・