妖精王としてカレコレの世界に転生した もう一つのカレコレ屋   作:ikkun

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ヘクトの最期

sideヒサメ

今日はノリコと食べ放題してたら遅くなっちゃたなぁ・・・

 

カンナ「あ、ヒサメちゃんまた食べ放題行ってたの?」

 

フィーア「店員さんの怯えた顔が目に浮かびます・・・」

 

二人も帰る時間ピッタリだったみたい。

 

ヒサメ「そんなことないよ!泣いて喜んでたし食べている間は時間が止まって欲しいよ。」

 

カンナ「それ恐怖で泣いてたんじゃ・・・」

 

フィーア「全くです・・・!そこ!」

 

不審者「ぐおっ!」

 

私の手を掴もうとしていたのをフィーアちゃんが強烈な回し蹴りで吹っ飛ばしました!

 

不審者「・・・!!」

 

不審者は腕を押さえて走り去っていった・・・

 

フィーア「ふん、こそこそと隠れての奇襲とは良い度胸ですね。」

 

ヒサメ「フィーアちゃんありがとう・・・」

 

カンナ「相変わらず殺気を読む能力半端ないね・・・」

 

そんな怖いこともありつつ夜になったら依頼をこなす。

 

カゲチヨ「よし!この山のキノコを50キロ取れば1000万もらえるんだから!!」

 

シディ「はしゃいでるなカゲチヨ。」

 

カンナ「まぁ、1000万は欲しいし熱心なのはいいことだけどね。」

 

そうしてカゲがキノコを見つけた。

 

カゲチヨ「夜にだけ姿を現すゲッコウダケ。もともと異宙のキノコでスゲー珍味らしいぜ。」

 

フィーア「そうなんですね。妖精王の森では普通に大量に生えてますよ。」

 

カンナ「三人で鍋パしたのを思い出すね!」

 

カゲチヨ「やっぱあそこってスゲーんだな・・・シディ、匂いで追えそうか?」

 

シディ「ゲッコウダケを匂いで追うのは難しいな・・・」

 

カゲチヨ「やっぱり地道か・・・」

 

カンナ「カゲチヨ、今日ヒサメちゃん誰かに腕掴まれそうになったから一緒にいてあげて。」

 

カンナちゃん・・・やっぱり頼りになるな・・・

 

カゲチヨ「マジかよ・・・わかった。お前のストーカーは大体ヤバいんだからすぐに声かけろよ。」

 

ヒサメ「心配してくれてるのはわかるけど一言余計!!」

 

シディ「夜食も作ってきたから食べて落ち着こう。」

 

フィーア「流石シディさん!準備万端!」

 

そうして依頼をこなしながら安心した私は翌日も学校に行って帰ってたんだけど・・・

 

ヒサメ「やっぱりつけられてる気がする・・・」

 

生体電流でもわかるし・・・

 

帰ってきてもやっぱり不安が押し寄せてくる・・・

 

カンナ「おーい!ヒサメちゃんなんかボーとしてる?」

 

ヒサメ「あ・・・ごめん。」

 

そうだ、カンナちゃんが心配してくれて一緒にご飯食べてくれてるんだった・・・

 

カンナ「やっぱりまだ付きまとわれてるんだね・・・まぁフィーアちゃんの戦闘能力に怯えて直接接触はしてないみたいだけど。」

 

ヒサメ「うん・・・」

 

がちゃがちゃ!

 

そんなときドアノブが鳴った!

 

カンナ「ヒサメちゃんはそこにいて!」

 

カンナちゃんが除き穴から覗いた後扉を開けて確認するけど・・・

 

カンナ「ごめん、逃げられたみたい・・・」

 

ヒサメ「ううん、カンナちゃんが冷静ですごく助かってるよ・・・」

 

その後はカンナちゃんが一緒に寝てくれたおかげか私は怖さはあっても眠ることができた。

 

sideカンナ

 

カンナ「というわけでカゲチヨにもヒサメちゃんと一緒に帰ることを義務づけます!!」

 

カゲチヨ「いきなりだな!まぁ良いけどよ・・・」

 

ヒサメ「二人とも心配かけてごめ・・・」

 

カンナ「はーい!いちいち謝らない!依頼はシディとフィーアちゃんにやってもらってるから安心してていいの!」

 

ヒサメ「そうだね。」

 

そうして学校に行くとヘクト先生がホームルームで話を始めた。

 

ヘクト「最近ストーカーの被害届が警察によく届くらしいです。もし少しでもおかしいなと思うことがあれば私まで相談してください。」

 

話が終わるとヒサメちゃんが先生にも相談したいと言ったのでついてきた。

 

ヘクト「なるほどストーカーですか・・・」

 

ヒサメ「はい、もしかしたら私の勘違いかもしれないんですけど・・・」

 

カンナ「ヒサメちゃんの勘違いが勘違いだったことなんてないでしょ?」

 

ヒサメ「そ、それもそうだけど!」

 

ヘクト「そうですね、大変です。私が同行するのでカンナさんは帰って大丈夫ですよ。大勢だと警戒されると思いますしね。」

 

ふーん・・・

 

アーシはカゲチヨと一緒に二人を離れてみているとストーカーらしき男がいてヘクト先生がそれを捕まえているところだった・・・

 

カゲチヨ「あの動きまるで来ると分かってたように押さえこまれてたな・・・」

 

カンナ「フィーアちゃんが言うには蹴ったときにかなり硬くて筋肉質って言ってたし多少空手をやってても少し苦戦するはず・・・」

 

そのままヘクト先生をつけると・・・

 

ヘクト「信頼を勝ち取るのは大変ですね・・・ですがヒサメさんに指導をするためならこの程度・・・」

 

まさにヘクト先生が男の首を枝でも折るかのようにへし折っているところだった・・・

 

カンナ「あれー先生が殺人なんてしてヒサメちゃんに何の指導をする気ー?」

 

カゲチヨ「前から怪しいとは思ってたけどな・・・」

 

ヘクト「やれやれ・・・まるでストーカですね・・・」

 

アンタに言われたくないんだけど・・・

 

カンナ「その剛力と戦闘狂な性格・・・前にヒサメちゃんが撃退したヘカトンケイルでしょ?」

 

ヘクト「完全にバレてしまいましたか・・・」

 

カンナ「カゲチヨ―アーシが前線立つからなんとかしてよねー!」

 

カゲチヨ「了解!」

 

ヘクト「馬鹿め!あのシディとフィーアさんを連れてこなかった時点で失策なんですよ!」

 

カンナ「二人係なら十分渡り合えるの!連絡もしてるしね!」

 

アーシはブレイク状態となり指先に十個の火の玉を作り出し不規則に飛ばす・・・

 

ヘクト「ぐっ・・・不規則な変化球で躱し切れない・・・ならば!」

 

地面をぶっ叩いて瓦礫で複数相殺するけど・・・

 

ヘクト「ぬおおお!!」

 

火の玉はヒットしてヘクト先生は火を消すために地面をのたうちまわる!

 

カゲチヨ「そんなに地面に転がってたら危ないぜ?」

 

ヘクト「何ッ!ぐぼっ・・・!」

 

カゲチヨが直前まで離してて這わせていた血液が針状になって隆起!ヘクトの腹を貫きました!

 

ヘクト「小癪な真似を・・・ぐっ・・・何だ足元がふらつく・・・」

 

カンナ「空気感染より傷口からの感染の方がより強くなる・・・でしょ?」

 

カゲチヨ「ハンドサインでとっさにやったけどやっぱ頭切れるよな・・・」

 

ヘクト(カンナさん・・・ヒサメさんのような天才さはないがとんでもない技巧派・・・取るに足らないと思っていたカゲチヨさんの力を最大化している・・・)

 

ヘクト「ヒサメさんの前菜にはふさわしいぃい!!」

 

ヘクトがそのまま興奮状態で突っ込んでくるけど・・・

 

カンナ「アホね、ストーカーしてて視野が狭まってるんじゃないの?地面をバカスカ殴ってくれてありがとう。」

 

ヘクト「はっ・・・!地面のひび割れから熱が・・・まさか!!」

 

その瞬間に吹き上がったのは火柱!

 

ヘクト「ぐぬぬ・・・この程度の火傷と熱で止まってたまるかぁあ!!」

 

あらあら…流石のいかれっぷりだけど・・・

 

カゲチヨ「残念だけど俺たちは王子様なんて柄じゃないんだ。最後は任せるとするさ。」

 

ガチンっ!!

 

ヘクト「何ッ!動けない・・・」

 

ヒサメ「はぁあああ!!」

 

ズガンっ!

 

ヘクト「ごぶぁ!」

 

ヒサメちゃんの電撃を纏った拳が叩き込まれる!

 

カンナ「ヒサメちゃん!そのままもう一発!」

 

ヒサメ「うん!!」

 

ビキビキっ!!

 

ヘクトの体はどんどん凍っていき氷山のてっぺんに突き出される!

 

ヘクト「動けない・・・万が一全開でも抜け出せなかったでしょう・・・」

 

ヒサメ「これで終わりだよ!!」

 

そう言ってヒサメちゃんは電撃を纏わせた砂鉄の爪で思いっきり奴を切り裂いた!

 

ヘクト「がばぁあああ!!お、みごと・・・」

 

ヘクトは思いっきり血をぶちまけて絶命した・・・

 

 

カンナ「やれやれ・・・殺しちゃったけど仕方ないか・・・」

 

カゲチヨ「警察に届けても簡単に逃げ出しただろうしな。」

 

ヒサメ「二人ともありがとう・・・」

 

カンナ「いやいや、ヒサメちゃんとの一対一でも多分完封でしょ。」

 

カゲチヨ「だよなぁ、余計なお世話って感じだっただろ。」

 

ヒサメ「えぇえ!二人とも買いかぶりすぎだよ・・・」

 

カンナ・カゲチヨ(無自覚なんだよなぁ・・・)

 

ヒサメちゃんのピュアな反応に苦笑いするアーシたちであった・・・

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